ソウルメイトにやられた。

赤本より（←こう書くと回答集みたいだな・笑）


改めて、先生すげーっと思ったという話。

で、赤本からみる八晴考察。

二人の関係は少なくとも恋人、じゃない。

「恋」じゃない
私が思う恋って、一方的に好き好き！って言う感じ。
恋してる自分が好き。的な
ストーカーもこの分類。
八晴はこれでははい。
晴香は確かにトラブルは持ち込むけど、けしてそれを丸投げしたりしない。
八雲の負担を軽くしようと奔走してる。立派な探偵助手ですよ。
八雲は…たぶん恋をしても自覚をしないタイプだと思います
ってか、『恋人対象』として認識してる人は誰一人いなさそう。

じゃぁ、「愛」か？
私はここまで止まりだったなぁ。
二人を表す単語で適切なものを書きなさい。
って…言われてでてくる単語。
「愛」「絆」「仲間」「友達」…
どれもなんか違う。
不適切ではないけれど、もっとも適切、ではない。

「愛」
確かに愛情はある。でもそれは、晴香に限ったことじゃない。
作品の中で家族愛は大きい。
それは斉藤家だったり後藤家だったり…。ゆがんだところなら親父殿と
美雪姉ちゃんも…愛だ。

愛は恋とは違って…見返りを求めない…と思う。
大きな意味ではこれが一番しっくりくるけど…定義が広すぎる。

「仲間」
もしかり。それこそ、大人数。
真琴さんや石井さんだけでなく、畠さんや英心さんあたりまではいる。


「友達」
そんな差し障りのない、ありきたりな単語じゃ足りない。

「絆」
この人は僕の絆です…っていわないよね？
ひとと人とを結んでるのが絆、でも関係が絆…とは言わない。
絆で結ばれた関係…といえばはなしは別だけど、長ったらしいしなんか、ぼんやりしてる。


二人を示す、もっとも適切な単語は何か。


答えはやっぱり先生がだしてくれた。


「ソウルメイト」


正直、しびれた。


これが先生からでた言葉ならもう、一生ついていく！その覚悟ができた。

文庫だろうが単行本だろうがかってやんよ！

たとえこれが編集者さんが出した言葉でも…しびれるね。


電波が来たっていうか…

これだぁーー！！！って感じ。


「ソウルメイト」には賛否両論あるみたいですがね。

私は↑の通り賛成です（笑）


悪い言い方かもしれませんが…

この二人に恋なんて俗っぽい言葉は…似合わない。

誰それが好きだとか、どこの誰と誰がくっついたとか…。

建前や見栄や…衝動じゃないのよ。


比較をするとね。

真志はソウルメイトか…っと言われると（今の段階では）否
偶然出会って、志乃が事務所に依頼をしなければ…他人のまま。
あそこで出会ったのが運命だと…いってもいいけれど。
なんせ片割れは、運命さえ変えちゃう無鉄砲男だから（笑）
運命だの何だのって、ばからしいって笑い飛ばしそう、彼は（笑）

八晴はね。
生まれる前から知り合いだった。
これって、本人たちにはどうしようもないことじゃない？
母親同士が知り合い。
近所同士なら不自然じゃないけど、長野と東京。
しかも親交は続いてた。
そんな二人がたまたま同じ大学に通って…あの日たまたま、知り合った。
そしてたまたま、事件に巻き込まれていった。
しかもそんなことがたまたま、何度もおきた。

……できすぎでしょ（笑）


「たまたま」が重なりすぎてる。
推理小説だと却下されそうなぐらい「たまたま」が重なっている。
あり得ないはなしにみえるけど…
実際、あってもいいと思うよ。

そうなる何か、があったと考える方が自然。
それが、ソウルメイトっていう単語が出てきたゆえんかと。

魂がつながってるんだよ。


魂がつながってたら…そう簡単には離れない……だろうけど…。
彼女は僕のソウルメイトです
っといって、周囲が納得するには限度がある。

一人身ならいい。

八雲は（晴香以外の誰かと結婚するぐらいなら）独身を貫きそうだし。

でも、どっちかが結婚したあとでも、そういう関係が続くかと言えばそれはない。
兄弟ならまだしも、赤の他人が自分のパートナーと密会していたら気分がいいもんじゃない。

二人は、学生時代のように喋ってるだけで二人はがよくても、世間が許さない。

…かな（笑）

それならいっそ結婚しちゃえ！っと言う論理は前のＳＳの終わりに書いたかな？

でも、落ち着きどころはここだと思う


あ、そういえば…。
晴香の誕生日、八雲と一緒だったら萌える（笑）

まさにソウルメイト！（笑）



あぁ、オフィス神永に就職したい（笑）