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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2010年05月19日 (Wed)


さてさて…。
今日はおやすみでした!
ずっとサイトいじってたけど進歩なし(爆)
書庫がー!!うーん…


さてご存知、私の仕事は給食のおばちゃんです(笑)
でね、学校なんですが…小中合同なんですよ。学校(少ない故)

リアル理科室が近く(ぶっちゃけ給食室の隣)にあるのっ!

斎藤先生っ!!

同じフロアに音楽室があるのっ!
小沢先生ー!

っと…煩悩だらけ(笑)

だって、洗い物とかは手だけ動けばいいんだもん(笑)


そういえば、来週からテスト週間らしいですよ。中学生は!

高校生は終わったみたいですがね。

さて、そんなネタ。(何)

第八

パロディですみません(苦笑)
本家は要リハビリなんだ…。




テスト第一日。
三年生のテストの解答用紙を抱えて、斎藤先生こと八雲は廊下を歩いていた。
答えあわせはさっさとやってしまうにかぎる。
明日もテストであるため、放課した学校には生徒の姿はなかった。
が、聞こえてきたのは…なにか楽器の音。
ピアノだろうと思うが…
ピン、ドン、パン

曲を…間違えたらしく、メロディが不快な音で遮られた。

八雲は階段の前で足を止めた。

目的の理科準備室は二階、音楽室は一階だった。

音楽室にいるのは音楽の先生ではないらしい…

なおかつ、音楽室の鍵を持っているのは…限られている。

そういえば、職員室に彼女は居なかった。

「やれやれ」
八雲は足を音楽室に向けた。

ピアノはまた聞き慣れない曲を奏で始めていた。

また音が外れた。

曲名が分からなくても、音が違うのは分かる。

八雲は迷わず音楽室に入って、ピアノを見た。

あたり、だった。

「八雲君!?」
声と不快な音が重なった。

「斎藤先生…だろう?」
八雲が訂正すると、小沢先生こと晴香はムッと膨れた。
大学からかわってない表情に内心笑いながら、八雲は口を開いた。
「一体なにをやってるんだ?」
「斎藤先生こそ、音楽室になにかご用ですか?」
「音楽室の幽霊の正体を暴きに。」
八雲がそう言うと、晴香は眉間にシワを寄せた。
「誰も居ないはずの音楽室から聞こえるピアノ。学校の七不思議だな」
幽霊が危害を加える事はないと…八雲はよく知っているはずだった。思いの塊なのだから。
「…ずいぶん、間違いの多い幽霊だったがな。」
「……しょうがないじゃない、ピアノ弾かなくなっちゃったんだから。」
やっと、ピアノをだしに話をしにきたのだと気が付いて、晴香はそう返した。
「小学校では毎日弾いてたけど…いまはそれもないし。」
「だから、練習か…わざわざ野村先生に頼んでか?」
「だって、部活が休みじゃないと無理でしょう?」
「相変わらず、呑気だな」
八雲はそういうと、ピアノの近くの机に腰掛けた。
「こら、机に座らない!」
すぐさま、小沢先生の注意が飛んだ。八雲は苦笑いして、ピアノの近くの椅子に座った。
「斎藤先生こそ、こんなところにいていいんですか?」
ちらっと…八雲が持っている束をみて…
「テストでしょう?それ。」
「あぁ、答え合わせ…だ。」
そういうと八雲はにやっと笑い…
「ここでしても良いな。」
っと言った。
「ダメです。野村先生がきたら何ていうの。」
「BGM代わり。」
「却下。」
その言い方が…自分に似てる気がして、八雲は笑ってしまった。
「なにがおかしいのよ?」
「いいや、しょいがないから出ていってやるよ。」
「しょうがないって…。」
晴香は不満げに頬を膨らませた。
「ま、家に帰ったら離してやらないから覚悟しておくんだな。」
「はいは…って、何っ!?」
「今日行くから覚悟しろって事だな。じゃあな。」
「ちょっ、八雲くっ…」
立ち上がった途端、強烈なキスをされた。
「これは予行ってことで。」
長いディープキスの結果。
へなへなと座り込んだ晴香をみて、八雲はにやっと笑った。
「待ってるぞ、小沢センセ。」
耳元にそう囁かれてますます骨抜きになってしまった。


(不意討ちは反則なんだってばっ!!!)

口に出せない叫びが晴香の中でぐるぐるしていた。


帰宅したら、間違いなく八雲はいるだろうと…思うと嬉しいような複雑な気持ちだった。


END

晴香は、音楽の先生でもよかったかもーっと思う(笑)


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