ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
年末年始はなし―。
掃除の後(笑)
短めです。失礼(笑)
書いてないところは妄そ…いや想像で補ってくだしませ。
掃除の後(笑)
短めです。失礼(笑)
書いてないところは妄そ…いや想像で補ってくだしませ。
掃除が終わると、すっかり日が暮れていた。
「さて、買い物行こう?」
「…買い物?」
「うん。だって、冷蔵庫の中、空じゃない。」
「…………。」
そうだったか…と、後ろから覗き込む。
「あるじゃないか。」
「ないよ。これで何、作るの?」
卵に牛乳。パンに…野菜がちらほら。
「…十分できるだろ。」
野菜炒めに…ご飯はある。晩御飯はその程度で十分だ。
「…私は帰らなきゃ駄目なの?」
「………………。泊まるつもりなのか?」
「…だめなら帰るけど…。」
っと、そんな顔で言われたら駄目と言えるわけがない。
ため息をついて…踵を返した。
「八雲君?」
「………鍋でいいな?」
振り返って八雲はそっけなくそう言った。
そっけないのを装っているが晴香の顔色をうかがっているのが分かる。
「…うんっ!」
飛び上がるように晴香は立ち上がった。
「床が抜ける。飛び跳ねるな。」
「そんな重くないし、そんなに、脆い作りになってないでしょ。」
「………。買い物いくぞ。」
「まって、八雲君!」
嬉しそうに…晴香はそう言ってあわててコートを羽織った。
そうして、鞄をもって…玄関で待っている八雲の元へと駆け寄った。
あいにく、八雲の部屋には炬燵がない。
リビングにある机のしたに毛布を持ってきて、二人で足をつっこんだ。
机の上には鍋とガスコンロ。
「わー八雲君の足冷たいー。」
「…人の足で遊ぶな」
「足冷たすぎない?大丈夫?凍傷とかなってない?」
「ここは君の実家ではない。東京だ」
「…もう、心配してあげてるのに。」
そういうと、もそもそと毛布を引き上げてた。
「鍋はまだか?」
「もうちょっと。白菜に火が通ったらいいよ。」
蓋をあけて、その白菜をチェックする。
「んー…」
「もういいだろう?」
「だめ、もうちょっと。」
「…白菜をよければいいんじゃないのか?」
「もう、そんなお腹すいてるの?」
「空いてる。…というか、鍋を放置して、そっちを優先してもいいんだが?」
にやり…と笑った八雲のその笑顔で、晴香はさっした。
なんせ、付き合いは長いのだ。
「な、鍋もういいよ!」
「…物分かりがいいじゃないか。」
再びニヤッと笑って…お玉を手にとった。
すぐそういう話にもっていく…と思いながら、鍋をかきまぜた。
風呂に入って…晴香に風呂を勧めた。
寒いので、寝室のエアコンをつけ、ベッドにもり込んだ。
そこまでは、覚えている。
「…………。」
気がつけば、狭いシングルベッドに晴香がもぐりこんでいた。
温かい…と思う。
「あ、起きた…?」
「…何時だ?」
「……11時。もう少しで大みそかになるよ。」
「君は…」
「…なに?」
「…実家、帰らないのか?」
がりがりと頭をかいて八雲はそう聞いた。
眠気はまだあるが…彼女が寝ていないのに寝るわけにはいかない。
「うん。今年は帰らないって言ってある。」
「……そうか。」
嬉しい半面…家族を大事にしてほしいとも思う。
特に、彼女の実家は蕎麦屋だ。忙しいだろうに…
「いいのか?」
「ん…。」
返事の代わりに、軽くキスをされた。
「…二人でいたいの。」
嬉しいことを、言ってくれる。
そう思いながら、晴香をぎゅっと抱きしめた。
「八雲君?」
戸惑いながらも…晴香は名前を呼んだ。
視線が合い微笑みあった。
「明日は、家、来て?」
八雲の背中に、腕をまわして…晴香はそう言った。
「………何があるんだ?」
「…おせち作ってるから。」
「…おせち?…」
「うん。いろいろ。」
「…それは…楽しみだな。」
耳にそう囁いて…首にキスをした。
「…食事は、明日の楽しみするとして…」
身体を回転させて、ぽすんっと…枕に晴香の頭を乗せる。
「先にこっちのお楽しみをしようか?」
八雲はにやりと笑って…キスをした。
返事や拒絶は…晴香の口から洩れないまま…キスでからめとられていった…。
「さて、買い物行こう?」
「…買い物?」
「うん。だって、冷蔵庫の中、空じゃない。」
「…………。」
そうだったか…と、後ろから覗き込む。
「あるじゃないか。」
「ないよ。これで何、作るの?」
卵に牛乳。パンに…野菜がちらほら。
「…十分できるだろ。」
野菜炒めに…ご飯はある。晩御飯はその程度で十分だ。
「…私は帰らなきゃ駄目なの?」
「………………。泊まるつもりなのか?」
「…だめなら帰るけど…。」
っと、そんな顔で言われたら駄目と言えるわけがない。
ため息をついて…踵を返した。
「八雲君?」
「………鍋でいいな?」
振り返って八雲はそっけなくそう言った。
そっけないのを装っているが晴香の顔色をうかがっているのが分かる。
「…うんっ!」
飛び上がるように晴香は立ち上がった。
「床が抜ける。飛び跳ねるな。」
「そんな重くないし、そんなに、脆い作りになってないでしょ。」
「………。買い物いくぞ。」
「まって、八雲君!」
嬉しそうに…晴香はそう言ってあわててコートを羽織った。
そうして、鞄をもって…玄関で待っている八雲の元へと駆け寄った。
あいにく、八雲の部屋には炬燵がない。
リビングにある机のしたに毛布を持ってきて、二人で足をつっこんだ。
机の上には鍋とガスコンロ。
「わー八雲君の足冷たいー。」
「…人の足で遊ぶな」
「足冷たすぎない?大丈夫?凍傷とかなってない?」
「ここは君の実家ではない。東京だ」
「…もう、心配してあげてるのに。」
そういうと、もそもそと毛布を引き上げてた。
「鍋はまだか?」
「もうちょっと。白菜に火が通ったらいいよ。」
蓋をあけて、その白菜をチェックする。
「んー…」
「もういいだろう?」
「だめ、もうちょっと。」
「…白菜をよければいいんじゃないのか?」
「もう、そんなお腹すいてるの?」
「空いてる。…というか、鍋を放置して、そっちを優先してもいいんだが?」
にやり…と笑った八雲のその笑顔で、晴香はさっした。
なんせ、付き合いは長いのだ。
「な、鍋もういいよ!」
「…物分かりがいいじゃないか。」
再びニヤッと笑って…お玉を手にとった。
すぐそういう話にもっていく…と思いながら、鍋をかきまぜた。
風呂に入って…晴香に風呂を勧めた。
寒いので、寝室のエアコンをつけ、ベッドにもり込んだ。
そこまでは、覚えている。
「…………。」
気がつけば、狭いシングルベッドに晴香がもぐりこんでいた。
温かい…と思う。
「あ、起きた…?」
「…何時だ?」
「……11時。もう少しで大みそかになるよ。」
「君は…」
「…なに?」
「…実家、帰らないのか?」
がりがりと頭をかいて八雲はそう聞いた。
眠気はまだあるが…彼女が寝ていないのに寝るわけにはいかない。
「うん。今年は帰らないって言ってある。」
「……そうか。」
嬉しい半面…家族を大事にしてほしいとも思う。
特に、彼女の実家は蕎麦屋だ。忙しいだろうに…
「いいのか?」
「ん…。」
返事の代わりに、軽くキスをされた。
「…二人でいたいの。」
嬉しいことを、言ってくれる。
そう思いながら、晴香をぎゅっと抱きしめた。
「八雲君?」
戸惑いながらも…晴香は名前を呼んだ。
視線が合い微笑みあった。
「明日は、家、来て?」
八雲の背中に、腕をまわして…晴香はそう言った。
「………何があるんだ?」
「…おせち作ってるから。」
「…おせち?…」
「うん。いろいろ。」
「…それは…楽しみだな。」
耳にそう囁いて…首にキスをした。
「…食事は、明日の楽しみするとして…」
身体を回転させて、ぽすんっと…枕に晴香の頭を乗せる。
「先にこっちのお楽しみをしようか?」
八雲はにやりと笑って…キスをした。
返事や拒絶は…晴香の口から洩れないまま…キスでからめとられていった…。
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