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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2006年12月10日 (Sun)
拍手&コメントのお返事終わりました。

お帰りなさいをたくさん言われました。
昨日は笑顔でただいまが言えたのに、
今日は泣き顔でのただいまになってしまいました。
もちろん、嬉し涙、ですよ。


私は本当に果報者です。
ありがとうってどれだけ言っても足りません。
言えば言うだけその言葉の意味が軽くなってしまうような気がするのですが私は感謝の言葉をそれしか知りません。

だから言います。ありがとう、ございます。


お礼、何かしたいな…と、思いました。

最初に浮かんだのはクリスマス。今から何か考えるかな…?
次に浮かんだのが物凄い趣味に走ったもの(苦笑)
その名もパロディ路線まっしぐら!お屋敷物語(仮)…なんつー安直なネーミングセンス(汗)

舞台は不明(爆)中世ヨーロッパでも現代でもいけそうなんですが…

キャスト
八雲:お屋敷の若旦那
晴香:お手伝い
恵子:同上
雅也:厨房担当
石井:食材とか雑貨とかを定期的に運んでくる仕事…(職業名が浮かばない…なんだろう?)
後藤:庭師兼雑用
一心:執事
親父殿:八雲の父
奈緒:八雲の妹
美雪:八雲の姉

親父殿と美雪姉ちゃんは仕事でめったに家にいなくてさ、家での仕事は殆ど八雲がやってるの。
八雲に美雪を「姉上」と呼ばせたい。晴香に八雲を「若旦那様」と呼ばせたい。奈緒に八雲を「お兄様」と呼ばせたい。
一心は他の人の目があるときは八雲様って呼んでさ、ひと目がなくなると八雲って呼ぶといいよ!(小さいころから知ってる設定でさ!)
後藤さんは主従関係なのに始終八雲って呼び捨てがいいよ!(一心さんと同じ理由で!)
「若旦那様」から「八雲様」、それから「八雲」に呼び方が変わるといいよ!晴香は(笑)
身分差の恋は果たして実るのか!?
ここまで思いついた所要時間約2分(苦笑)
さぁ、どっちがいいですか!(爆)

嘘です。冗談です。大人しくクリスマス考えます。(汗)
あぁ、でも書きたいな…(ぼそり)

長くなりましたがもうひとつ。今流行ってる(?)心霊探偵八雲成分解析、やってみました。
右が本名左がHNね。



古谷綾の60%は嘘で出来ています
古谷綾の23%は一心さんの魅力で出来ています
古谷綾の9%は一心さんで出来ています
古谷綾の8%は石井刑事で出来ています

○○○の89%はハッタリで出来ています
○○○の5%は晴香のこける回数で出来ています
○○○の4%は両目が赤い男(八雲父)で出来ています
○○○の2%は奈緒ちゃんで出来ています

古谷 綾の69%は欲望で出来ています
古谷 綾の20%は畠さんで出来ています
古谷 綾の8%は晴香で出来ています
古谷 綾の2%は後藤刑事で出来ています
古谷 綾の1%は梓で出来ています

○ ○○の69%は媚びで出来ています
○ ○○の14%は石井のこける回数で出来ています
○ ○○の7%は両目が赤い男(八雲父)で出来ています
○ ○○の7%は石井刑事で出来ています
○ ○○の3%は明美で出来ています
古谷 綾の67%は華麗さで出来ています
古谷 綾の19%は明美で出来ています
古谷 綾の8%は奈緒ちゃんで出来ています
古谷 綾の6%は晴香で出来ています

○ ○○の55%は気合で出来ています
○ ○○の30%は晴香のこける回数で出来ています
○ ○○の7%は奈緒ちゃんで出来ています
○ ○○の7%は後藤刑事で出来ています
○ ○○の1%は晴香で出来ています

上からスペースなし全角スペース半角スペースです。

どれでやっても半分以上が具体的な人じゃないってどうですか(笑)
69%の欲望と55%気合は当たってるかもですが(笑)媚って…嘘って…ハッタリって(しかも89%)
古谷 綾(半角)で女性陣で埋まったのは華やかでいいんですが
今度から名乗るときは古谷 綾(全角)で名乗ろうと思います。
だって欲望69%畠さん20%ですよ?(笑)いい感じなこわれ加減が表現できるかと(爆)
でも古谷綾だと一心さん率高いんですよね(笑)これはこれで嬉しい。

さてオチとなるもうひとつ。

Amour Doux の64%は砂糖で出来ています
Amour Doux の22%は後藤刑事と奥さんの交換日記のページ数で出来ています
Amour Doux の9%は梓で出来ています
Amour Doux の4%は明美で出来ています
Amour Doux の1%は晴香で出来ています

本 望 だ っ !!


(実はこれが一番ウケた・笑)



さて、久しぶりの小説です!
6巻直後ネタ。(未読の方ごめんなさい。)

423ページから読んだのち、どうぞ!





庫裡で話をしているであろう人の話し声はここ、本堂まで聞こえて来ず本当に静かだった。
「…我慢、しなくていいんだよ?」
八雲の嗚咽を聞きながら晴香はそう言った。
まだ我慢をしてるのを知ってるから、本当に強がりなのを知ってるから。
晴香は腕を離した。ビクッと八雲の身体が強張るのが見えた。
「大丈夫だよ。」
そう言いながら八雲の正面に陣取りまだ蹲っている八雲の背中に腕を回した。
「あなたは、一人じゃない。一人で全部、抱え込まなくて…いいんだよ?」
まだ顔を上げない八雲の髪を指でゆっくり梳き頬に指を滑らせた。
頬から目元に上がっていくにつれ指先に感じた水拭う。
八雲の手がその晴香の手首をぎゅうと握った。
まるですがりつく様にそれが全てだといううように…。
「…八雲、君」
手を下に滑らせて顎のラインを撫でるようにしながらゆっくり持ち上げる。
思ったより素直に上を向く八雲の顔。
目が合う。
薄暗い本堂の中ですら、その目に涙を蓄えていることと
それが流れ落ちて成した銀の筋もはっきりと見えた。
赤と黒から流れ落ちる銀の筋が伝う八雲の顔は今までに見たどんな表情とも違った。
「ねぇ。…泣きたい時は、思い切り泣いていいじゃない。」
その筋を指で塞き止め、払い、晴香は八雲の頭を掻き抱いた。
右手で八雲の頭を肩に押し付け、左手で抱えるように腕を回す。
決して大柄じゃないその身体。片手だけでも充分抱きしめられる。
ガラスのように繊細で、陶器のように白いその身体を晴香は力の限り抱きしめた。
「…―――っく…」
八雲も晴香の小さい身体に腕を回し…痛いぐらい強く抱きしめた。
「大丈夫。」
ゆっくり八雲の髪を梳く晴香の言葉が引き金だった。
「っ――…ぁあっ…!!」
呻き声のような声がすぐ耳元で聞こえた。声の限り泣く…という表現が正しいと思うような泣き方。
晴香の肩に顔を埋め強く強く抱きしめたまま八雲は泣いた。

高い天井に響く声

冷たい床と独特のひんやりとした空気の中、八雲の身体だけが熱かった。

このまま、二人でひとつになってしまえばいいのに

晴香は、本気でそう思った。



八雲は空っぽになるまで、泣き続けた。



晴香は、はーっ…はーっという荒い呼吸と微かなしゃくりあげる音を聞いていた。
「…ゆっくりでいいよ。私はどこにも行かないから。」
髪を撫でていた腕も背中に回しゆっくりゆっくり撫でていく晴香。
「泣かなかったんじゃなくて…泣けなかったんだよね。忙しすぎて」
そう、今日までめぐるましく、いろんなことがありすぎて泣いている暇なんてなかった。
そうするうちに泣く事を忘れてしまっていたのかもしれない。
そんな事を晴香は思った。
「……………。」
喋る気がないのか言葉が出ないのか分からないが八雲は何も言わない。
「大変だったもんね。いろいろ。…でも、もう我慢しなくても、いいんだよ?」
そっと八雲の肩に手を掛けゆっくり押す。目を真っ赤にした八雲の顔が見えた。
「八雲君は、八雲君のままでいてください。」
コツンとおでことおでこをくっつけてそう言う晴香。
「私は、そのままの八雲君がもっと知りたいよ。」
目を閉じたまま穏やかにそう言う晴香。
「…………。」
八雲の腕が伸びできて、晴香の身体を抱きかかえた。
先ほどまでの痛いぐらいの抱擁とは違う、優しいもの。
不思議と、安心できるその感覚に晴香は目を閉じたまま身をゆだねた。
「……僕が」
すこし擦れて、小さい声が晴香の耳に届いた。
「?」
不思議そうに顔を上げた晴香。
「…僕が、榊原医師に言った言葉を覚えてるか?」
八雲の指が頬を顎をゆっくり這う。
その指は熱く脈打っている身体と対照的に冷たくて思わず身体が震えた。

八雲の言葉を思い出すべく記憶を蘇らせる晴香。
数秒の間があって

『どんな人間にだって、愛する人はいるんです』

二人の声が重なって、消えていった。

「……僕にもいる。」

ぽつりと八雲が呟いた。
「八雲君?」
「………。」
晴香の問いかけに答えないまま八雲はまっすぐに晴香を見つめた。

そして、触れていた。

唇に唇が

ほんの数秒だったんだろう。
その間に、隙間風が入り込んでひゅうと音を立てて去っていった
目を閉じるのも忘れて晴香は呆然としていた。薄く目を開けている八雲がはっきり見える。
それは随分長い時間のように感じた。それは自分の願望なんだろう。か……

「やっ!八雲君っ」
自由になった口から出たのは色気も何もない言葉。
今のが夢や幻想じゃないと、八雲の口から言ってほしくて名前を呼んだがそれから先が続かない。
ドクドクと心臓の音が妙に煩かった。
「嫌なら…悪かった。」
いつもみたいに素っ気なくそう言う八雲。それでも、その言葉には微かな悲しみを孕んでいた。
「嫌じゃない!嫌じゃないよ。」
「………。」
声を荒げる晴香に一瞬驚いた顔をする八雲。
「信じられなくて…。私…」
言葉を発すると不思議と涙が溢れた。悲しくなんてないのに。
八雲は困ったような顔で晴香を見つめていた。
「…だって、だって。…ずっと分かんなくて。八雲君が、何考えてるのか…私のことどう思ってるのか…分かんなくて…。」
「…もういい。今まで、悪かったな」
泣いている晴香の顔をぎゅうと自分の胸に押し付けて八雲がそういった。
「…八雲君。」
「はっきり言って、これが恋とか、愛とか…言うのかは…僕にはまだ分からない。ただ、これだけは、はっきり言える。」
目と目が合う。

「…僕の、一番大切な存在は。君だ…晴香。」


END

あのあと、こんなんだったら…いいな。




おまけ


「そろそろ、戻ろう?」
「…あぁ、そうだな」
八雲は平然と立ち上がるが晴香は座ったままだった。
「どうした?」
「足…痺れた。」
恥ずかしそうにポツリと言う晴香。
「………(苦笑)」
「大丈夫。立てるよ。」
「無理にすると転ぶ」「きゃっ」(グラッ)
「おい!」
どてーん☆(笑)
「…言わんこっちゃないだろう?大丈夫か」
「う、うん。ごめ……っ(赤)」
『……………』
「い、いつまで乗ってるんだ!早く下りろっ!」(真っ赤)
「うっ、うん!ごめん!」(こっちも真っ赤)


押し倒しちゃいました。ちなみに晴香が上ね。(笑)ベタですみません(汗)
そっから先はだめだよ、本堂なんだから。


この後足が痺れてる晴ちゃん、お姫様抱っこで連れて帰るといいよ。庫裡まで(笑)
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おかえりなさい
はじめまして。
いつも綾さんの小説楽しみにしてます。
またこれから綾さんの小説読めると思うと楽しみです。
ヒロ 2006/12/11(Mon)23:32:10 編集
Re:おかえりなさい

ヒロさん。はじめまして。
拙文にもかかわらずそう言ってくださってありがとうございます!
ご期待に沿えるような作品を書けるかどうかは分かりませんが(なにせ趣味に走ってるもので・汗)
がんばりますので、呆れずにお付き合いくだされば幸いです。
そして、ただいま。です
【2006/12/18 11:53】
嬉しいです☆★
はじめましてですが、紗奈です♪
綾さんの『八晴』いつも楽しみにしています☆陰ながらですが(笑)

言い遅れましたが、お帰りなさい。 です<(__)>


†紗奈†
紗奈 2006/12/11(Mon)22:31:56 編集
Re:嬉しいです☆★

紗奈さん。はじめまして。コメントありがとうございます!
いつも楽しみにしてくださっているとの事、ありがとうございます。
今回の一件で本当に多くの人に支えられているんだと実感しました。
陰ながらでも応援してくださることが嬉しいです。
そしてこちらも遅くなりましたが。
ただいま、です。
【2006/12/18 11:43】
綾さん最高☆
はい★お久しぶりです!
綾さんの小説をまた読めて嬉しいです♪
6巻の後…私も綾さんのような感じを期待していたり☆…(笑)八雲の大切な人は晴香だと絶対に思ってます☆勝手に(笑)
綾さんの小説毎日楽しみにしてますよ♪
おまけの八雲と晴香もさすが綾さんです!お姫様抱っこ☆八雲やっちゃいなさい!(笑)
晴香母はきっと陰で見てるはず!で、後でからかわれるはず(笑)
八雲が好きな人がいて、こうして小説を書いてくれていることが嬉しいです♪
返事なんて遅くたって、してくれるだけで嬉しいです★いつでも待ってますよ!
夜空 2006/12/11(Mon)01:18:19 編集
Re:綾さん最高☆


夜空さん。お久しぶりです!
お言葉に甘えてお返事が遅くなりましたが(汗)
これは、とりあえず復活したら真っ先に書こうと思っていたネタです。
恵子さんが見てた設定は、私もそう思います!
密かに、書こうかと思ったんですが、シリアスシーンなので引っ込めました。
なのでおまけは、はっちゃけて(笑)
これからも私の八雲好きは続くと思うので、お付き合いくださいませ。
【2006/12/18 11:32】
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