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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2006年12月13日 (Wed)

お礼のクリスマス話。何とかお届けできそうです。うん。
2パターンほど考え中、同棲設定とそうじゃないのと。
1つしかなくなってたら間に合わなかったんだなと思ってください(苦笑)

それに伴い、ちょっとここも改造します。
以前もお話ましたが、ここは短編小説置き場として八雲コンテンツの1つとなる予定です。
よって長編、連載それと未来・斉藤家。頂き物は本館の別ページにUPする形になると思います。
クリスマスも本家の方にUPの予定。そのときはちゃんとお知らせします。
まだまだ作業中ですがね(苦笑)


話は変わって質問なのですが…。
雑誌掲載された漫画って必ず単行本化されるものなんですか?
いえ…私、漫画雑誌を買って読んだことがないので…どうなんだろうと思いまして。
八雲の漫画化に関して、単行本になるんなら雑誌は立ち読みでいいかと…思うのですがそうじゃないなら買わないと…と(苦笑)
もし後者だったらお財布に痛いなぁ。

話は変わるのですが昨日カウンターが恐ろしいぐらい回ってたんですが……っ!
最近、以前に比べてカウンターの周りがめっきり増えていたのですが…昨日は過去最高を叩き出しました。そして…今日はそれをまた更新しました。
ありがたい、ことです。
………。
自分ひとりでサイトやってるなんて思ってた以前の自分が馬鹿みたいに思えます。
たくさんの人に支えられてるんですよね。うん。それをちゃんと自覚しなきゃ。

日々精進、日進月歩が座右の銘の古谷です!(変なくくり方・笑)


そして…
誰かピンクの世界にご一緒しません?(爆)
変な誘い方はやめましょうね。自分(笑)
↑はチャットしましょ~とのお誘いです。(分かった方は是非!・笑)
凹んでた期間、12時間睡眠という恐ろしい事をしてたせいか最近夜寝れないんですよね(苦笑)
今なら24時間でも耐えられる気がします(笑)

言いたい事は以上かな~。
というわけで

拍手お返事&しょうみさんへ私通(笑)

白川さん
拍手ありがとうございます~。ここではお久しぶりですね。
もう6巻のあのシーンを見せられたらそう思いますよね!
晴香の弱点は首に一票っと…(笑)


20時:タイムリーでびっくりしました。黒八雲(苦笑)
そして晴香の弱点に二票目入りました~

もう決定です、決定!先生がなんと言おうと!(笑)
晴香の弱点は首!


しょうみさん。
いえいえ。あの顔文字は、左が本体(身体)で右が魂で。両方私です(笑)
左の方はね~ホントは抱きつきに行きたいのにツンツンしてるのですよ(笑)ある意味自主規制?(笑)
しょうみさんは画面の右の方にいらっしゃると思われます(笑)
って、分かりにくくてすみません(苦笑)
抱きつき来ます?抱き心地はいいと思いますよ、お肉が付いてて(何でそんなリアルな話・笑)
いや!しょうみさんちの八雲も充分ですよ!ブラックールですよ!(←変な造語)
WEB拍手のとかっ!(ぱちぱちするたびににやけてます。)
書くコツは…やぱりその気(アダルティ思考)で書く(爆)ですかね?
まぁ、その気になりすぎて暴走するのがいつもの私ですけどね(汗)
そして、パロ賛成意見来た!!(笑)
中世ヨーロッパですか!そうか、うん。やっぱりそっちがいいですよね!
あの後、敦子さんは奈緒ちゃんの世話係で~真琴さんは…親父殿の秘書…か街の雑貨屋の看板娘か…といろいろ想像が膨らんでおります(笑)
ふふっ…ご期待ください(笑)

ご心配おかけしましたが、元気です!
………元気すぎて困るぐらいです(笑)


さて、昨日言ってたトラウマ話。

6巻未読の方は分かりにくいかも。

同棲設定

事実をありのままに記憶する脳

記憶の奥底に眠る…恐れ、不安。

それがふとした瞬間に蘇る…


心的外傷トラウマ)

個人にとって心理的に大きな打撃を与え、その影響が長く残るような体験。




「いい、匂いだな。」
八雲がそう言いながらキッチンへと入ってきた。
「ようやく起きた。長いお昼寝だったわね。」
子どもみたい。と…晴香が言う。
それを聞いて八雲が複雑な顔をする。喜んでいいのか怒るべきなのか悩んでる、そんな顔。
それがおかしくて、思わず笑ってしまう晴香。
「今晩はカレーだな」
「そ。明日忙しいから作り置き。」
さてと。出来上がり。
そう言って晴香は鍋の火を落とし食器棚へ向かう。
「……。」
そんな晴香を見て、八雲は冷蔵庫を開けた。
案の定、そこにはガラスの容器に入ったサラダが出来上がっていた。
どんな彼女は手抜きをしない。見た限りじゃ、奥の鍋にスープも作ってある。
「あ。八雲君サラダ出して?それと、梨があるからそれも。」
「分かった。」
そんなこと、頼まなくてもするのに。
そう思いながら八雲はそれを取り出し冷蔵庫を閉めた。
「ありがと。」
にこりと笑いそれらを受け取ろうとするが。
「これは僕が剥く。」
サラダだけ渡し、八雲はまな板に向かった。
「うん。お願いね。」
そう言い、先ほどより上機嫌でテーブルセッティングを始める晴香。
本当にマメな奴だな。
八雲はそう思いながらぺティナイフを取り出す。
晴香は器用に包丁で剥くが八雲は言うほど上手くない。
それでも並みの男性よりは器用な八雲はするすると梨の皮を剥いていった。
「はい。お皿ね。」
コトッとまな板の横にガラスの容器が置かれる。
「あぁ。ありがとう」
晴香のほうを向いて八雲がそう言う。
その拍子に、銀の刃が部屋の明りを受けて光った。
影のようにまとわり付いて
ふとした拍子に…襲い掛かる

びくんっと…晴香の身体が強張った。
「…どうした!?」
「い…やっ」
何かを恐れるように数歩後ずさる晴香。
「おい?」
怪訝そうに声を掛けるがまるで聞いてないかのように一点を見つめ続ける
「いやっ!しまって。お願い!」
「しまうって…何を?」
「ナイフ…嫌…怖い…。」
ぎゅっと目を閉じその場にへたり込んでしまう晴香。
「………。」
理由は分からないがとにかくこれが原因らしい。
八雲は手に持ったぺティナイフを洗い元通りに直した。
「しまったぞ。どうしたんだ…?」
まだへたり込んでいる晴香をしゃがみこんで見つめる八雲。
「…だって…あれで、人を…殺せるんだよ?」
弱々しげに聞こえてきたのはそんな言葉。
晴香の脳裏に浮かんだのは
ICUの中ベッドに横たわる一心。
そして、美雪に襲われた八雲の姿だった。
一心が刺されたのもナイフ
八雲が襲われたとき使われたのもナイフ。
「……怖い…っ。」
ぎゅっと八雲のシャツを握り締め呟く晴香。
「………。」
何を恐れているのか察した八雲は黙って晴香の背中に腕を回した。
薄暗い病院で…振り下ろされたナイフは
瞬間、光を放った。
それがさっきの光と同調した。
「分かってても。…怖かった。」
「…大丈夫だ。」
「大丈夫だって、分かってても!防刃ベスト着てるの分かってても!…それでも……怖かった。」
何を言っても慰めにならない気がして…八雲はただ抱きしめる腕に力を込めた。
「もし、…いなくなったら、どうしようって…考えたら…大丈夫だって分かってても……私…。」
「…もういいよ。分かったから。」
いつになく優しい声で八雲がそう言う。
「やくも…」
「……僕は、ここにいる。」
その言葉を受けてコクリと頷く晴香。微かに肩が震えてるのを八雲が見逃すはずがなく
「…泣くな。大丈夫だ。」
再びこくんと頷いて胸に顔を押し付ける。
暫くして、顔を上げた晴香はにこりと笑って見せた。
「もう、大丈夫。」
「そうか…」
それが無理に笑ってると、分からないほど浅い付き合いではない。
「それはそうと…包丁は怖くないんだな?」
「…うん。」
という事は刃物恐怖症じゃない。ぺティナイフだって包丁と形は対して変わらない。
「ひょっとして……僕が持つからいけないのか?」
「…多分。」
「……。困ったな、君の手伝いができない。」
少し冗談めかしてそう言う八雲。
八雲がそんな事をするのは珍しく、一瞬驚いたように目を丸くしたが
「…いいよ?」
くすっと笑って晴香はそう返した。
「僕が嫌なんだ。」
「いつも手伝いしなくせに。」
「…君がなんでも一人でするからだ。」
不貞腐れたように八雲がそう言う。
「もう…」
おかしくなってしまって声を立てて笑い始める晴香。
「……。」
それを見てようやく八雲も笑顔を見せた。
「…やっぱり君は、笑ってる顔が一番だ。」
不意打ち気味に聞こえたその言葉に
晴香の笑いは途切れ、その変わりに真っ赤になって俯いた。


END


トラウマ…とまでは行かなくても、それなりにショックだと思います。


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