ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
えへ~~っ!(にへら)
パワーアップしました主に危ない 方向に(爆)だが、本望だっ!(笑)
いいんですよ。
『Amour Doux の64%は砂糖で出来ています』ですもん!
『古谷 綾の69%は欲望で出来ています』ですもん!(爆)
ここは砂糖と欲望の塊でできてますから!!
というわけで今日の話もそんな話です(笑)
拍手お返事
連城さ~ん!
こんばんフォーエバーです!すっかり定着しましたねこの挨拶(笑)
アダルティ来ましたよ、ふふふっ。本分ですから(え)
注意書きがあるときは本気で回りには注意してください。暴走始めますからね!私(威張るな)
というか、晴ちゃんが可愛すぎるのが罪なのですよ!(責任転嫁)
そして、八雲のエスイッチ入ったら晴香は逃げられません(笑)
逃げられたらそれはまだ完全にSになってない証拠です!(力説するな)
と、いろいろグダグダ言ってますが、結局は晴香は八雲が大好きだから逃げたいけど逃げられないってのがいいな(笑)
大暴れ上等です(笑)むしろ一緒に暴れましょう(爆)
しょうみさんへ私通~
とりあえずレバニラを作ってお届けしなければ(笑)
ブラックール八雲期待してます(笑)それこそ首を長ーくして!
そしてパロ本格的に設定考え始めましたよ(笑)
(パロ他に2本書く予定なのに大丈夫か?・苦笑)
うふふ、もう暫くお待ちくださいね!
さて、一昨日の後日談(笑)
黒八雲×首弱点晴香
ね、さっきも言いましたがそっち路線です。
パワーアップしました主に
いいんですよ。
『Amour Doux の64%は砂糖で出来ています』ですもん!
『古谷 綾の69%は欲望で出来ています』ですもん!(爆)
ここは砂糖と欲望の塊でできてますから!!
というわけで今日の話もそんな話です(笑)
拍手お返事
連城さ~ん!
こんばんフォーエバーです!すっかり定着しましたねこの挨拶(笑)
アダルティ来ましたよ、ふふふっ。本分ですから(え)
注意書きがあるときは本気で回りには注意してください。暴走始めますからね!私(威張るな)
というか、晴ちゃんが可愛すぎるのが罪なのですよ!(責任転嫁)
そして、八雲のエスイッチ入ったら晴香は逃げられません(笑)
逃げられたらそれはまだ完全にSになってない証拠です!(力説するな)
と、いろいろグダグダ言ってますが、結局は晴香は八雲が大好きだから逃げたいけど逃げられないってのがいいな(笑)
大暴れ上等です(笑)むしろ一緒に暴れましょう(爆)
しょうみさんへ私通~
とりあえずレバニラを作ってお届けしなければ(笑)
ブラックール八雲期待してます(笑)それこそ首を長ーくして!
そしてパロ本格的に設定考え始めましたよ(笑)
(パロ他に2本書く予定なのに大丈夫か?・苦笑)
うふふ、もう暫くお待ちくださいね!
さて、一昨日の後日談(笑)
黒八雲×首弱点晴香
ね、さっきも言いましたがそっち路線です。
ただいま8時45分。
小沢晴香は大学前の交差点で信号待ちをしていた。
車が通り過ぎるたびに起こる風が冷たく、晴香はジャケットのボタンを留めた。
「おはよ。晴香!」
聞き覚えのある声と、同時にぽんっと肩を叩かれる
「おはよ~美樹」
そこに立って居たのは美樹だった。朝からしっかりメイクをしてるところをみると今日はデートかな…と勘繰ってしまう。
「なぁに?その眠そうな声。昨夜は彼氏が寝かせてくれなかった?」
ニヤニヤと冗談交じりにそう言う美樹。
「そんなんじゃない!レポートしてたら遅くなっただけ。」
「ムキになるところ怪しいわねー。」
「ムキになってないってば!」
と、そんな事を言いながらも人の波につられて信号の変わった交差点へ入っていく2人。
「1コマ目、第2体育館だっけ?」
「そ、幼児と運動D、の実習」
「やだなぁ。折角ばっちりメイクしたのに~。」
そんな美樹の愚痴を聞きながら今日の学校は始まった。
冬だというのに随分汗をかいてしまった。
更衣室に戻った晴香はハンドタオルで汗を拭いながらそう思った。
「はしゃぎすぎよね。あの先生。」
隣でそう愚痴をこぼすのはやはり美樹で。
「まぁ、好きなんだからしょうがないじゃない。」
晴香も同じ事を思っているため強くは言えずそう返事をしながらスポーツウェアを脱いでいく。
運動したといえ冬は冬。露になった肩が少し寒かった。
「美樹は今日これだけだったっけ?」
「そ。今からダーリンが迎えに来てくれるの。」
ダーリンはないでしょうダーリンは…。
そう思いながら曖昧に笑ってハイネックに袖を通す。
セーターでもないのにパリッと静電気が走った。
嫌だなぁ、静電気。
この時期になると必ず出てくるこれを晴香は好きではなかった。
「はーるかぁ。みーちゃった。」
と、いう妙に嬉しそうな声に晴香の思考はストップされた。
「え!?な、なに?」
何を「見た」のか検討が付かない晴香はそう返すしかない。
「何?じゃないでしょ。」
今朝も見たあのニヤニヤ笑いをしている美樹。
「やっぱり、昨夜は彼氏が寝かせてくれなかったんじゃない。」
「………?」
暫くその意味が理解できなかったが美樹の首を指す動作を見てようやく思い当たる節があった。
「昨夜は寒かったけどよ晴香は熱かったみたいね~。」
「ち、違う!これは」
確かに付けられたが昨晩じゃない。もう2日も前の話だ。
まさかまだ残ってるんなんて思っても見なかった。
今になって今朝ちゃんと鏡を見てから出てくるんだったと後悔する晴香。
時すでに遅し…なのだが。
「そんな大きな声出すと皆注目するよ。」
慌てる晴香を面白そうに見ながらそう言う美樹。
うっ…と声を詰まらせる晴香。
「じゃ!私デートだから!ばいばーい」
いつの間に着替え終えたのか美樹が手を振りながら軽い足取りで去っていった。
晴香に恋人がいる事を隠しているわけではないし、実際2日前には(予想外だったが)睦みあったのも事実。
別にほおっておいても問題はなさそうだがそれでは晴香の気が治まらない。
美樹にぶつけられなくなった怒りの矛先は当然、あの人 へと向いた。
「八雲君っ!!」
晴香の声がプレハブ棟に響き渡った。
何事かと他のドアが一斉に開き映画研究同好会のドアが勢いよく閉められた。
「……なんだ。騒々しいな後藤さん並だぞ」
2日前のリプレイのように八雲は変わらぬ場所に居た。
「なんだじゃないでしょ!八雲君のせいで~っ!!」
鞄をテーブルの上にほっぽり投げて椅子に座ってる八雲に詰め寄る。
「……相変わらず要領を得ないな…。一体僕が何をしたって言うんだ?」
怪訝そうに晴香を見上げながら、八雲がそう言う。
一応、真剣に話を聞く気があるらしく読んでいた本を閉じた。
「な、何したって…」
自らそれを言うのは恥ずかしく急にトーンダウンする晴香。
「……。長くなるなら座れ。」
そういわれたかと思うとぐっと…腕を引かれ…座った。
八雲の、足の上に。
「君は…身体、熱くないか?」
八雲がさも当然といわんばかりに肩に手を回してそう言った。
いろんな意味で八雲のせいよ。
そう言いたいが言ったらその「いろんな意味」を追求されるに決まってるから言わない。
「で?僕が何したって言うんだ?」
さっきの質問に晴香が答える気がないと判断すると八雲がそう問うた。
「…2日前に何したかぐらい覚えてなさいよね。」
ついつい棘棘した口調になるが、その声は小さかった。
「2日?…あぁ…そういえば君が来たな。」
「それだけじゃないでしょ!」
「…それはそうだが、それがどうした?」
「ど、どうしたって…。」
「…君が入ってきたときの様子からは僕を誘いに着たとは思えないんだが?」
「…………。」
そりゃ怒鳴り込んできたんだからそう見えるわけがない。
「…キスマーク。付けたでしょ?」
「あぁ。付けたね」
さらりと言う八雲
「…それ見られて『昨夜は彼氏が寝かせてくれなかったのね』って言われた!」
「…言いたい奴には言わせておけばいい。」
しれっとそう言う八雲に対し晴香が反論を言おうと八雲を見た丁度その時。
八雲の目がすぅっと細められた。
「それとも君は、それがマズイのか?」
同じ声なのにそれに含まれる重さが全然違う。
晴香は思わず八雲を凝視した。
「男がいると思われるとマズイのか?そう言う事をするのは、君の中でいけない事か?」
まくし立てるようにそういい晴香を見つめる八雲。
「そ、そうじゃない!そうじゃないけど…」
「なら、どんな理由だ」
「…は…ずかしい…じゃない。」
「何故?」
「何故って…だって、その…。」
もごもごと…言葉が口から出てこない晴香。
「僕は何も、間違った事はしてない。」
真剣そのものの目でそう言ったかと思うと晴香の唇を己のそれで塞いだ。
「――っん!」
いきなり侵入してきた八雲のそれに戸惑いながらも抵抗するだけの理由もなく…されるがままに口を開放した。
八雲の舌はほんの少し苦いコーヒーの味がした。
「…そうだろう?」
長い接吻の後八雲がそう言った――ほんの一瞬。ふっ…と瞳の中に弱気が見えた。
同意を欲しているその瞳。
否定すればその目は悲しみを呈するんだろうと…安易に想像できた。
それを見てまで晴香は否定したくはなかった。
「ん。」
コクッと頷く晴香。
「…………。」
それを見て八雲は晴香のハイネックの襟に指を掛け引きおろした。首が外気に触れて寒かった。
「や、くも…君?」
その行動の意味が掴めず八雲に問うように名前を呼ぶ。
「2日で…消えるもんだな。」
八雲の声がそう響、唯一残っているキスマークを撫でた。
触れる瞬間ピリッと静電気が来て晴香は身を硬くした。
これはリプレイなのか。と思うほど同じような動作。
「ここも…ここにも付けたのに…」
ハイネックの中に手を滑り込ませ鎖骨から顎へと撫で上げる八雲。
「ふっ…」
空気を吸い込んだとき小さく音が鳴っただけで晴香は何も言わなかった。
「…抵抗。しないんだな。一昨日はあれだけ嫌がってたくせに。」
あんな事いわれたら、できるわけないじゃない。
心の中でそう反論する晴香。
「…して、欲しいわけ?」
でも出てくるのはそんな言葉。
「いいや。」
くっと笑って八雲がそう言った。
「ただ、君は弱いくせに触られるのを望んでるみたいだと思っただけだ。」
「え?」
「抵抗しないって事は、そう言うこと…だろ。」
にやりと笑みを浮かべて2日前と同じように首に吸い付いてくる八雲。
「ちょっ!だめ」
恐ろしいことに気が付いた晴香は慌てて八雲を引き離そうとするができるはずもなく。
身を捩っても八雲から逃れることはできなかった。
「あ、せ…かいて…んっ…!」
そう、運動した後なのだ、いくら拭いたといっても汗が残っていない保障はない。
「だ…めって…ば」
恥ずかしさで顔は熱くなり八雲が刻み込む感覚に頭がおかしくなりそうだった。
「……そんなに、気にするな。」
晴香の目に溜ったこぼれそうな涙をキスで拭い八雲がそう言った。
「気に…するわよ」
ごしっと目を擦り八雲を見る。
「……どうせ今から掻くんだ。同じだろ。」
そう言うと再び雪のように白い首筋に蛇のそれのように赤い舌を這わせ始めた。
「もぉ…」
血痕のように点在する痕をさらに赤く鮮血にするように貪りつく八雲。
消えなければいいのに…
僕のものだという証。
それが二人を繋ぐ赤い糸のように
君には僕の、僕には君の印を刻んで。
同じように、愛し合って…
その証がずっと消えなければいいのに…。
僕が君を愛したという証拠。
君が僕を愛したという証拠。
……この思いを永遠と信じたいから。
「講義…」
そんな事を思っていた八雲の耳に甘い声の合間、そんな声が聞こえてきた。
「?」
「……もう講義無いの?」
「あぁ。ない。」
「…うち、来て」
服の裾に手を掛けようとしていた八雲の押しとどめて手を止めて晴香がそういった。
「…………。」
珍しい、いや始めてかも知れない。晴香からのお誘い。
「…八雲君ばっかりじゃ。ずるい。私だって…ちゃんと八雲君…見たいよ?」
そんな可愛い事を言われて、この場で強引に事を進める訳には行かない。
もちろんそんな事は言わない変わりに
「今夜は寝かせないから覚悟しろよ。」
八雲はそう晴香の耳に囁いた。
真っ赤な顔でも確かに晴香はコクリと頷いた。
END
美樹のキャラがつかめてません(汗)なんで某オリキャラっぽくなってしまった…。
というか…黒くない八雲が。灰色ぐらい?(爆)
予定では
「(キスマーク)見られる君が悪い」とか
「消えたなら、付けてやるよ。君は僕のモノだっていう。証拠」
とか…いわせたかったのにいつの間に…??
とらじまさんちのTOPページの晴ちゃん。
あの首のもこもこの下には八雲が付けたキスマークがあるに違いないっ!と信じて疑っておりません(笑)
小沢晴香は大学前の交差点で信号待ちをしていた。
車が通り過ぎるたびに起こる風が冷たく、晴香はジャケットのボタンを留めた。
「おはよ。晴香!」
聞き覚えのある声と、同時にぽんっと肩を叩かれる
「おはよ~美樹」
そこに立って居たのは美樹だった。朝からしっかりメイクをしてるところをみると今日はデートかな…と勘繰ってしまう。
「なぁに?その眠そうな声。昨夜は彼氏が寝かせてくれなかった?」
ニヤニヤと冗談交じりにそう言う美樹。
「そんなんじゃない!レポートしてたら遅くなっただけ。」
「ムキになるところ怪しいわねー。」
「ムキになってないってば!」
と、そんな事を言いながらも人の波につられて信号の変わった交差点へ入っていく2人。
「1コマ目、第2体育館だっけ?」
「そ、幼児と運動D、の実習」
「やだなぁ。折角ばっちりメイクしたのに~。」
そんな美樹の愚痴を聞きながら今日の学校は始まった。
冬だというのに随分汗をかいてしまった。
更衣室に戻った晴香はハンドタオルで汗を拭いながらそう思った。
「はしゃぎすぎよね。あの先生。」
隣でそう愚痴をこぼすのはやはり美樹で。
「まぁ、好きなんだからしょうがないじゃない。」
晴香も同じ事を思っているため強くは言えずそう返事をしながらスポーツウェアを脱いでいく。
運動したといえ冬は冬。露になった肩が少し寒かった。
「美樹は今日これだけだったっけ?」
「そ。今からダーリンが迎えに来てくれるの。」
ダーリンはないでしょうダーリンは…。
そう思いながら曖昧に笑ってハイネックに袖を通す。
セーターでもないのにパリッと静電気が走った。
嫌だなぁ、静電気。
この時期になると必ず出てくるこれを晴香は好きではなかった。
「はーるかぁ。みーちゃった。」
と、いう妙に嬉しそうな声に晴香の思考はストップされた。
「え!?な、なに?」
何を「見た」のか検討が付かない晴香はそう返すしかない。
「何?じゃないでしょ。」
今朝も見たあのニヤニヤ笑いをしている美樹。
「やっぱり、昨夜は彼氏が寝かせてくれなかったんじゃない。」
「………?」
暫くその意味が理解できなかったが美樹の首を指す動作を見てようやく思い当たる節があった。
「昨夜は寒かったけどよ晴香は熱かったみたいね~。」
「ち、違う!これは」
確かに付けられたが昨晩じゃない。もう2日も前の話だ。
まさかまだ残ってるんなんて思っても見なかった。
今になって今朝ちゃんと鏡を見てから出てくるんだったと後悔する晴香。
時すでに遅し…なのだが。
「そんな大きな声出すと皆注目するよ。」
慌てる晴香を面白そうに見ながらそう言う美樹。
うっ…と声を詰まらせる晴香。
「じゃ!私デートだから!ばいばーい」
いつの間に着替え終えたのか美樹が手を振りながら軽い足取りで去っていった。
晴香に恋人がいる事を隠しているわけではないし、実際2日前には(予想外だったが)睦みあったのも事実。
別にほおっておいても問題はなさそうだがそれでは晴香の気が治まらない。
美樹にぶつけられなくなった怒りの矛先は当然、
「八雲君っ!!」
晴香の声がプレハブ棟に響き渡った。
何事かと他のドアが一斉に開き映画研究同好会のドアが勢いよく閉められた。
「……なんだ。騒々しいな後藤さん並だぞ」
2日前のリプレイのように八雲は変わらぬ場所に居た。
「なんだじゃないでしょ!八雲君のせいで~っ!!」
鞄をテーブルの上にほっぽり投げて椅子に座ってる八雲に詰め寄る。
「……相変わらず要領を得ないな…。一体僕が何をしたって言うんだ?」
怪訝そうに晴香を見上げながら、八雲がそう言う。
一応、真剣に話を聞く気があるらしく読んでいた本を閉じた。
「な、何したって…」
自らそれを言うのは恥ずかしく急にトーンダウンする晴香。
「……。長くなるなら座れ。」
そういわれたかと思うとぐっと…腕を引かれ…座った。
八雲の、足の上に。
「君は…身体、熱くないか?」
八雲がさも当然といわんばかりに肩に手を回してそう言った。
いろんな意味で八雲のせいよ。
そう言いたいが言ったらその「いろんな意味」を追求されるに決まってるから言わない。
「で?僕が何したって言うんだ?」
さっきの質問に晴香が答える気がないと判断すると八雲がそう問うた。
「…2日前に何したかぐらい覚えてなさいよね。」
ついつい棘棘した口調になるが、その声は小さかった。
「2日?…あぁ…そういえば君が来たな。」
「それだけじゃないでしょ!」
「…それはそうだが、それがどうした?」
「ど、どうしたって…。」
「…君が入ってきたときの様子からは僕を誘いに着たとは思えないんだが?」
「…………。」
そりゃ怒鳴り込んできたんだからそう見えるわけがない。
「…キスマーク。付けたでしょ?」
「あぁ。付けたね」
さらりと言う八雲
「…それ見られて『昨夜は彼氏が寝かせてくれなかったのね』って言われた!」
「…言いたい奴には言わせておけばいい。」
しれっとそう言う八雲に対し晴香が反論を言おうと八雲を見た丁度その時。
八雲の目がすぅっと細められた。
「それとも君は、それがマズイのか?」
同じ声なのにそれに含まれる重さが全然違う。
晴香は思わず八雲を凝視した。
「男がいると思われるとマズイのか?そう言う事をするのは、君の中でいけない事か?」
まくし立てるようにそういい晴香を見つめる八雲。
「そ、そうじゃない!そうじゃないけど…」
「なら、どんな理由だ」
「…は…ずかしい…じゃない。」
「何故?」
「何故って…だって、その…。」
もごもごと…言葉が口から出てこない晴香。
「僕は何も、間違った事はしてない。」
真剣そのものの目でそう言ったかと思うと晴香の唇を己のそれで塞いだ。
「――っん!」
いきなり侵入してきた八雲のそれに戸惑いながらも抵抗するだけの理由もなく…されるがままに口を開放した。
八雲の舌はほんの少し苦いコーヒーの味がした。
「…そうだろう?」
長い接吻の後八雲がそう言った――ほんの一瞬。ふっ…と瞳の中に弱気が見えた。
同意を欲しているその瞳。
否定すればその目は悲しみを呈するんだろうと…安易に想像できた。
それを見てまで晴香は否定したくはなかった。
「ん。」
コクッと頷く晴香。
「…………。」
それを見て八雲は晴香のハイネックの襟に指を掛け引きおろした。首が外気に触れて寒かった。
「や、くも…君?」
その行動の意味が掴めず八雲に問うように名前を呼ぶ。
「2日で…消えるもんだな。」
八雲の声がそう響、唯一残っているキスマークを撫でた。
触れる瞬間ピリッと静電気が来て晴香は身を硬くした。
これはリプレイなのか。と思うほど同じような動作。
「ここも…ここにも付けたのに…」
ハイネックの中に手を滑り込ませ鎖骨から顎へと撫で上げる八雲。
「ふっ…」
空気を吸い込んだとき小さく音が鳴っただけで晴香は何も言わなかった。
「…抵抗。しないんだな。一昨日はあれだけ嫌がってたくせに。」
あんな事いわれたら、できるわけないじゃない。
心の中でそう反論する晴香。
「…して、欲しいわけ?」
でも出てくるのはそんな言葉。
「いいや。」
くっと笑って八雲がそう言った。
「ただ、君は弱いくせに触られるのを望んでるみたいだと思っただけだ。」
「え?」
「抵抗しないって事は、そう言うこと…だろ。」
にやりと笑みを浮かべて2日前と同じように首に吸い付いてくる八雲。
「ちょっ!だめ」
恐ろしいことに気が付いた晴香は慌てて八雲を引き離そうとするができるはずもなく。
身を捩っても八雲から逃れることはできなかった。
「あ、せ…かいて…んっ…!」
そう、運動した後なのだ、いくら拭いたといっても汗が残っていない保障はない。
「だ…めって…ば」
恥ずかしさで顔は熱くなり八雲が刻み込む感覚に頭がおかしくなりそうだった。
「……そんなに、気にするな。」
晴香の目に溜ったこぼれそうな涙をキスで拭い八雲がそう言った。
「気に…するわよ」
ごしっと目を擦り八雲を見る。
「……どうせ今から掻くんだ。同じだろ。」
そう言うと再び雪のように白い首筋に蛇のそれのように赤い舌を這わせ始めた。
「もぉ…」
血痕のように点在する痕をさらに赤く鮮血にするように貪りつく八雲。
消えなければいいのに…
僕のものだという証。
それが二人を繋ぐ赤い糸のように
君には僕の、僕には君の印を刻んで。
同じように、愛し合って…
その証がずっと消えなければいいのに…。
僕が君を愛したという証拠。
君が僕を愛したという証拠。
……この思いを永遠と信じたいから。
「講義…」
そんな事を思っていた八雲の耳に甘い声の合間、そんな声が聞こえてきた。
「?」
「……もう講義無いの?」
「あぁ。ない。」
「…うち、来て」
服の裾に手を掛けようとしていた八雲の押しとどめて手を止めて晴香がそういった。
「…………。」
珍しい、いや始めてかも知れない。晴香からのお誘い。
「…八雲君ばっかりじゃ。ずるい。私だって…ちゃんと八雲君…見たいよ?」
そんな可愛い事を言われて、この場で強引に事を進める訳には行かない。
もちろんそんな事は言わない変わりに
「今夜は寝かせないから覚悟しろよ。」
八雲はそう晴香の耳に囁いた。
真っ赤な顔でも確かに晴香はコクリと頷いた。
END
美樹のキャラがつかめてません(汗)なんで某オリキャラっぽくなってしまった…。
というか…黒くない八雲が。灰色ぐらい?(爆)
予定では
「(キスマーク)見られる君が悪い」とか
「消えたなら、付けてやるよ。君は僕のモノだっていう。証拠」
とか…いわせたかったのにいつの間に…??
とらじまさんちのTOPページの晴ちゃん。
あの首のもこもこの下には八雲が付けたキスマークがあるに違いないっ!と信じて疑っておりません(笑)
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