「付け上がる前に、教えた方がいい。僕には君がいるって事を。」

早実おめでとう！

昨日の試合より、今日の試合の方が面白かった。
投手が凄いのはもう充分分かってたから、ゼロ行進じゃつまらないなって思ってたんですよね。
野球はやっぱ打って何ぼのもんですよ！！

ってか、斉藤君。「ハンカチ王子」なの？テレビで見て笑ってしまった…。（かわいかったけど…）
明日はどうやらその話題でもちきりっぽいですよ。
……そっとしておいてあげればいいのに。

とにかく、高校球児の夏は…終わった。



昨日の…くすぐったい話。
自分的にはヒットだったんですが反応がイマイチ（苦笑）
うむ…


今日は小ネタを…。

１．リベンジ


「…不公平だ」（むすっ）
「え？なにか？」
「…僕だけされるのは不公平だ！」
「だからなにが？」
「僕だけ君にくすぐられてのた打ち回るのは不公平だって言ったんだ。」
「のた打ち回るってね…。答えてくれない八雲君が悪いのよ。」
「答えたら即行で触るつもりだったクセに。」
「そ、そんなことないよ…？」（引きつる笑顔）
「説得力がない。大体、なんであんなことしたんだ。」
「だって八雲君の事知りたいし…。」
「………僕のことなんて、もう知り尽くしてるだろうに」
「で、でもあんな八雲君始めて見たし…。まだまだ知らないことばっかりだよ…？」
「……そうか、じゃぁ。僕が君を知ってると思ってもまだまだ知らない事だらけだな」
「え？」
「…そう言うことだろう？…」（やけにいい笑顔で晴香の腕を捕まえる）
「ちょっ！…八雲君っ！！」
「大人しくしたほうが身のためだぞ？」（晴香を腕の中に捕まえる。）
「み、身のためって何するつもりよ！」
「んー？…君がした事だ。僕だって君が知りたい。」
「や、八雲君は知ってるよ！だから離して」
「んや。まだ知らない。」（逃がすまいとぎゅうと抱きしめる）
「知ってるってば！」
「……。いつまでも、僕が優しいと思うなよ？」
「えっ！？」
「…大人しくいうこと聞いてろ」
「今、問題発言したの分かってる？」
「……さぁな。」（平然と）
「うーっ…離しってってば！」
「知ってるか？…くすぐったいところは―――」「えぇっ！？（赤）」
「らしいぞ…？」（にやりと笑う）
「…君がくすぐったいのはどこかな。」
「ちょっ、待っ…！！！」


後は言わぬが花ですね（笑）


２．高校野球おわっちゃった…。

テレビ中継で夏の高校野球が終わった……。
「はぁ～高校野球終わったねー。」
「そうだな。」
本を見たままそう返す八雲
「もう、もうちょっと感想とかないの？」
「…感想ねぇ…。」
ようやく顔を上げて番組が変わったテレビを見る。
「優勝は…」
「？」
「……優勝は、自分達以外を全て蹴落として手に入れるものだ。他の全ての夢を握りつぶしてなしえるものだ。」
いきなりの過激な言葉にあっけに取られる晴香。
「…それを、忘れるべきじゃないと思うね…」
「そっか…そうだよね…。優勝するのは凄いけど、逆に辛かったりするのかな？」
「さぁね。僕の知ったこっちゃない。」
そう言うと再び本に視線を落とす。

八雲はやっぱり優しいんだね…。
ちゃんと弱者に目を向けられるって凄い事。

「ねーキャッチボールしよ！」
八雲に後ろから抱きついてそう言う晴香。
「断る、このくそ暑いのに」
「えーいいじゃない。」
「だめだ！そんな時間があるなら夕食を気合入れて作ったらどうだ？」
「まだ４時だから夕ご飯には早いでしょ？」
「だから！気合入れてっていってるだろ！」


キャッチボールネタはまたいつか！



以下。ありえない設定。パロだと思ってください（笑）

八雲が探偵で成功して有名になっちゃった！…的なネタです。

２人の家が住居兼事務所。


『今、最も注目を集めているのは探偵で警察もひと目置いているほどの、鋭い洞察力と端麗な容姿を兼ね備えている斉藤や―』
ブツンとテレビを切る八雲。
「まったく、何でこう、マスコミってのは騒ぎ立てたがるんだ。」
不機嫌そうにそう言うとネクタイ外す。
「八雲君…大丈夫？」
心配そうに話しかける晴香。ここ最近、事件を追い、マスコミに追われていて、ここに帰ってくるのは久しぶりだった。
「心配ない。」
「…なら、よかった。」
「君こそ…大丈夫か？」
「私は平気。」
にこりと笑って見せる晴香。
「そうか、ならいい。…変わった事は？」
「えっと。以来が１件あるよ。」
「明後日、聞く。今日はもう休業だ。」
「お疲れ様。お風呂どうぞ。」
「あぁ。」
そう言うとバスルームに消える八雲。
静かになる事務所。

テレビを点けると、まだ八雲の事をやっていた。
新聞にも、雑誌にも…八雲の名前は書かれていて、その名前は全国に広まっている。
晴香にとって、それは複雑だった。
仕事がないより、あるほうがいいに決まっているが、有名になるにつれ、ファンレターやプレゼントが送られてくる。これじゃまるでアイドルだ。
それと共に感じる、どうしようもない不安。
八雲が遠くなってしまうように感じてしまう。
今までずっと一緒にいた人が居なくなるのだ当たり前だといえば当たり前。
『八雲さーん。』テレビから聞こえてくる黄色い声。
どこかの駅だろう、無表情で通り過ぎる八雲が映る。
怒ってる。無表情に見えても晴香には分かる。
そんなことも分からないのに八雲を取り上げる事が嫌だった。
少し乱暴に、テレビを切る。
（…八雲の事何も知らないくせに…。）
机につっぷす晴香。
何も知らないくせに、顔がかっこいいって理由できた取り巻き。
………面白くない。
「……大丈夫か？晴香」
そっと肩に手が添えられる。
「え？」
「…すまない、起こしたか？」
心配そうな顔で晴香を覗き込む。
「ううん。大丈夫。」
「そうか」
とだけ言って晴香の隣に座る。
「明日…時間あるか？」
「明日？あるけど…どうしたの？」
「…一緒に、買い物に行かないか？」
「え？」
「…最近、取り巻きが鬱陶しいんだ。付け上がる前に、教えた方がいい。僕には君がいるって事を。」
「………。」
「…君が、うっとおしいのが嫌なら…無理する必要はないが…。」
「八雲君…」
ぎゅっとシャツを握る。
「どうした？」
「………。そんなこと言ったら…自惚れるよ？」
「…いいぞ？むしろ大歓迎だがね。僕は。」
晴香に額にキスをする八雲。
「…ありがと。」
そのまま、八雲の胸に顔を埋める晴香。
それをいとおしそうに見ながら髪を撫でる。
「…指輪。」
「？」
「指輪買いに行くか」
「え？」
「……な？」
「…はい。」




自分の昔から知ってる人が急に有名になってなんだか悔しい…的な話。

今頃になってさわいで！みたいなね（笑）





今日のは、自己満足だ…うん。