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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年11月11日 (Mon)
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2006年08月24日 (Thu)
昨日を持ちまして…。
小説数100を達成しました!
誰も祝ってくれそうにないんで自分で言ってみる。
おめでとう私!ありがとう私!(笑)
まぁ、質を問われると痛いところですが…(苦笑)


そして……。
迷惑だろうと分かっていつつ我慢出来そうにないのでここで叫ぶ。


おねーサマ!早く戻ってきてっ!
(おねーサマなんて初めて呼んだな…・笑)

音信不通になるとありえない程心配性になる私。
何か事件に巻き込まれたんじゃないかとか、事故に遭ったんじゃないかとか……(えぐえぐ)
ゆっくりお休みされてるのならいいんですが…。
放置プレイは辛いです…。(違)


ツンデレの寂しがりやを放置するとこうなります…(苦笑)

本当は物書きなんだから、小説の中に織り交ぜられればいいんでしょうけど…無理っぽいので叫びました(苦笑)



拍手お返事

パールさん
お久しぶりです~!2人とも可愛いですか?よかったです♪
なんだかんだ言いながら、ちゃんと受け止めてくれるのが八雲のいいところですよね。


珍しく恋人未満設定で。5巻直後ぐらい。


「八雲君。大丈夫?」
エレベーターから下り、家の前まで来たところで晴香は振り返った。
「…平気だ。それよりさっさと開けろ。」
松葉杖をつきながらも意外にしっかり歩ける八雲が晴香に追いついてそう言う。
「はいはい。」
まったくもう、元気になったらすぐこの調子だ。
でも、やっぱり八雲の皮肉が聞けるのは何故か安心する。
頬が緩みそうになるのを押さえて晴香は家の鍵を開けた。
「リビングに行ってて?これ、洗濯してくるから。」
肩からかけたバッグを八雲に見せるようにしてそう言う晴香。
「いい、僕がやる。洗濯機を借りるぞ。」
とそれを取ろうと手を伸ばす八雲。
「駄目。病人は大人しくしてて。」
八雲にそれだけ言って、文句が飛んでくる前に家の中に入ってしまう晴香。
後ろから聞こえてきたため息は聞こえないふりをして…。


八雲が退院したのは今日。
それでもしばらくは通院生活が続くらしいが、やっぱり八雲の退院は晴香にとって嬉しい。
ただ、「退院おめでとう」の答えが「洗濯機を借りるぞ。洗濯がしたい」はあまりにもムードがないというか…八雲らしいというか…。
その時の事を思い出しながらバッグを開け中身を空の洗濯機にひっくり返す。
ワイシャツやらタオルやらに交じって見えてしまった。
「…………。」
あってもおかしくない物、むしろなければおかしいものなのだが、晴香にとっては見慣れないもの…。
見てはいけないものを見てしまったような気がして慌てて洗剤を入れて蓋を閉める。
洗濯を始めたのを確認して、脱衣場を後にした。

リビングへ行くと、八雲が鞄の中身をテーブルに出してなにやらごそごそしていた。
「何してるの?」
「君はこれが、片付け以外のものに見えるのか?」
あぁ、そうですね…。見えませんよ。
返事の変わりにため息を返して、八雲の隣に座る。
テーブルの上にはいろいろなものが入り乱れている。よくもまぁこれだけあの鞄の中に入っていたと思う程…。
ふと、無造作に本の間に挟まれた茶封筒を見つけた。
引っ張り出して透かして見ると輪郭がはっきり見える。この大きさは…
「これ…写真?」
八雲が視線で見るなと訴えてくるがそれを無視して、茶封筒の中身を出す。
「…あ…。」
案の定それは写真だった、しかも見たことのある…
湖のようなところがバックの写真……。
「君の母さんからもらった。」
それだけぶっきらぼうに言うと再び片付けの手を動かしだす。
晴香は、写真に見入ってしまっていた。
おそらく母のところにあった全ての写真なんだろう。あの1歳の八雲の写真もあった。
「不思議だよね。」
写真を充分目に焼き付けながら、そう言う晴香。
「なにがだ?」
尚も手を休めない八雲が珍しく素直に聞き返してくる。
「めぐり合わせ全部が。」
封筒に丁寧に写真を仕舞ってから八雲の前に写真を差し出す。
それを不思議そうな顔をしながら受け取る八雲。
「一心さんが言ってた私と八雲君は『出会うべくして出逢ったように思える』って」
写真を本に挟み直しながらも、一応聞いているのか口を挟まない八雲。
「私、それって間違ってないと思うんだよね。」
「それで?」
「…八雲君は、『必然』とか『運命』とか…信じる?」
「……………。」
八雲は問いかけには答えなかったがそのかわり、じっと晴香の目を見つめた。
「私は…信じてもいいかなって思う。あの時八雲君に出会ったのも、こうして今、八雲君と一緒に居るのも…。全部、昔から決められてたみたいに…」「冗談じゃない!」
晴香の台詞を遮る八雲の声。それがあまりにも大きくてびくりと驚く晴香。
「全てが決まってて、たまるか。」
彼にはしては珍しい、吐き捨てるような口調
「や、八雲…君?」
「感情は、決められてたまるか。」
八雲の声が聞こえたかと思うとグイと腕を引かれる。
だが、床に倒れる痛みはない。
「君は、これも必然だって言うのか?」
嫌に近くから、八雲の声が聞こえる。
この状況を理解するのが怖い晴香は顔を上げられないでいる。というか、心臓がバクバク打ってそれどころではない。
「こうなるのも必然だって言うのかよ。」
怒ったような声。頬に感じる体温…そして、目に映る八雲の顔。
「僕のこの感情も…必然だというのか…君は…?」
そう聞こえたかと思うと、ぎこちなく唇が押し当てられる。
「いっ……今何したのっ!?」
ほんの一瞬、触れただけなのに唇が熱い。
唇だけじゃない、八雲が触れてる頬も…顔も…。身体全体が熱い。
「…そんなことも分からないのか?」
涼しい顔でそう言う八雲。
「それで?…こうなるのも必然だって言いたいのか?君は」
「そ、そんなの…分からないよ。」
「なら、軽々しくそんな言葉口にしないことだな。」
そう言うと、ひらりと頬から手が離れる
「…他の何が必然でも構わないが、感情だけは誰にも弄らせたくないね。」


この感情が、誰かに作られたなんて思いたくない。


「わ…たしも…。」
「?」
「…私も、この思いは…誰にも…。誰からか、与えられたものじゃない…って…思いたい。」
「…それで?」
にやりと笑ってそう問う八雲。
「っ…」
ずるい。知ってるくせに…。
「……八雲君は…私の事どう思ってる?」
「君が僕の事をどう思ってるか言ったら言ってやるよ。」
ほんとに、意地悪だ。
「や、八雲君が先!」
「さっき行動で示しただろう?言葉で言うのは君が先だ。」
なんだか一人だけ赤くなってるのが悔しくて、八雲がやったみたいに唇を押し付けた。
「!?」
「…これで、おあいこ…でしょ?」
赤くなってる八雲にそう言う晴香。
赤い顔のままふっと笑って晴香の耳に口を寄せる。

「…君が好きだ」

「…私も…あなたが好きです」



END


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お返事

コメント&100作品突破お祝いの言葉。ありがとうございました!


志季 さん

いらっしゃいませです。確かに百作品って噛みそうですよね(笑)
これからも、自由気ままに八晴を書いていきます。
その中で志季さんに気に入っていただけるものがあれば幸いです。
よろしければ、これからもお付き合いくださいませ~。


毎日楽しみにしてマスト《笑 サマ

…で、よろしいのですよね…?はじめまして。
キュンしてくださったのは嬉しいですが、死んじゃ駄目ですっ!(笑)
応援、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。


夜空 さん
100突破は一区切りな気分になります(笑)
まだまだ拙文ばかりですが、少しでもお楽しみいただければ光栄です。


綾(管理人) 2006/08/27(Sun)21:17:54 編集
おめでとうございます☆
小説数100達成おめでとうございます☆今回のも最高でしたッこれからも楽しみにしてます
夜空 2006/08/24(Thu)22:17:24 編集
無題
キャ-o(≧∇≦o)━!まぢキュン死にしましたッ《笑〃 分かってるのに晴香チャンに言ゎせる八雲最高です《笑〃 ①оо作目ぉめでとぅござぃます☆これヵラも応援し続けます!頑張って㊦サィw
毎日楽しみにしてマスト《笑 2006/08/24(Thu)21:24:22 編集
無題
また来ちゃいました!百作品目おめでとうございます!!(ひゃくさくひんって噛みそう“笑)
これからも素敵な小説を書いて下さい!テンション高くてすみません・・・また来ますね。それでは。
志季 2006/08/24(Thu)19:46:35 編集
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