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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2010年10月11日 (Mon)
・SS-涙痕-

短文ですが(汗)

原作設定&ですね。

徹夜明け、起きるとあたりは静かだった、時計を見るとお昼時。
「…監視か…。」
監視と昼飯の買出しで居ないのだろうと…検討をつけて事務所へ通じるドアをあけた。
人の気配を感じて真田は欠伸をやめた。…応接ソファーに人影が見えた。
「…志乃?」
パーテーションを覗き込むと案の定の人物がそこに居た。
ただ…その瞳は閉じられてスースーと寝息が聞こえているが。
テーブルの上には書類が出ていて…作業の途中で眠ってしまったのだと分った。
「個人情報だぜ。これ」
真田は苦笑しながら報告書をまとめて伏せて置いた。
「お疲れさん。」
ポンッと頭に手をやって頭を撫でた。
思えば、いろいろハードだろう。この生活に慣れていると分らないけれど…。
…寝かせたほうがいいか?
志乃ぐらいなら、ソファーで寝れない事はない。
…それとも、起すか?
昼飯は…多分、自分で調達だろう…起すのはそれからでも遅くない。
結論は、すぐに出た。
起さないようにゆっくりソファーに横たえた。
今更だけど…。
「かわいー寝顔。」
別に疚しい事を考えているわけではない、一般論として…可愛いと思う。
その顔に似つかわしくないものがあって、思わず顔を顰めてしまった。
白い筋…涙の痕だ。
目尻から流れ落ちたであろう、それ。
予知夢の文字が頭をよぎったが、否定した。
もう見ないと…言っていた、その言葉を信じたい。
真田は目尻に残ったのその痕を指で拭った。
多分、彼女はコレがあることを望んでいない。
「もう少し、眠ってな?」
両方のそれを拭い終えて…真田は立ち上がった。




夢の中までは…干渉できない。
「志ー乃ちゃん、ご飯だぞ。」

「…?」

だからせめて、現実は笑っていて欲しいと思うんだ。


「おはよう、志乃。よく眠れたか?」







「きゃあぁっ!?」

………そんなに寝顔を見られたのが恥ずかしいのか…。

真っ赤な顔して見られても困る…(苦笑)







最初は情後設定だったのは秘密です。


ホントは
公香姉様が帰ってきていて真田が寝込みを襲ったと勘違いされてぎゃーぎゃー言うのまで書こうと思いましたが。
あんまりにも不憫になるのでやめました(笑)

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