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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年10月13日 (Fri)
昨日は、凄い頭痛でした(苦笑)
それが目の使いすぎの結果じゃない事を信じてます(笑)



拍手お返事

倖さん。
はじめまして!
ミステリーチャンネル、映るんですか!いいですね~。
見逃したらショックですよね…。テレビつけたらエンディング。とかでも、凹みますよね(苦笑)
それはさておきその素敵リクエストですが
原作設定ですか?それともパロですか?
私はどっちでもいけますが(笑)ご希望があれば。お教えくださいませ~


連城さん

こんばんフォーエバー(爆)
いやぁ、こんな馬鹿な私のノリに付いてきててくださる連城さんが大好きですっ!(告白)楽しいなぁ…(笑)
まぁ、それはさておき。有栖系トークを(爆)
可愛いですよね~っ!同意いただけて。よし!です(笑)

そして、今日点呼で「えがみさん」に遭遇しましたよ!今まで、斉藤とか小沢とかしか聞いてなかったんで気付かなかったんでしょうね(笑)

冬になるにつれお迎えはやっぱりしないと!
寒いし、暗いし…ね?(笑)
コートは、そう、それです!フードのモコモコは必須です。(笑)

フード被せるとか、タオルを頭に掛けるとかが私のツボです。
それできょとんとしてるのが可愛いんですよ~(笑)





同棲。でもちょっとグロイです。(5巻後)






時々…


夢を…見る

あの…夢を



「彼は、ひどい拷問に逢ったみたいですね。普通じゃこんな傷は付きません」
担当医師からそれを聴かされた時はその言葉の意味を考えないようにしていた。
いや、考えたくなかった。


でも、


あれを見たら嫌でも考えざるおえない。

打撲傷、痣、切り傷、ロープの痕。

見えたものを、言葉で言ってしまえばそれだけ、でも…

傷の酷さは、言葉じゃ言えるものじゃない。


初めて見たのはまだ、一緒に暮らしだして間もない頃…。

風呂場で八雲と鉢合わせになった時のことだった。

八雲が風呂上り、私が洗濯物をしまいに行った所だった…気がする。

「……ノックぐらいしろ」

バツの悪そうに八雲がそう言う。

ごめん…の一言さえも出なかった。

何も考えられなくて…ただ、八雲の身体を視線が撫でていた。

「…。嫌な物見せたな…。すまない」

そう言って、憂いを帯びた笑顔を浮かべる八雲。

違う、と言いたかった。でも…それすら言葉にならなかった。

「…っ!!」

洗濯物を落としたのは覚えてる。

でも、その先は記憶が曖昧だ。

確実に覚えているのは。

八雲に抱きついて泣きじゃくった事…
八雲が、しっかりと抱きしめ続けてくれた事…。
そして…
八雲は、確かに生きている…という事
暖かい八雲が奏でる音楽は
いつの間にか私を眠りへと引き込んでいった…。



あれを見たら嫌でも考えざるおえない。

きっと…

あの人は、屈するなんて事はしなかったんだろう。

自分の信条を貫く人だから

ただ耐えて耐えて…耐えたんだろう。

アキレス腱を切られても…

自ら痛みを止める術などない。

止血をしたくても、手足は動かない。

ただ、耐えるだけ。

眠気と痛みと、寒気、そしておそらくあったであろう空腹感。

何度死を覚悟したんだろう

何度諦めかけたんだろう


私には想像出来ない…



拷問を考えると関連してでてきてしまうのが、あの人


おそらく、八雲の父親であろうあの人…

でも、八雲の目の色とは…全然違う赤。


思い出しただけでも、ゾクリとするようなあの目。

ぶるっと…身体が震える。

それが、思い出した恐怖からか…それとも、実際に寒いからなのか…それは分からない


「…どうした?……寒いのか?」

後ろから声がかかる。
窓ガラスに映った八雲の姿があった。

「…なんでもない。」

振り返って八雲を見やる。

消えない傷跡。

それを見るたびに、私は思い出すんだろう…

「だから…」

もっと抱きしめて……

生きていると…

生きてここに居る事を。


感じたくて…


そろっと近寄って行くと、八雲はすぐに察してくれて…

「…おいで。晴香」

そう言って手を広げた。照れくさそうで、でも穏やかな笑みを浮かべている。

ありきたりなポーズだけど、八雲がするのは珍しい。

それに甘えるように腕の中に飛び込んだ

「…もう、寝るか?」

「うん」

今夜もまた…
八雲が奏でる子守唄を聞きながら
私は眠りに付く。


あの夢を見ないように…

私の目を、耳を、八雲で満たして。



END

我が家の晴ちゃんは強い女性として描いてるのが多いですが

普通はトラウマになると思います。


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