ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
幽霊が見える目をもつ男――
もっとも…霊界へ近い男…
斉藤八雲
ガタン…
「っ…あぁあっ!!」
床に蹲る八雲
ようやく手に入れた幸せは
「八雲君っ!しっかりして、八雲君!!」
慌ててかけっよって八雲に呼びかける晴香
音を立てて消え去った
「ぅあああぁあっ!!」
「八雲君!?目が痛いの?ねぇ!」
地獄の業火で焼かれているかのような…悲鳴にもにた呻き
そして訪れる
崩壊のとき…
崩壊のとき…
病院
「ご主人の身体に異状はありませんよ。」
「え?」
赤い瞳を持つものが…。
寿命を全うできる確立は…
『私は賭けに勝ったんだよ。八雲。』
機械のような、冷たい声
「賭け…だと?」
『お前はどうかな?楽しみにしているよ。』
笑い声と共に、電話が切れた…
2分の1
「なんで?…何で八雲君なの!?もう、幸せになっていいのに。もう、充分苦しんだじゃない!
…なんで…これ以上…苦しまなきゃいけないの……?」
胸にすがり付いて、涙を流す晴香
「……晴香。」
「…っ!晴香…。」
手がナイフを止めた
「私、あなたの目好きよ。とっても、綺麗。」
「……。」
「だから、…こんなことしないで」
血のついた手で、八雲の頬を撫でる
「…もう僕に係わるな。もういいんだ。」
その手を払ってそう言う八雲
「…。いいわけないじゃない。だって私達…夫婦なんだよ?」
生と死にの狭間で奏でられる。
「たとえ、あなたがいなくなっても。私があなたを愛してるのは変わらないわ。」
心に響くラブストーリー
「…君で…よかった」
身体が…グラリと揺れる
「八雲君っ!!」
その動きがスローモーションにみえた…
TIME LIMIT
あなたは永遠の愛を信じますか?
………。
映画の宣伝風に。
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