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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年09月04日 (Mon)

今日から、湿布とお友達となりました(笑)
両肩にぺたっと…。
明日辺りは腰ともお友達になる予定(苦笑)
…あぁ。辛い……。





拍手お返事

♪さん
いつかしましょうね!あ前回のチャログ、いります?
とってありますから、ご要望があれば差し上げますよ~。
足の裏にあるのも珍しいですよね。

白川さん。
おぉっ!プチユニゾン(笑)
私は人差し指と中指の間で…感情線と知能線の上の辺りにあります。
ここまで揃ったらミニユニゾンですね(微妙な違いだ…)





またしても、新婚話。(いや、同棲でもいいんですが…)



八雲が、本のページを捲る

ごし…
「………」
ごしごし

「八雲君?」
「ん?なんだ」
本から顔を上げた八雲は
「……目、大丈夫?」
目が、真っ赤だった。
「大丈夫って何が?」
「何がじゃないでしょ?さっきから擦ってばっかりだよ?」
「………そう、だったか?」
「無意識?…もう、鏡見てみて。」
そう言うと手鏡を八雲に差し出す。
「確かに…赤いが…。いつものことだ」
「え?そうなの!?」
「…僕はドライアイが酷いんだ。こんなこと、しょっちゅうだよ」
「え、でも…右だけ?」
「なりやすいのはな。」
そう言うとまた目を擦る。
「あぁ、擦っちゃだめでしょ。目薬さしてあげるから。もう少し我慢して」
薬箱を漁っていた晴香が目薬を見つけ出し、八雲の隣に座る。
「はい。さしてあげるから。寝て?」
ポンポンッと自分の太ももを叩く晴香。
「……………。」
八雲は少し渋い顔をしていたが晴香の悪意のない笑顔にやられたのか、ゆっくり太ももに頭を乗せた。
「…初、膝枕。だね」
と嬉しそうに晴香が言う。
が、八雲はそれを聞いてがばりと身体を起こす。
「そ…そう言う事は思っても言わないんだ!」
「あ、もう。まだ目薬さしてないんだから!」
「いい、自分でさす!」
「それじゃぁほんとに膝枕だけになっちゃうじゃない」
「………。」
「ね?もう言わないから、寝て?」
にっこり笑ってそう言われては八雲に断る術はなく…。
「仕方ないな。」
と、言いながら晴香の太ももに頭を戻す。
「はい。目開けててね。」
ぽた、ぽたっと八雲の目に目薬をさす。
「………しみる。」
何度か瞬きをして八雲がぼそりと呟いた。
「擦るからですよーだ。」
少し楽しそうにそう言う晴香。だが、ふと真剣なまなざしになった。
「ねぇ、何でコンタクト外さないの?」
「……?」
一瞬、ポカンとする八雲。
「目が乾くのって、コンタクトのせいじゃないの?」
「それは…そうかもしれないが。別にいいだろ。君に迷惑をかけてるわけじゃない。」
そう言うとふいっとそっぽを向いてしまう。膝枕をしたまま、だが。
「大体、」「八雲君。」
そっぽを向いたままの八雲の頬に手を添える。
「私は、見てたいよ?」
ゆっくり頬を撫でる晴香。
「…まったく」
ゆっくり上を向いた八雲の目は、目薬のせいか光っていた。
「綺麗なものを見て居たいと思うことは変なことじゃないでしょ…?」
「……変ではない…だがな。」
晴香の顔を引き寄せて唇を重ねる。

「君はバカだな。」

そう言って笑った八雲の瞳は赤いものへと変わっていた。



END




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