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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年08月04日 (Fri)
山猫読破~。
強いお姉さんは大好きよ。(何)

や~今日は1日の半分を寝て過ごし、そして、それ以外の時間はほぼPCの前か布団の中で本読んでました。
びば・だらだら生活!(笑)

拍手お返事

連城さん
お久しぶりです~。お元気でしたか~?
もう即興ネタでいろいろベタスギですが、お楽しみいただけたようで何よりです。
有栖川先生の本は好きですよ~。アリスとヒムセン(火村先生の略←超安直)のコンビが好き~。
現在もっぱら国名シリーズを集め中です(笑)
そして海!いってらっしゃい~



さて、今日のブツは山猫の台詞から想像。



同棲設定(新婚でも可)
いつにも増して…八雲が別人です。



今日は疲れた。
そう意識すると疲労感は途端に襲ってくるもので…やけに重たく感じる身体。
だが、そんなものは家に帰れば微塵も感じなくなる。
笑顔で君が迎えてくれるから。
そう思うと、無意識に頬が緩む八雲。
一体どこまでお惚気なのかは突っ込まない方向で行くことにする。
「…ただいま。」
ガチャリと玄関を開けてそう声をかける。
あ、っと声が聞こえたかと思うとパタパタと足音がして、晴香が顔を出す。八雲の下に小走りにやってきた晴香だったが
「おかえ…」
それだけ言うと、顔を顰めた。
「?どうした?」
そんな晴香を怪訝そうな顔で見つめる八雲。
「え?ううん。なんでもない。おかえりなさい、八雲君」
にこりと笑って頬にちゅっとキスをする。
「………。」
嘘をつくのが下手なくせに、そうやって隠そうとするんだよな。君は
八雲はそんな事を思いながら頬にキスを返す。
まぁ、そこが可愛いといえば可愛いんだが…
ぎゅうっと晴香を抱きしめる八雲。
「??」
良好な関係を築くにあたっては隠し事は良くない。うん。良くないな
抱きしめられたまま、なでなでと後頭部を撫でられる晴香。
「八雲…くん?」
まったく八雲の行動が謎な晴香は腕の中でそう訊ねるしかない。
身動きが取れないのだから仕方ない。
「で?君は何を隠してる?」
何が『で?』なのかは突っ込まない方向で。
「え?…」
「何を隠してるんだ?」
抱きしめるのを止め肩に手を置いて晴香を見つめる八雲。
「…………。」
「言わないのか?」
「…言いたくない。」
ふいっと顔を背ける晴香。それで少しだけ頬が膨れているように見える。
………可愛い…。
と思ってしまうのはやはり惚気に他ならない。頬が緩みそうになるのを必死に押さえる。
「…仕方ないな。」
ポーズだけため息を付いて靴を脱ぐ八雲。
そして家に上がるなり追求から逃れられたと思っている晴香をひょいと抱き上げる。八雲はそんなに甘くない。
「きゃっ!?」
「…言わないんなら仕方ないな」
抱き上げた晴香にキスをしてすたすた歩き出す。
「ちょ、ちょっと八雲君!?」
「良好な人間関係形成のためには隠し事は良くないな。」
うん。良くない。…と、一人で納得しながらさらにすたすた歩いていく。
「ど…こ行くつもり?」
おおよそ検討は付いているが聞かずにはいられない。
「…たぶん、君が考えてる場所と一緒だと思うね。」
悪びれた様子もなくさらりと言う八雲。
「君が言わない・・・・んなら言わせる・・・・しかないだろう?」
にやりと笑うその顔は…底心楽しそうなのだが…晴香には恐い。
「言うっ!言うから降ろしてっ!」
真っ赤になって抵抗する晴香。
足を止め数秒思案する八雲。
目的地である寝室のドアまであと2メートル。
振り返って見るリビングのソファーまでは3メートル半といったところか……。
くるりと踵を返しゆっくり晴香をソファーに下ろす。
「何を隠してる?」
隣に座って顔を覗き込む八雲。
それに対し、まだ顔を赤らめている晴香がゆっくり口を開く
「匂いが」
「匂い?」
「女の人の匂いがする…」
「……僕からか?」
コクンと頷く晴香。
対する八雲は怪訝そうに自分のシャツに鼻を当てる。
自分では気づかなかったが、確かに甘ったるい匂いがする。
彼女が顔を顰めたのはこれだったか…と思う。
いつ付いたかと…考えると該当するのはあいつしかいない。
仕事であった女性。えらく気に入られてべったりくっつかれたせいか…と結論付ける
「それで、…君は妬いてたわけか?」
八雲的には優しい口調で言ったつもりだったが晴香にそれは伝わらず…
「お風呂行って」
不機嫌そうな口調でそう言われた。
「は?」
「お風呂行って匂い落してきて!服も全部洗濯して!」
よっぽどその匂いが嫌なのか…いつもよりきつい口調の晴香。
「…じゃないと喋らない!」
ふんっとそっぽを向く晴香。
……まったく…。独占欲が強いのはどっちだよ。
君は僕のほうが強いって言うが、…君も相当だぞ?
「分かった、じゃぁ。風呂に行ってくる」
そう言ってソファーから立ち上がる八雲。
「匂い落としてくるから…」
晴香の肩に手を置いて…
「今度は君の匂いを付けてくれ。」
後ろから、頬にキスをする。
「………。」
晴香の顔を覗き込むと見事に真っ赤で…可愛らしかった。
「絶対消えないぐらい…つける。」
ボソッと聞こえたその言葉に笑いながら、八雲はバスルームへと消えていった。


END


「女の匂いがする」より、やきもち晴香

八雲が軽い…軽すぎる……(苦笑)
なんか、すっっごいラブラブなのが書きたくなった……。
玄関でのギュは、八雲的スキンシップって事で(爆)


要、リハビリだなぁ…。
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