忍者ブログ
2024.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006年04月29日 (Sat)


今日は土曜日だったなのにレポートを仕上げなければいけないため、どこにも行けずに唸っております。うぅっ…。

でも、つくづく私は単純だと思う。
だって、褒められるとやる気メーターが急上昇するんですもん。(爆)
↑で鬱な状態だったのにいきなりニヤニヤしだします。
…兄貴君に気味悪がられてます。笑い方がおかしいとか…(苦笑)
なんでも「いひひひ」って笑うそうな(兄貴君談)
「畠さんの笑い方とどっちが不気味?」
「実際に笑ってる時点でお前のほうが不気味だろ。」
………はい、ごもっとも(苦笑)自分でも笑い方が変なのは自覚してます(笑)
「でも一応自覚があるだけましよね~」
「自覚してるのに直さないのは問題ありだと思うけどな。」

…最近兄貴君がなぜか八雲っぽくなってる…(苦笑)


はっ!?話が反れましたが、拍手ありがとうございました!
これからも頑張ります~♪




今日は八雲独白のやや暗めなお話…(たぶん)



「ねぇ。八雲君。」
なんだ、まだ起きてたのか…静かだったからもう寝たのかと思ったのに。
腕の中のにいる君は身体を90度回転させ、仰向けから僕と向かい合う格好になる。
「なんだ?」
若干下を向いて彼女の顔を見る。
「ひとつ、聞いていい?」
何か後ろめたい事があるときに見せる表情で見上げてくる。
…さて、どう答えたものか。
「そんな暇があるなら、さっさと寝るんだ。」
考えるより早く口が動いて、身体が動く。彼女の頭を胸に押し付けるようにして抱きしめる。
が、頭を持っていた手を退けられ再び見上げられる。
「…気になって寝れないから聞いてるの。」
まったく、僕の何が知りたいって言うんだ。
「ひとつだけだぞ。」
ため息をして仕方ないなといわんばかりのポーズをして聞いてみる。
「あのね。」
と、だけ言うと黙り込んでしまう。…何をそんなに考えている?
そんなに聞きにくい質問なのか?
…それとも…
「八雲君は今でも。自分の目、嫌い?」
……………………………。
自分でも眉間に皺がよったのがわかった。
答えを願望するように顔を覗き込んでくる君。彼女には今、ありのままの左目が見えている。

何故君はこんな質問をする?

僕の何が知りたいんだ?

僕の目…。幽霊が見える左目…。

僕は今、この目をどう思っている?

…………。

以前よりは…嫌いではない。
君が綺麗だと言ってくれたことで、僕は自分の目を以前より嫌わなくなった。

だが…。

いくら君が綺麗だと言ってくれたところで…僕の暗い過去が消えるわけじゃない。

暗く、痛く…決して君には言えそうにない…過去。

君と出会ってからの時間なんて、僕の今までの人生の中ではまだまだ短い

今が幸せすぎて…幸せを知る前の時間が消えたような錯覚に陥る事がある……

でも。

僕の君に見せられないような過去は…存在するのだ。


それを考えれば…好きなんてなれない。


……………………。


君はどう答えて欲しいんだ?

逆に、彼女の瞳を覗き込むようにして心の中で問いかけてみる。

好きといえば…喜ぶのだろうか?
嫌いといえば悲しむのだろうか?
それとも……もっと別の反応をするのか?
………君の行動は僕には理解不可能だ。


たとえ答えが君を泣かせてしまうことになっても

僕は


君に嘘をつきたくない…。



「好き…ではない…な。」
一番、適当な言葉を口に出した。

君はどんな反応をする?

「よかった。」
よかった?何でそんな言葉が出てくる…?
やっぱり彼女の思考に僕は付いていけない。
「だって、好きじゃないって事は、嫌いでもないんでしょ?」
ずいぶん強引な繋げ方だ…。こんな考えは僕にできるはずがない。
だが…案外、間違ってはいないのかもしれない…。
「私ね。きっぱり嫌いだって言われると思ってた。」
ぎゅっと頭に手を回され抱きしめられる。
いきなり…何を…。
「私が想像できないぐらい八雲君は苦しんで苦しんで…今まで過ごしてきたんだよね。」
何を言い出すんだ君は…。
「私が、八雲君にしてあげられることなんて。少ししかないのは分かってるの。でも、でもね」
さらに強く抱きしめられる。…石鹸の香りがする。
「私が八雲君の傍に居る事で…八雲君が、少しでも自分を好きなれると…嬉しいなって…思ったの」
僕が…自分を好きになる?…君が傍にいて?
「私は、八雲君の事好きだよ。大好きだよ。だから…八雲君も…自分を……好きになって欲し…く……て…。」
誰が聴いてもわかるぐらいの涙声。僕のために泣いてるのか?
「なんで、そこで泣くんだ?」
僕の頭を抱きしめてる君の腕を外し君を見る。
瞳にいっぱい涙を浮かべている君。そんな君を綺麗だと思ってしまう。
「ごめん…なんか…支離滅裂で…。」
「いつものことだろう。そんなこと。」
ぶっきらぼうにそういってぎゅっと抱きしめる。
「八雲…くん…。」
シャツをぎゅっと握り締め、涙を流している。
本当に…よく泣く…。君は純粋で…だからこそ人の気持ちに敏感なんだ。
こんなことで泣く必要なんてないのに。
ほんとに君は、お人よしで……。優しい…。
「心配するな。僕は自分が…嫌いじゃない。」
「じゃぁ…好き?」
「…君よりは…好きじゃない。」
一瞬悲しそうな顔をするが意味を理解したのか顔が赤くなる。
そんな君を…可愛い…と思うあたりやっぱり不謹慎か…?
まぁ、そんなことはどうでもいい。
これを言わなければまた君は余計な心配をするんだろう。
君は自分を低く見がちなんだ…。
自分自身は君よりは好きではないが…。


「今、君より好きなものなんて、何もない。」



どういうシチュエーションだとかは聞いちゃ駄目です!(笑)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
←No.16No.15No.14No.13No.12No.11No.10No.9No.8No.7No.5
ブログ内検索