ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
誰か、叱って下さい(何)
ほんとに、波で生きててすみません。お題はじめたばっかりなのに…。
来ちゃったんですよ…。にゃ~の波がっ!
猫派か犬派かと聞かれればどちらでもないと答える人間です。しいて言うなら兎派だ!と声高らかにいう人間です。
今まで大してきゅんきゅん(爆)したことなかったのに…何でだろう…?
今日はそういう話です(爆)
ネコ耳(擬人化ならぬ)擬獣化の言葉に嫌悪される方はここでストッププリーズ!
かなり設定、飛んでますので(爆)万人受けは、しないだろうなぁ…。
今度から甘め設定メインサイトじゃなくて…マニアック設定サイトに改名しよう…(苦笑)
ちなみに、黒猫ですので!!(←察してください・爆)
若干、グロあり(苦笑)
ほんとに、波で生きててすみません。お題はじめたばっかりなのに…。
来ちゃったんですよ…。にゃ~の波がっ!
猫派か犬派かと聞かれればどちらでもないと答える人間です。しいて言うなら兎派だ!と声高らかにいう人間です。
今まで大してきゅんきゅん(爆)したことなかったのに…何でだろう…?
今日はそういう話です(爆)
ネコ耳(擬人化ならぬ)擬獣化の言葉に嫌悪される方はここでストッププリーズ!
かなり設定、飛んでますので(爆)万人受けは、しないだろうなぁ…。
今度から甘め設定メインサイトじゃなくて…マニアック設定サイトに改名しよう…(苦笑)
ちなみに、黒猫ですので!!(←察してください・爆)
若干、グロあり(苦笑)
恋人設定。
例によって例のごとく…。八雲はトラブルに巻き込まれていた。ちなみに捜査2日目
「あぁ。後藤さんですか?今どこです?」
八雲がいる場所は土手の上、平日の日中ということもあって、人通りは殆どない。
今が2月だとは信じられないほどの陽気で…遠目に菜の花が咲いているのが見える。
「まだそんなところをうろうろしてるんですか?トロイですよ。」
ふんっと…鼻で笑いながらそういう八雲。
電話の内容を聞こうと、隣にいた晴香が自らの耳を八雲の携帯に近づけてきた。
背伸びをしなければ届かないが…。
『うっせぇな!お前こそどこにいるんだよ。』
と、晴香の耳にも聞こえてくる後藤の声。
「川ですよ。中央橋の近くです、さっさと迎えにこないと帰りますよ。」
『俺はいつからお前のアッシーになったんだ!』
「うひゃぁ!」
直接聞いていない晴香がそんな声をあげて携帯から離れた。八雲も、うるさい…というように耳から携帯を離す。
「誰も後藤さんのようなアッシーは欲しくないですよ。」
それに、アッシーっては言葉は死語ですよ。
再び鼻で笑いながら八雲そう言った。
案の定、帰ってくる怒鳴り声。晴香にはよく聞き取れなったが、相当キてるのは伺えた。
「じゃぁ、喜んで帰らせていただきますよ。僕としては事件が未解決でも何も困りませんしね。そうそう、じゃぁこの名簿も要らないって事になりますね。」
八雲が晴香に持たせていたファイルの中の紙を取り出してを見てニヤニヤ笑っている。
「そんなので、奈緒の教育が出来るんですか?悪かったときにはなんていうんでしたっけ?」
あぁ、今後藤刑事すごく…血圧上がってそうな気がする…。
晴香はそう思って心の中で合掌した。だが、その顔には笑みが浮かんでいる。
「もっと他に、言うことがあるでしょう?」
そのやり取りを楽しんでいるのだから晴香だって同罪なのだが…。
「それ以上言わないでください、気持ち悪い。」
今回は、トラブルメーカーではなく助手として関わっているからいくらか気が楽なのだろう。
八雲から離れて、川がよく見える位置に歩いていく晴香。少し冷たい風が頬をなぞった。
「わかったんなら、さっさと迎えに来て下さい。中央橋ですよ。」
そう言うと八雲は携帯を切り、数十歩先にいる晴香の元に歩いていく。
が、晴香は八雲が来てもそれに気づかないかのように一点を見つめていた。
「…どうした…?」
不信に思った八雲は、そう言いながら晴香の視線の先を追った。
「あれ…。」
視線の先にあったのはあまり直視はしたくないもの…だった。
「…酷いな…。」
もはや生を感じられない肢体、澱んだ眼球、そして…体に張り付いている毛。
黒猫の遺骸が草むらの中にあった。
「車に撥ねられたんだろう…。ここは通行禁止じゃないし…」
八雲がそう言っている間にコートの裾がくいっと…引っ張られた。
「ねぇ…。お墓…作ってあげよう?」
今にも泣き出してしまいそうな悲痛な表情で晴香がそう言った。
「…あぁ。」
保健所に連絡という選択肢が八雲の頭を掠めたがそれも一瞬。それをなかったことにして、八雲は晴香に続いて土手を降りていった。
近くに行くとまだ微かに独特の血の匂いがした。うっ…っと…小さく晴香がうめく。
「…大丈夫か?」
いくら、他の人より多く事件に巻き込まれているとはいえ何度見ても気持ちのいいものではないし、匂いになれるものでもない。
「……平気。」
「…風下に行くな。辛いぞ」
そう言うと八雲は風上の草のあまり生えていない場所を選んで素手で土を掘り始めた。晴香も八雲に倣う。
「君はいい、下手したら爪が折れる。」
八雲が晴香の手を止めさせてそう言った。確かに土は柔らかくない、それどころか石さえ混じっている。
「…私が言い出したんだから、させてよ。」
少し、むっとした表情で晴香がそう言った。しょうがないな、というようにため息をついて八雲はそれ以上何も言わなかった。
本当なら出来るだけ深くに埋めた方がいいのだが、出来た穴は精精20センチといったところ。
大きな石に当たってしまいそれ以上掘れなかったのだ。
「…君は花でも摘んできてくれ。僕が埋葬するから。」
ぱんぱんっと手についた土を払ってそう言う八雲。
「…うん。」
これには晴香も反抗しなかった。幸いにも爪は折れていないようだが指先が赤くなっていた。
晴香が河川敷に降りていくのを見て八雲はぐるりとあたりを見回した。
何か猫を包んでやるものがないかと探すためだったが、結局見つけたのはどこからやってきたのかわからない新聞紙だった。
「布か…ダンボールでもあればいいんだが…まぁ、仕方ないか…。」
独り言をつぶやきながら、新聞紙を手に遺骸の元へ戻る八雲。
凝視したいものではない事は先ほども述べたが、今はそんなことを行ってる場合ではない。
体を丸めて、新聞紙に包みこむ。持ち上げるとやけに重く手に乗りかかってきた。
にゃぁ~
場違いな可愛らしい鳴き声が八雲の耳に届いてきた。
「?」
思わずあたりを見回すがそれを発したであろう猫はいない。
「…空耳…か。」
疲れてるんだな、多分。昨日あんまり寝てないし…。
そう、結論付けて八雲は歩き出した。埋葬する穴へ向かって。
墓標の変わりに石を置いてその下に、摘んだ花を備えた。
「……。」
晴香はお墓の前にしゃがみ込んで手を合わせた。八雲も立ったままだったがそれに倣った。
アイタイ
唐突に…聞こえてきたそんな言葉
「…え?」
アイタイ
「?八雲君」
声に反応して晴香が振り返り八雲を見上げる。
アイタイアイタイアイタイアイタイ
「くっ…」
脳を鷲掴みにされているような、そんな痛みに八雲は襲われた。
「八雲君!…大丈夫…?」
思わずふら付いた八雲の身体あわてて支え、晴香がそう問うた。
アイタイ…アイタイ!
「…大丈夫だ…立ちくらみがしただけだ…」
そういうものの、その痛みは治まらず思わずうめき声を上げた。
「ぜんぜん大丈夫じゃないじゃない!どうしたの!?」
にゃぁ
「!」
晴香の声に混じって、猫の鳴き声がした。
八雲が視線を巡らすとすぐ足元に声の主がいた。黒い猫。
「お前…は。」
やっとの思いでそう言葉をつむぐ八雲。
にゃぁ~
それに反応するかのように泣いてみせるその黒猫。
アイタイ
「八雲君?」
晴香に返事をするより早く…その黒猫が八雲目掛けて飛びついてきた。
「!!」
思わず身を引いたが、確実にぶつかっただろう。
だが、ぶつかった痛みは伝わってこなかった。その代わり頭痛がいっそう増したのだが。
にゃぁぉおん
頭蓋骨に反響するような鳴き声。
あぁ、そうか…。
意識を手放してしまえば楽だ。
八雲の身体のどこかがそう、判断したらしい。
八雲は薄れる意識の中で一つだけ確信したことがあった。
…幽霊…か。
身を引いたとき瞑った左目でしかその姿は見えなかったのだから。
ありえない。
ありえないありえないありえないありえなーいっ!!
小沢晴香は、軽くパニックになっていた。
「ありえない!」
そう、叫びたくなるほどに。
「ありえない!こんなのありえないでしょ!!」
二度目の叫びでスズメが、電線から飛び立った。
腕の中に居るものがあまりに重いのと…いろいろショックなのも重なって、晴香はその場にへたり込んだ。
腕の中に居るのは他でもない八雲…なのだが……。が。
いや。落ち着いて、落ち着くのよ…晴香。
自分にそう言い聞かせて晴香は一旦ゆっくり深呼吸をした。
八雲が急に苦しみだして、気を失った。そこまではいい。
今は別段顔色は悪くない、苦痛に耐えてる表情もない。普段の寝顔と変わらない様子。
変わってるのは………。
…………。
「やっぱりありえない!」
叫び、三度目。人通りが少なくてよかったと晴香は改めて思った。
人が居たら完全に変人扱いされてるところだ。
ありえない、と晴香を三度も叫ばせた原因は八雲の頭にあった。
いつもどおりの寝癖だらけの髪の間にそれがある。動物の耳が。
動物といっても…ゾウやウサギの耳ではない。犬か猫か…そのどちらとも判断のつきにくい形の耳。
しかも本来あるべきところにある耳はちゃんとある…本当にそれだけいきなり生えてきた。
耳が四つあるという…妙な状態なのだ、叫ばない方がおかしい。
「………。」
恐る恐る、その犬だか猫だがわからない耳に触れる晴香。
あ…意外にあったかい…
と思うのが早かったか、八雲が飛び起きるのが早かったか…。
「や、八雲君!?」
「今どこに触った!?」
2人の声が、完全にかぶった。そして沈黙。
「…八雲君、頭痛大丈夫?」
とりあえず…というように晴香がそう切り出した。
「頭痛は大丈夫だ…。それより、妙にくすぐったかったんだが…脇腹触ったんじゃないだろうな。」
八雲は若干不機嫌気味に晴香を見た。だが、その耳が妙に可愛くて迫力は全然ない。
「脇腹じゃなくて…耳。」
晴香が八雲の頭の上の耳を指してそう言った。
「耳?」
何を行ってるんだと言いたげな目を向けながら頭に手をやる八雲
「………………。」
ぺたぺたと…頭と耳に障る八雲。無言でひたすらぺたぺた…。
「…みみ…」
間抜けな、本当に間抜けなこえが八雲の口から出てきた。
「…うん。そうみたい…」
もはや笑うしかない晴香は硬い笑顔を八雲に向けた。
「っ!?…なんだこれは!!」
本日合計4度目の叫びが、2月の空に響いた……。
続き…ます(え)
趣味まっしくらでごめんなさいっ!!(ダッシュで逃亡)
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Re:出ました黒猫ネタ!!(笑
志季さん。こんばんは!いい反応をありがとうございます(爆)
ふふっ、自惚れていいですか?志季さんとツボが一緒だと(笑)
万人受けはしないだろうと思ってたので、コメントいただけでニヤニヤがとまりません。
続きは明日には仕上げたいと思っていますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
そして、それが志季さんの栄養剤になれば嬉しいことこの上ないです!(笑)
栄養剤になれ~!!(爆)
全体的にはっちゃけててすみません(苦笑)
嬉しいんです(照)
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