ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
コメント、頂いてるのにお返事できてなくてすみません…。
打ってる間に打つも同じような事を書いてるなぁって思ったらそれ以上進みません。
一つ一つコメントいただいてるんだから同じにならないお返事がしたいのですが…。
メール、拍手、コメントのお返事を書いてるときが一番ボキャブラリーの少なさを痛感します。
話は変って、もうすぐ10000HITですな。
本館の方も10000HITなので、何か書こうと思っているんですが…ここの10000HITのときは結構凹みました。
それがあるんでちょっと怖いですが…気持ちの問題ですもんね。
でも、今から書き始めて完成はいつになる事やらね…(苦笑)
さて、
starry-tales様からお借りした。
【抱きしめる】5のお題 より
2.逸らされた瞳を向けてほしくて
続き物、になる予定。
打ってる間に打つも同じような事を書いてるなぁって思ったらそれ以上進みません。
一つ一つコメントいただいてるんだから同じにならないお返事がしたいのですが…。
メール、拍手、コメントのお返事を書いてるときが一番ボキャブラリーの少なさを痛感します。
話は変って、もうすぐ10000HITですな。
本館の方も10000HITなので、何か書こうと思っているんですが…ここの10000HITのときは結構凹みました。
それがあるんでちょっと怖いですが…気持ちの問題ですもんね。
でも、今から書き始めて完成はいつになる事やらね…(苦笑)
さて、
starry-tales様からお借りした。
【抱きしめる】5のお題 より
2.逸らされた瞳を向けてほしくて
続き物、になる予定。
恋人設定。
事件。と一口に言ってもその種類も規模もさまざまだ。
今回のそれは、心霊現象がらみで後藤達が動いているのと同時に他の刑事も動いている。つまりそれなりに大規模だということ。
まぁ、今晴香がしている作業はそんな大それた事件とは程遠いもの…だったが。
「……」
晴香がにらめっこしているのは一冊の本、しかも普通の本じゃない。
黒の表紙に金の刺繍でDIARYと入っている立派なもの。どこからどう見ても、日記帳そのものだった。
もともと、これはとある女性のものだった。が彼女はすでにこの世にいない。書類上、自殺とされて。
と…ここまで書けば勘のいい皆さんは分かるだろう。
幽霊となって現れた彼女の死が本当に自殺かどうか疑問を持った八雲は彼女の日記を入手することに成功するわけだが……。
晴香が苦戦してるのはその日記帳についている錠。だった。それはダイヤル錠タイプで3桁の数字をあわせるというものだった。
壊してしまえばそれでいいのだが、それは最終手段だと八雲は言った。
そんなわけで…何の手がかりもないまま、開錠作業をしなければならなかった。
晴香は八雲から、その仕事を仰せつかったわけだ。
001、002、003……と地道にダイアルを回していく。
開始からだいぶたったが、日記を守る番人の銀色のそれはびくともしない。
「う~~っ…」
ダメ。ちょっと休憩。
晴香は日記帳を机の上においたまま後ろに倒れた。
窓から降注ぐ日光に包まれて、晴香は窓の外に目をやった。まぶしい太陽と青い空が目に飛び込んでくる。
「いい天気…」
お布団干せばよかったなぁっと…ぼんやり考えるがもう太陽は沈む一途を辿るだけだ。
ぼんやりついでに思いだしたのは、前に託された日記のこと。忘れもしない事件だ。
随分昔みたいだけど、そんなに昔じゃないんだよね。
あの事件を思いだしたのか、表情を引き締めて晴香は起き上がりまたダイヤル錠との戦いに戻った。
それから、あまり時間がかからないうちに、かちり…と小さな音が鳴った。
「あ…。」
ようやく、番人が退いてくれたようだった。
八雲に、中身を見るな…とは言われていない。晴香は好奇心のまま表紙をめくった。
「八雲君?今どこにいるの?」
2回のコールで八雲が出た。めずらしい。
『名乗ることぐらいしたらどうだ?』
電話の向うでため息を付いてるのが手に取るようにわかる晴香。
「小沢ですっ!どこにいるのよ?」
揚げ足取らなくてもいいのに!そう思いながら少し乱暴に答える。
『口では説明しずらい。君こそどこにいる?』
「家よ。」
『……この前行ったYっていう店は分かるな?』
「うん。」
『そこに来い。たまには外食でもしよう。』
「ふえ!?」
晴香が変な声を出すのも無理はない。八雲がこんなことに誘ったことなんて一度もなかったんだから。
『…電話で大きな声を出すな。開いたんだろうな?日記』
「開いた…けど…。」
中を見て少しばかり後悔している晴香はそんな返事しかできない。
『何番だった?』
「え?…えっと…238」
目の前にある錠の数字を読み上げる晴香
『よくできました。じゃぁ、待ってるぞ。』
そういと一方的に電話が切られる。
「よくできましたって…私は子どもじゃありませんーっ!」
ツーツーというダイヤルトーンを発する電話口に向かって叫ぶ。当然返事はない。
何はともあれ、出かける準備だ。
嬉しさと、日記の事を話さなければいけないかもしれないという少しの憂鬱を胸に抱えて晴香は家を出たのであった。
続きます。
というか次回が本番。
これはプロローグみたいなものだと思っていただければ(笑)
事件。と一口に言ってもその種類も規模もさまざまだ。
今回のそれは、心霊現象がらみで後藤達が動いているのと同時に他の刑事も動いている。つまりそれなりに大規模だということ。
まぁ、今晴香がしている作業はそんな大それた事件とは程遠いもの…だったが。
「……」
晴香がにらめっこしているのは一冊の本、しかも普通の本じゃない。
黒の表紙に金の刺繍でDIARYと入っている立派なもの。どこからどう見ても、日記帳そのものだった。
もともと、これはとある女性のものだった。が彼女はすでにこの世にいない。書類上、自殺とされて。
と…ここまで書けば勘のいい皆さんは分かるだろう。
幽霊となって現れた彼女の死が本当に自殺かどうか疑問を持った八雲は彼女の日記を入手することに成功するわけだが……。
晴香が苦戦してるのはその日記帳についている錠。だった。それはダイヤル錠タイプで3桁の数字をあわせるというものだった。
壊してしまえばそれでいいのだが、それは最終手段だと八雲は言った。
そんなわけで…何の手がかりもないまま、開錠作業をしなければならなかった。
晴香は八雲から、その仕事を仰せつかったわけだ。
001、002、003……と地道にダイアルを回していく。
開始からだいぶたったが、日記を守る番人の銀色のそれはびくともしない。
「う~~っ…」
ダメ。ちょっと休憩。
晴香は日記帳を机の上においたまま後ろに倒れた。
窓から降注ぐ日光に包まれて、晴香は窓の外に目をやった。まぶしい太陽と青い空が目に飛び込んでくる。
「いい天気…」
お布団干せばよかったなぁっと…ぼんやり考えるがもう太陽は沈む一途を辿るだけだ。
ぼんやりついでに思いだしたのは、前に託された日記のこと。忘れもしない事件だ。
随分昔みたいだけど、そんなに昔じゃないんだよね。
あの事件を思いだしたのか、表情を引き締めて晴香は起き上がりまたダイヤル錠との戦いに戻った。
それから、あまり時間がかからないうちに、かちり…と小さな音が鳴った。
「あ…。」
ようやく、番人が退いてくれたようだった。
八雲に、中身を見るな…とは言われていない。晴香は好奇心のまま表紙をめくった。
「八雲君?今どこにいるの?」
2回のコールで八雲が出た。めずらしい。
『名乗ることぐらいしたらどうだ?』
電話の向うでため息を付いてるのが手に取るようにわかる晴香。
「小沢ですっ!どこにいるのよ?」
揚げ足取らなくてもいいのに!そう思いながら少し乱暴に答える。
『口では説明しずらい。君こそどこにいる?』
「家よ。」
『……この前行ったYっていう店は分かるな?』
「うん。」
『そこに来い。たまには外食でもしよう。』
「ふえ!?」
晴香が変な声を出すのも無理はない。八雲がこんなことに誘ったことなんて一度もなかったんだから。
『…電話で大きな声を出すな。開いたんだろうな?日記』
「開いた…けど…。」
中を見て少しばかり後悔している晴香はそんな返事しかできない。
『何番だった?』
「え?…えっと…238」
目の前にある錠の数字を読み上げる晴香
『よくできました。じゃぁ、待ってるぞ。』
そういと一方的に電話が切られる。
「よくできましたって…私は子どもじゃありませんーっ!」
ツーツーというダイヤルトーンを発する電話口に向かって叫ぶ。当然返事はない。
何はともあれ、出かける準備だ。
嬉しさと、日記の事を話さなければいけないかもしれないという少しの憂鬱を胸に抱えて晴香は家を出たのであった。
続きます。
というか次回が本番。
これはプロローグみたいなものだと思っていただければ(笑)
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Re:無題
SINさん。こんにちは!
呼び方はそれで何も問題ありませんよ♪
何か単純作業を晴香にさせようと思って、それで思いついたのがダイヤル錠でした。
というのも、お題から喧嘩を連想して原因はきっと八雲だろうと(笑)
それで、以前に真琴さんの話題になったので八雲と真琴さんの会話を入れようと思い。
八雲と晴香が別々に行動してるパターン(同棲中で)って……。
と考えたとき、出てきたのがこれだったんです。
数字錠ノーヒントで数字を探し当てるのは難しいもんですので、一緒になって喜んでもらえたのなら嬉しいです。
他にも、裏設定があったんですが生かしきれてません(苦笑)
本当に、いつもコメントありがとうございます(ぺこり)
呼び方はそれで何も問題ありませんよ♪
何か単純作業を晴香にさせようと思って、それで思いついたのがダイヤル錠でした。
というのも、お題から喧嘩を連想して原因はきっと八雲だろうと(笑)
それで、以前に真琴さんの話題になったので八雲と真琴さんの会話を入れようと思い。
八雲と晴香が別々に行動してるパターン(同棲中で)って……。
と考えたとき、出てきたのがこれだったんです。
数字錠ノーヒントで数字を探し当てるのは難しいもんですので、一緒になって喜んでもらえたのなら嬉しいです。
他にも、裏設定があったんですが生かしきれてません(苦笑)
本当に、いつもコメントありがとうございます(ぺこり)
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