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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2008年10月11日 (Sat)
あ………れ……?

何 の ご 褒 美 !?(違)

日付8日だけどそんなの関係ない!
思わず右クリックしそうになりましたがなけなしの良心が止めました。

ふーふーっ…………。

人様のものは人様のものです。うん。

あれだあの…。あの2人を後ろからハグしたい(何)
で、血相変えて来る彼氏ズに引き剥がされるまでが1ターンで!(笑)

人様のものですが妄想は自由です。
私の場合それが駄々漏れなのでタチが悪いですが………。

ってか…某人のところに本気で嫁にいきたい(爆)
掃除もするよ洗濯もするよ!…ってか家政婦か(笑)
え、栄養教諭の採用…大阪だとあるらしいんですよね…。九州はない!
ち、近いよね!でも都会は…苦手…(苦笑)


拍手お返事

7日
拍手ありがとうございます!kizunaお気に召して幸いです!
普段クールな八雲をワタワタさせるのは私も好きです(笑)
なんとなく人間らしくって…普通の男の子って感じで!
あれではそう言う八雲が増えると思いますのでお付き合いいただければと思います
……本館においているので更新はそうありませんが(汗)


なんか変な感じです。無風?無波?
昨日の晩サイトめぐりしたときはいろいろありましたが…。
今は無ふー

実習で頭の中を全部学生モードに切り替えたせいか…頭の中が萌えに関して無。もしくは白
ってか…ローテンションなだけ?



まぁ…ってわけで新栄学園


LINK9. 志乃 今回は全体的にダークです(夢の描写があるので)

短いですが…区切りがいいので。

ここに乗せる名前、どの程度にすればいいんだろう…。
山猫センセは暗躍がメインなんですがっ…それ曝すとネタバレになる(苦笑)


二車線で車が行きかうどこかの大通り。
歩道には歩いている人が疎らにいる。
大半が仕事帰りのサラリーマンだろう、スーツを着ている。
暗い空から雨が降ってきた。
建物の中に逃げ込む人、傘を広げる人…疎らな人の流れでその二種類の人間がいる。
その女性は後者だった。10代後半か20代の若い女性。
<あたしは…この人を知っている>
鞄の中から折り畳み傘をだして広げて空を見上げた。
「雨、降ってきちゃった…」
街の明かりが明るいせいもあり、空は黒色で塗りつぶされている。
星も月もえない雲の形さえ分らないほどの黒。
彼女は暫くのあいだ空を見上げていたが、再び歩き出した。腕時計をみて少し早足になる。
大通りから少しそれた道へ入っていく。
<ちがう、あたしは……>
そこは住宅街で一方通行の道で車が1台しかと折れないほどの道幅だ。
街灯がまばらにしかなく…雨のせいでますますその照明としての役割は果たせていない。
暗闇の中にぽつぽつとある明るい部分。そこだけ別世界のように見える
<コレを知っている>
不意に眩しくなった。
車が角を曲がったのだろう正面に車が見えた。ぼんやりと浮かび上がるのは白っぽい色。
ヘッドライトを見た彼女は道路の端により…傘の先を気にした。
車に当たってしまうかもしれない。そんな仕草をしながら車が過ぎるのを足を止めて待っていた。
<だめ、逃げて!>
ゆっくり車が進んでくる。車体の色は白。
タイヤが止まった次の瞬間、後部座席のドアが開いた。
中から出てきたのは黒一色の格好をした人。
その女性に襲い掛かった。
「嫌っ!?」
その言葉は聞き入れらる事はなかった。
無理やり車に連れ込まれる。
車の中は背もたれが倒してあった。その上に押さえつけられる。
<やめてっ…。>
「やめてっ!」
後ろ手に縛られる、そのまま自由を奪われた。
暗い車内にでも分る鋭利な刃物の影。
布を劈く音が車内に響く。
「嫌ぁっ!!」


やめて…。

それ以上あたしに見せないでっ…。


見たくない見たくない!見たくないっ!見たくないっ!!!




「っ………。」
鈍痛が襲う。全身が痛い。頭が痛い。
ドクドクと…脈打つ心臓にあわせて痛みが走る。
「うっ…」
耐え難い痛み。頭が割れそうな頭痛というのはこういうものをいうのだと、思った。
痛みに耐えられなくなって内線電話の受話器を取った。
一人でいると本当にどうにかなってしまいそうだったから。
『お嬢様。お目覚めですか?』
「頭が…痛いの……」
喋るたびにがんがんと頭を殴られているように響く。痛い。
…身体に力を入れている事だけで痛くて…
たまらず、脱力した。
受話器が落ちたと音で分る。
そうして…痛みに耐えられず意識を手離した…。



雨が降る

水溜りの中にあるモノ

まるでマネキンのよう

でもそれは彼女だった。

雨が容赦なく打ち付ける

その目は閉じられることなく雨が降り続いている空を

うつろに見上げていた。

その目に光はない。




浮遊感。
次に感じたものはやはり頭痛だった。
額に手を当てると…冷たいものに触れた。
「お嬢様…お目覚めですか?」
ほっとしたたような声が…降ってきた。目を開けると寛子がそこに居た。
「…寛子…さん。」
「お身体の調子はいかがですか?」
「…大丈夫…です。」
本当はまだ…疼く。それでもこれ以上心配はかけたくなかった。
家の中で…一番信頼できるのは彼女だ。
それでも、夢の話はしていない。
「お嬢様、今日は学校お休みになさいませ。」
「いいえ…行きます。」
「顔色がよくありません…昨日も遅くまで起きてらっしゃっいましたし」
「……。心配かけてごめんなさい。今少し忙しいの。」
そこまで言って志乃ははっと気が付いた。
今、何時なのだろう
壁掛け時計を見上げるともう10時になろうとしている。
「随分、長い間眠ってらっしゃいました。」
時計を見ている志乃に寛子はそう言った。
「時間が…っ。」
志乃はそう言うと重い身体を動かした。
ズキンっと…痛んだのは頭と…脚。
あの事故で骨折した場所が痛む…雨の前は大概こうなる。
「今日は…雨?」
「天気予報では…夕方から降るらしいです。」
そういわれて志乃はベッドの上から窓の外を見た。
まだその空は青い。
「お嬢様、着替えましょう。」
「はい。」
車椅子に乗り移り…いつもと同じように支度をするなかでも、今朝の夢の事が頭から離れなかった。


どういう…ことなんだろう…

あの映像をあたしは見た事がある。

この前の…夢と同じ…夢。

寸分違わぬ同じ夢。

今日見なかった間の部分もあたしは知っている。


どんなに見たくないと思っても

どんなに聞きたくないと思っても

匂いたくない臭いでも

夢の中ではあたしはそれを遮るすべはない。

リアルすぎる声、そして血の臭い

思い返すと…胸焼けがする。

気持ち悪い。


ぐらりっと…世界が揺れた。


「お嬢様!」


もう、どこが痛いのか分からないぐらい全身がいたい。


あたしは一体…どうしたんだろう…。

斉藤さんに…。

夢の話…しなきゃ…



いけ、ない…













LINK…。


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