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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2012年08月26日 (Sun)
はい、お久しぶりです~

拍手お返事

>8月15日 
コウ さま

初めまして、ようこそいらっしゃいました。
そして拍手ありがとうございます。お返事遅くなりました。

新栄も第八も、もうパロディだと割り切っているので書きやすい方ですが…。
原作沿いの話はどうも…かける気がしません。
6巻以降は食指が動かず…(←改めて、一心さんが大好きだったんだ…っと思います)ふと読み返そう……って気になれない。
八雲も晴香もその時点から成長してるはずなのに…ね。
そんなわけで…もうなんか自分でもよくわかりませんが…。

書きたいと思えるようなものができたら、書いていこうかと思います。

好きといってくださって嬉しいですが…こればっかりはホント気分なので…(苦笑)
気長に待っていただけると、うれしいです。

拍手ありがとうございました。




で、拍手お返事だけで記事立ち上げるのも嫌なので…
ヤマもなければ落ちもないSSをくっつけときます。

あまりにも…漫画の(新妻)友(紀)ちゃんがかわいかったので…
御子柴話を書いてみようかと。
…っといっても、御子(柴)のキャラは…いまいちつかめてないのですがね…(苦笑)
(御子はそんなに好きなキャラじゃない…もっとデレろ!っと思うが・笑)
新栄設定です。
っていうか、ただ単に、八雲と御子と真田を一緒に喋らせてみたいだけですけどね。

そもそもまだ新栄で…御子設定できてないし…(苦笑)
…まぁ、新栄設定+本家御子設定で。
まぁ、特に難しく考えずに…3人がしゃべってると思ってもらえれば…
見切り発車だわぁ…(笑)





「新妻です」
「開いてる。」
大学の地下に位置する彼の研究室。
地下に研究室って…どうなのよ…っと来るたびに思う。
敷地が狭いわけでも、空いた教室がないわけでもないだろうに……っと思う。
…扱いとしては、<捜査一課特殊取調対策班>と似たり寄ったりか…。
なんて、自嘲気味なことを考えながら…ドアを開けた。
「遅い。」
ドアも開けきらないタイミングで、そんな声が聞こえてきた。
「っ!?」
まさかこんな近くに彼がいるとは思わなかった。
その長身の男性は言わずもがな、御子柴岳人だった……相変わらずの格好。
「約束は14時だったはずだ。」
珍しく、不機嫌そうな表情を見せている。
「今は14時15分だ。この15分でお前は僕にどれだけも損害を与えたと思っているんだ?」
「損害?」
「そうだ。それがなかったがために、できなかった作業だ。1秒に、テンキーをいくつタッチできると思う?」
また始まった…っと思わざるをえない…
何かにつけて数字を持ち出してくる。
「知りません」
「自分がどれぐらいできるのかわからないのか?」
「意識したことはありません。私は事務員じゃないので。」
「………。」
呆れた…っと言うように…大きなため息をつかれ、腕に抱えていた箱に字を書き始めた。
中身は資料。御子柴がいるからといって、持ってこさせてたそれ。ミカン箱サイズの段ボール。
「ちょっと…御子柴さん!?」
「動くな、ずれる」
段ボールの蓋の部分に、ボールペンで文字を書いていく。
「さっきの答えは平均的には。2~3タッチだ。1秒に、3として、1分間で180。つまり15分で2700タッチだ。一つの数列が例えば、4ケタだとすると673。3桁だと900だ。」
「…………。」
何を言っているのかはわかるが…付き合うつもりはない…っと思いながらため息をついた。
「これをたとえばアルバイトの時給に計算すると…。」
「センセ。その説明でもう3分はたってますよ。」
っと…室内からそんな声がした……彼の研究室に人がいるというのは珍しい気がする。
「時間はお金では買えないんだ、それを覚えているんだな。」
説明を途中でやめるのも珍しいと思ったけれど…くるりと踵を返した。
「お言葉ですが、少し遅れると電話しましたが、不通でした。」
今まで彼のペースに巻き込まれそうだったが、これだけは言っておかねばと思い、口を開いた。」
「電話?」
「はい。」
「………………。」
ポケットの中を探すが、出てくるのは例の飴ばかりだった。
…きっと箱買いして、家に在庫があるに違いない…っと思ってしまう。
「あれでしょセンセ。」
…っと、さっき聞こえてきた声がまたした。
目の前に御子柴がいるので見えなかった部屋の中を、ひょこりと覗いた。
見たことのある男性と、見慣れない男性がそこにいた。
パソコンデスクではなく、チェス盤が乗っている机のそばに二人はいた。
一人はどことなく雰囲気が、御子柴と似ている…例の、道案内してくれた彼。
髪の毛は…容赦なく言わせてもらえれば、ぼさぼさだし、白い服に濃い色のズボン。
そしてもう一人は……全く対照的な人だった。
他の二人が色白なのに対して、彼は…何かスポーツでもしているのかもしれないが、日焼けをしていた。
Tシャツにジーパンという姿だが首にはネックレスがぶら下がっている。
「へぇー…。」
こちらが観察しているのと同様に…向こうも見ていたらしく…にやりと笑って…彼は口を開いた。
「センセも隅に置けないですね。こんな美人を顎で使うなんて。」
「なっ…」
お世辞だとわかっていても…こういう言葉は慣れていない。
「顎でどうやって使うんだ。お前も変なことを言うやつだな。」
そう言うと、御子柴は彼を睨んだ。
「…………………。」
彼の日本語力は…進歩していない…。
「早くもってこい。」
携帯電話を手に持っている彼がそう言う。
どうやら、着信があったのを確認したようだった。
「…着信あったでしょう?」
思わず笑いそうになるのをこらえて…段ボールを運ぶ。
「そーゆーのが顎で使うっていうんだよ…」
っと…呟く彼の隣をすり抜けて…デスクの横へと運んだ。
「先生の番ですよ。」
段ボールを置き、一息ついたところでそんな声が聞こえた。
声の主は…似ている方の人だった。斉藤八雲。
「真田、G6にナイトだ」
「は?…」
御子柴に真田と呼ばれた彼は…そんな声を上げた。
「………縦が数字、横がアルファベッドだ。G6は…ここだな。」
っと…言ったのは、対戦相手の八雲だった。
「…ナイトっていうのは?」
「これだ。将棋の桂馬と同じような動きをする。」
「ふぅん……。馬なんだな」
「騎士だからな。」
「斉藤。さっさとしろ。」
「…では、D3へビショップを。」
「……ふむ、そうきたか…」
っと…八雲と御子柴との間で会話がなされる。
「…では、私はこれで…。」
あまり、ここで油を売るつもりはなかったので、そう言った。
「…2時間だ」
「は?」
「2時間で終わるから来いと言っている。」
「……分かりました。2時間ですね。」
時計を確認した。今度遅れたら何を言われるかわかったものじゃない。
「では。失礼します」
そう言ってから…新妻友紀は部屋を出た。
「A4へポーンだ」
そんな声を聴きながら…ドアを閉めた。


「警察って、むさいおっさんばっかりだと思ってたけど…居るんなだなぁ。あんな人」
しみじみそう言うのは…真田だった。
「しかも苗字が新妻って…いいなぁ。」
「お前は馬鹿だな。ポーンをB4へ」
「同感だな」
っと…一刀両断された。
御子柴はパソコンの前に座っており、作業を始めている。
「結構一般論言ったつもりなんだけど…。何だこの反応」
「左程一般論ではなかったということだ。」
「……まぁ…良いけどな。」
こいつらに一般論が通用しないんだったな…っとひとり呟く。
「でも、綺麗な人ですよね。」
『………………………。』
2人そろって、黙殺だった。
ホントにこいつらは…似てるのかなんなのか分からないな…
そんなことを思いながら…時計を見る。
「そろそろ講義が終わるな…。」
そう言って立ち上がった。
「…ルークをB8」
「B8……。」
見事に、無視されて苦笑いするしかない。
まぁいいか…。
「んじゃ、俺はお姫様の迎えに行くぜ。」
「勝手に行けばいい。」
「…愛想つかされないように気をつけな。」
そう言い残して…真田は部屋を出た。
遠くから…チャイムの音がした。
「御子柴先生。」
「…なんだ?」
「Eの5チェックです。」
「な…。」
思わず、立ち上がってチェス盤を…振り返った……。






友ちゃんの話題が出ると…
御子は良くわからないけど、何となく調子が悪かったりしたらいい。(笑)
御子は…八雲以上に恋だのなんだのって疎そうだ…。


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「確率捜査官」も読みたくなりました
おひさしぶりです。
また更新してくださって、嬉しいです!

今回の話は、「確率捜査官 御子柴岳人」の話ですか?
読んだことがなかったのですが、面白そうですね。
八雲や真田も出てくるのでしょうか?
今度、読んで見ます!
2012/09/09(Sun)21:33:56 編集
是非読んでみてください!

結 さん

こんばんは、コメントありがとうございます。
今回の話は…「確率捜査官 御子柴岳人」がメインですね。
友紀さんと御子柴はそうですね。
今回は、書いているんですが、漫画版の御子柴を読んで書きたくなったものです。
御子柴の話には、八雲は出ますね。
05月16日 の話にも書きましたが…。
山猫には後藤さんが出ますし、御子柴には八雲が出ますよ。
真田っが出てきませんが…お時間がありましたら、是非読んでみてください。

今回のは、真田がいるのか完全パロですね。

コメントありがとうございました!
【2012/09/16 16:45】
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