どうか笑って…。

まいごのまいごの子猫ちゃん。

あなたのお家はどこですか？

おうちをきいてもわからない

名前を聞いても分からない

いぬの、おまわりさん。

こまってしまって………。


母が歌ってたので突発的に思いついたＳＳ

「で？君はどこの子だ」
「おにーちゃんこそどこの誰よ。」
「…………（奈緒とはえらい違いだな）」
「人の名前をきくなら、じぶんからナノルのがじょーしきでしょ。」
「………。八雲、斉藤八雲だ。君は？｣
「はるか。」
「は！？はるか？」
「きやすくよびすてにしないでよ。」
「はるか…ちゃん。歳はいくつだ？」
「…れでぃーにとしをきくなんてシツレイね。おにーちゃん。」
「………。」（暫く絶句した後で彼女を抱き上げる。）
「なにするのよ～っ！」
「大人しく迷子センターに連れて行かれろ。」
「はるか、まいごじゃないもんっ！」
「一人出来たわけじゃないだろ。親も心配して「ない」
「え？」
「……。ママは心配なんてしないモン。はるかがいなくなっても、心配なんてしないもんっ！」
「…………。」
「ママはお買物のほうが大事なの、はるかよりきれいな石やかばんのほうが大事なの。パパはずっといないっ！はるかは、いらないこだもん」
「………………。」
「八雲君っ！その子………」
「晴香。丁度いいとことに、君もてつ「誰の子？」
「はっ！？」
「そのちょっと生意気そうな目といい、癖のある黒い髪といい、勝気そうな口といい…八雲君にそっくり…じゃない？」（怖い微笑）
「なっ！？お、おい、誤解だっ！！」
「何が誤解か、ちゃんと聞かせてもらおうかしら？」
「…ちょっ…まて、おちつけ！…。僕がなにかしたのか？」
「最近かまってくれない！」
「うっ……」
「最近私と目を合わせない。」
「………。」
「さ、説明してくれるわよね？」（にっこり）
「ちょっ！まて、晴香っ！！。～～～っ！」

見知らぬ子にを焼く八雲＆勘違い晴香で修羅場な予感！？（馬鹿…）
シリアスな場面を吹っ飛ばすぐらいの、こういうドタバタなギャグも好きだったりします（笑）

…公衆の面前（多分）でなにしてるんだかね（笑）



獣化バージョンもあったけどこっちは自主規制（苦笑）



昨日の続き。

ねぇ、



ねぇ…



どうしてあなたは………。



そんな辛そうな顔をしているの？




八雲君…。





八雲っ。





心臓はドクドクとうるさいのに…胸がぎゅぅっと締め付けられるような切なさを感じる。




お願い、そんな顔しないで…




そんな苦しそうな…




悲しそうな顔なんてしないで…。





私は大丈夫だよ？


大丈夫



だって八雲だから…



八雲になら、何をされたって平気。


だって、八雲君が大好きだから



言ったよ、私…。

　私は…逃げないよ。

　なんでも、受け入れるから。怖がらないで


その言葉に、嘘偽りはないよ……。


どんな八雲君でも、受け入れるから



だから………。



だからっ…。



　　　　　　　　　　　ナカナイデ……。


その涙を堰きとめて。



八雲君は、何も悪くない。

何も悪くないの。


だから泣かないで…。



私は、大丈夫だから…。


どんな、八雲でも…愛してるから。





八雲は…いやなの？

嫌だから泣いているの？


こうしてるのは…八雲の意思じゃないの？


だからそんなに苦しそうな顔をしているの？



ねぇ、



ねぇ…



泣かないで…


泣かないでよ…。


私…。


八雲のためなら何もかも…。

投げ出しだって惜しくはない…。

だから…。

だからね…。


どうか笑って…。



もう、苦しまないで………。




続く