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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2007年05月23日 (Wed)

美雪姉ちゃん…の話が書きたくなった。



ドSです。
愛は盲目です。
イッチャッテマス。
壊れてます。

ホントはここに置くべきもんじゃない…けど、
美雪姉ちゃんについて意見を聞きたいという願望はある。
結局その願望に勝てない私。


5巻の監禁。


出来るだけ控えますが…。


グロ、狂人、廃人…がダメな方は何も見なかったことにして回れ右。

というか、上記が大丈夫な特殊な人だけどうぞ。

登場は八雲と美雪姉ちゃんだけ、晴香の晴の字も出てきません。




…ほんとにいいんですね?








「ご機嫌いかがかしら?私の可愛い弟くん?」

「………。」

「あら、さっきまでの元気はどこに行ったのかしら?」

無反応なんてつまらないじゃない、何かいったら?
折角あなたをここまで呼び寄せたんだから…。

「…お前…は」

「来ると思ってたわ、八雲。私の可愛い弟。」

露骨に嫌な顔をするのね。まぁいいわ。

「…あいつは…なにをたく」「馴れ馴れしく口になしないでよ。」
「かはっ…」

あら、強く蹴りすぎたかしら…?
でも…自業自得よ。

「げほっ…げほっ…。」

「あんたがそんなふうに呼んでいいような人じゃないのよ。あの人は。」

ぼさぼさの髪の毛を掴んで、顔を上げさせる。

「分かるわよね?」

左右色が違う視線。…でも、あの人と似ても似つかない目。

「気に入らないわね、そんな目。」

あんたには、死人の目がお似合いなのよ。

すぐに奪ってあげるから…。

「人を服従させる手っ取り早い手段は、痛みであり、恐怖なのよ?」

その目に宿る光を。




「あなたには死んでもらっちゃ困るの。これぐらいでダメにならないでよ。」

もう喋る元気もないかしら?
まぁいいわ、時間はたっぷりあるんだから。

あぁ…手が汚れたわ。

……………。

「あの人の…血」

間違いなく、半分はあの人の血。

赤い血。
赤い目。


傷付けた手の平から流れ出る。私の血。
混ざり合って、床に落ちた。


「何が…」

私の血と、何が違うというの?

「同じよ!同じじゃない!同じ色…同じ赤…。」


何が違うって言うの!あなたと私とっ!!

「目が赤いだけじゃない!それだけよっ!私のほうが…私のほうが……。」

私のほうが、優秀なのに!!

私のほうが…尽くして…愛してるのに!!

「いいわ、証明して見せるから!!」

あの人の役に立つのは私だって。

「あっははははっ!!」

そうよ、私が中身を出せばいい。

そうすればあの人は私を認めてくれる。

「感謝なさい。あの人がダメだって言うから、あんたは生きてるのよ。」

これは、新しい入れ物。

あの人が、生きるための器

「また、たっぷり遊んであげるから。」

闇の奥底まで、突き落としてあげる。

中身はぐちゃぐちゃに壊れてしまえばいいわ。

そして、あの人の器になりなさい。

また、

あの人と共に過せる時間が来るのなら。


入れ物にはこだわらない。


早く、抜け殻になりなさい。


私の可愛い弟。



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真実の愛
すごい題名で申し訳ないです(笑)真の愛とは何ぞやと、今日もまた考えてみます。八雲の登場人物は、おっしゃる通り誰か特定の人だけを、他人など目に入らない程愛して、罪を犯してしまう人が多くでてきます。彼らは、ニュースでたまにみるような、血も涙も無い狂った犯罪者ではないのです。寧ろ誰かを愛する喜び、失う悲しさを人一倍知っているからこそ。誰かが好き、その人との生活が好き、というどこにでもいるいい人。それでも、大切な人を失ったとき、純粋な愛情は、恐ろしい犯罪の動機にもなってしまうのかもしれません。悲しい事ですけど。八雲だって、(あっちゃならんが)晴香が殺されでもしたら、暴走してしまうかもしれない。ナイフを手に取り、犯人に向かい、闇に染まってしまうかもしれない。一心さんの時は晴香がいたから、闇に堕ちずに済んだけれど。(実際、彼は榊原に向かって、「僕はあなたを殺す事も出来る」と言いました。)それで親父殿と同調してしまう事には、私はなってほしくないのですけどね。(美雪姉ちゃんにはかわいそうだけど!あれだけ語っといてなんだけどやっぱり友眠は美雪スキーである前に八晴好きなんだ...)
  愛情のために犯す罪は、悪い事だろうか、もしそうだとしても、心から彼らを責める事が出来るだろうか、それが、この作品を通して神永先生が私たちに考えてほしいテーマの一つだと思います。
友みん 2007/06/04(Mon)14:24:05 編集
Re:真実の愛
こちらもお待たせしました(滝汗)お久しぶりな古谷です。

おっしゃるとおりだと思います。
プラス(嬉しい、楽しいetc…)の感情を知れば知るほど、それを失ったときの喪失感は大きい。
発狂にも似てるのかもしれませんね。

そして、やっぱり(八雲に関しては)思考回路が一緒だとつくづく思いました。
連載してる【堕ちゆく世界の中で 】(←ネーミングセンスのなさに呆れる・苦笑)
の最後のほう(今考えているの)とそっくりで思わず苦笑してしまいました。
私も、八雲が晴香を失ったときにどうにかなるとおもいます。
ネタバレになるので、ここから先は言いませんけどね。(…っと、一人前のモノカキを気取ってみる・苦笑)

法的観点から言えばどんな理由があるにせよ殺人は殺人。人を殺めたことには変わりはない。
法治国家においてはそう判断されるでしょうね。ミもフタもないですが。法律なんてそんなモンです。
裁きというのは、罪意識にあるモノに対して初めて効果があるものだと、どこかで聞いた記憶があります。
最初は罪の意識はなかったんでしょうね。ただ、愛する人のために何かをしたい。と思うが故の行動。
でも、事が終わった後は罪の意識に苛まれる事となるでしょう。どんな理由があるにせよ罪は罪で裁かれなければいけないんですから。
私たちは常に法という柵に囲まれて、良識という鎖に縛られてます。
思う故にその良識の鎖を引きちぎってしまっても、法の柵からは抜け出せません。
大事な人を失った。失いそうだ。そんな思いをした人がその人だけではないのは確です。他の人はそれを乗り越えた。立ち直れた。
それなのに、その人だけ罪を犯すのは利己的以外に言いようがないと思います。
これはあくまで私の意見ですから…。無理な同意は必要ありませんが……。記事を読んだときの率直な感想です。

う~ん…なんだか難しくなってしまった(苦笑)


心霊探偵八雲は奥が深いですなぁ
【2007/06/11 00:37】
無題
お返事ありがとうございます.しかも長い!!嬉しいですけど...無理してませんか?
綾先生(嫌がらせ?)が書きたいと思うものを書かれればよいと思います。世にも珍しい美雪大好きな八雲ファンの友眠が言う事だから信頼できないですが、個人的にこのお話はセーフです。オッケーです。どーにかして綾さんみたいに愛情故に狂う美雪姐さんが描けないかな...。
何かの本で、純粋な人程誰か(何か)を深く信じ込んで、突っ走って、恐ろしい事でも平気でしてしまうものだ、と読みました。そうです、美雪は幼いのです。愛情を知らなかった彼女が心のよりどころとした、親父殿が、別の人間の事しか見ていない。私も、美雪の愛は親の気を引きたい子供のそれに似ていると思います。(あれ、前に親父殿×美雪が好きだとか言っていたじゃ無いか?)...
(問題かもしれないけど)他の人の命は平気で犠牲に出来る程、一人の人を好きになる、そこまで深く愛しているのに決して報われる事は無い...なんか、考えれば考える程、切ないです、美雪姐さん。
友みん 2007/05/28(Mon)11:47:59 編集
Re:無題
二度目の今晩は~。


どれだけ私を喜ばせて、赤面させたいんですか(笑)友さんは。
もう、このコメント見たとき心の中で絶叫しちゃったじゃないですか!(学校だったので心の中・笑)

まず、優しい言葉ありがとうございます。私の創作は波と共にあるのでそう言っていただけて嬉しいです。
とりあえず今のところ苦情が来てないので、友眠さんのおっしゃるとおりセーフなんでしょう。この作品。
ほぼ独白ですしね。

純粋な人ほど~のくだり、これまたその通りだと思いながら読ませていただきました。
彼女は純粋だけど精神的に異常に幼い、それゆえに愛情のコントロールの仕方が分からない。
そんな状態なのかなっと…コメントを読みながら思いました。
だから大人の女性として、愛していてもその表現が幼稚な方法になってしまう。
親父殿は美雪姉ちゃんの思いを知っていたと思いますが、距離を離す事も近づく事もしなかった。
……罪な人ですな(苦笑)

個人的意見で申し訳ないのですが一途な愛とか大好きですよ。むしろ狂ってるほどの愛が好き。
その人さえ居れば他は何もいらない、その人が自分のすべてだ…と言いきれるようなほどの愛が激ツボです。私の(笑)
他人の命を犠牲にすることを躊躇わないほど誰かを愛している。
道徳的、倫理的にはかなり問題ですがそれすら目に入らないほど……。
2巻の木之下医師しかり、6巻の榊原医師しかり。こうみると、八雲には「盲目的に愛する」って事をする人は案外いますよね。

美雪姉ちゃんの愛は報われて欲しいのですが……。
それが報われるときっていつでしょうかね?
……この話(小説)でも言ってますが。親父殿が八雲に執着してるのは彼が器だからだけだとしたら…。
のっとりが終われば…彼女を見てくれるんじゃないかという淡い期待が無きにしも非ず。
(八晴ファンが言う台詞とは思えない台詞吐いてますが・苦笑)
でも、身体は八雲で…八雲の精神も多少は残ってるわけですよね(おそらく)
う~ん…。
何らかの理由で一旦同調して(おいおい…)少しの間だけでいいから彼女が報われたらいいなぁ…。

あ、美雪姉ちゃん生存説が前提ですよ(笑)

本気でいつか、チャットで深くお話したいですな。一体いつになるかは不明ですけど…(苦笑)


思いつくまま感想を書き綴っているので、相変わらず取り留めのない、読みにくい文ですみません(汗)

いつも、真剣にコメントを書いてくださる友さんに感謝!

追伸:(←真似してみた・笑)
無理はしていないので大丈夫です。
むしろメリハリがついて(明日、コメントの返信するため今日はレポを終わらせるっ!by昨日の私)どちらも充実してるように感じます。
お心使い、ありがとうございました!



【2007/05/29 23:25】
うきゃーっv
綾先生っ、ありがとうございますううううっ!!!八雲サイトでこんなに素敵な美雪姉さんのお話が読めるなんてえ!!!ああ、指が震えて文字がうまく打てん...いや、八晴好きのくせにこういう話を読んで喜んじゃいかんのはわかるのですがっ...兎角悪者と見られがちな美雪姐さん(実際キャラランでもランクインしてなかった)。しかし彼女も、一人の人をひたすら愛し、尽くすけなげな女性なのです。それがきっと、美雪姐さんの本質。ただ、その愛情によって、彼女が八雲たちみたいに本当に幸せになれるものではないというだけのこと。それをなかなか理解してくれる人がいなくて....追伸:有名な金田一少年の事件簿のヒロインの名前が七瀬美雪ということを最近知り、一寸吃驚している友眠でした。
友みん 2007/05/25(Fri)15:27:24 編集
Re:うきゃーっv
コメントありがとうございます!

うん。友眠さんはコメントくださると信じてました(マテ)
そして、先生はやめてください。嬉恥ずかしで、私が悶え死にます(爆)
もう、なんと言いますかな…
需要と供給のバランスの問題より自分の欲求にしたがって書いていこうと、開き直ってます。
ただ、万人に曝していいのか、悪いのかの区別だけはしっかりつけてるつもりです…が、今回のこれは一体どうだったんでしょうか?
脳内で書いてたのよりは大分削ったんですが…。客観的にアウトかセーフか、ご意見聞かせていただければと思います。

八晴も好き、でも美雪姉ちゃんも好き、それでいいじゃないですか(笑)
まあ、私が言っても何も説得力ありませんがね(苦笑)
主人公が八雲である以上、どうしても敵と見られてしまいがちな美雪姉ちゃん。
でも、彼女を動かしているのは間違いなく親父殿への愛情。
歪んではいるけれど…
誰かを犠牲にしなければ手に入れられないけれど…
そこにあるのは純粋な愛。
親父殿から何を求めているわけじゃない。
何かを頼まれてるわけじゃない。
ただ役に立ちたいと…そう思う
無償の愛…。

そして、愛情表現の仕方がまだ幼稚なのだと思います。
ああいう過去があったのも原因の一つだと思うのですが…。
子どもが親の気を引こうとしてるのにそっくりだと思いませんか?
弟が生まれて…そっちにつきっきりになった母親の意識を引きたくて…。
駄々をこねたり、弟にちょっかい出したり…する。
八雲に対するああいう態度はそこから来てるのかなぁっと…今、ふと思いました。

 そうですよね、その人と幸せになりたいという願いが叶うか、叶わないかの差。
ベクトルが一方通行かそうでないかの差。
根本的な思いは皆一緒なのに、主観や設定のフィルターがかかるとどうしても…ゆがめてしまいますよね。それを。


そう、同姓同名なんですよね(笑)私も始め驚きました。
ま、美雪なんて名前はさほど珍しい名前じゃないですしいても不思議じゃないですよ。


あぁ…また…長文すみません(汗)
美雪姉ちゃんのことになると止まりません。本当に語れることが嬉しくて(苦笑)
ひょっとしたら今回が最長かもしれません(笑)

いつもいつも、丁寧なコメント、本当にありがとうございます。
【2007/05/27 23:19】
お久し振りです

こんにちは!
ちょっ…どうしようコレ!!
どうなんだろうどうなんだろう八雲ファンとしてこれは喜んじゃいけない事なんだろうけどすっげぇ好物だ…!!

はい、すいません…美雪姉さんも結局は寂しい方なんですよね。個人的には彼女みたいなキャラは凄く好きです。そしてやっぱり綾さんも大好きです!!(ヲイ)

気の利いたコメが出来ず申し訳ありません…お姉さんのお話はいつかゆっくり語り合いたいです。

乱文乱筆にて失礼致します…
志季 2007/05/24(Thu)19:20:52 編集
Re:お久し振りです
ここでは、お久しぶりです~

ここじゃないところでは、さっきお会いしましたが(笑)
もう、めっさ楽しかったです。にやり(←内輪話はやめなさい。)

確かに、監禁と聞いただけで何でそんなところを書くんだと思われるかたの方が多かったでしょうね(苦笑)


まず第一に、美雪姉ちゃんの話が書きたくて、第二に丁度サドの波が来たもんですから(まてまて)こういう形に。


おっしゃるとおり、寂しいんでしょうね。
親父殿が死んで、支えが無くなって寂しさと…もともとの気質があいまって、拷問に至ったのかと。
でも、私が思う一番の目的は中身を壊す事。
親父殿が八雲に執着するのは、それが入れ物だから…。
だから乗っ取りさえ終わってしまえば自分を見てもらえる…とそう思っているんだと思います。


うん。私も志季さん大好きです!(便乗♪・笑)
アレに引かずについてきてくださるのは志季さんだけですから(爆)
感性&好みが一番私と似てるのも志季さんですから(にっこり、にやり)

そちらもお忙しいとは思いますが、気が向いたらコメントいれてやってくださいませ。

そして…ふふっ…次回が楽しみです(にやり)
【2007/05/27 23:23】
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