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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2007年06月17日 (Sun)

…くっ……。
誘惑に勝てん(汗)


ネタメモ

悪夢



今日、学校においてある西日本新聞見たら…。
八雲外伝の広告が載ってた…。
……思わず叫んじゃったいましたよ(苦笑)
コピーしようか散々迷ったけどやめました。(だって金欠…)
たぶん他の新聞でもあると思いますので
さぁ、新聞チェック!


拍手お返事

13日18時

かまって編、お気に召したようで何よりです♪
これは、会話じゃない意志の疎通って親密さが倍増するんじゃないか?っという独断の思い込みから始まったブツです。(笑)
アイコンタクト然り背中文字然り。であながち間違ってなかったようなのでホクホクです。
また、お気に召したものがありましたら拍手ぽちっと押してやってくださいませ。



誘惑に勝てない…=波に逆らえない(苦笑)

ってわけで、

やや暗め。



5巻後同棲設定。






遠い…なんて感じてはいけないんだろう…。


この黒い髪がはっきり見える。
耳を澄ませば呼吸と鼓動が同じリズムで聞こえてくる。
触れればその体温を感じる事ができる。

そんな近距離にいる…。

でも………。


不安になる。


この生活はいつまで続くのか…と


この同棲生活は……一体なんなんだろう…っと



 ソファーの上にいるその人を見下ろす。

 灯りをつけない部屋の中でも、その姿ははっきり見える。


きっと、八雲は私がいなくても平気なんだろう

今までプレハブで一人で生活していていた八雲にとって…


この生活は一体何を意味するんだろう………。



ここに引っ越す事は悪くないはずだった。

食事は黙ってても出てくるし、寝袋で寝る必要もない。風呂だって、トイレだってある。

最初は渋っていたが、結局了承したのはきっとその辺を天秤にかけたからなんだろう。


ねぇ、八雲君


「その天秤に私は乗っていたの?」


 閉じる事のできない耳にその言葉は吸い込まれていったんだろう。

 でも、閉じる事のできる目は閉ざされたまま。

 口からも、意味をなす言葉が発せられる事はなかった。


最近まで、私の事を友達とも思っていなかったあなたにとって…。

この時間はどんな意味を持ってるんだろうか?

10年後、20年後に振り返って…。

よかったといえる時間なんだろうか?



今、私と八雲を結びつけているものは一体何なんだろう…?


そもそも…。


八雲は、私が好きなんだろうか…?


人の気持ちを公式に当てはめようとしていた八雲にとって。


私はどんな存在なの?


ねぇ、教えて?

教えてよ……。



少しでもあなたに近づきたくて…一緒に暮らそうと提案したけど…。

身体が近づいただけ、見えなくなってしまった。

あなたの心が、気持ちが。

何を考えてるの?

何を思ってるの?


わからない…

「わかんないよ…。」


 全身の力が抜けて、その場に座り込んでしまう。

「八雲君っ」


八雲からすれば…。

私がいなくなっても何も変わらないんだろう。

……。

寝食を共にしていても…

まだ一度も、触れてくれた事はない。

好き、以上を言ってくれたことがない。

所詮、私はその程度の存在なの?

「八雲君…。」

私は…

私にとっては…

誰にもあなたの代わりなんて出来ないんだよ?


私は

あなたがいてくれなければダメなのだ。

あなたと一緒でなければ……。

もう、だめなのだ…。


「…どこにも行かないで…。」

行かせたくない、どこにも。

ここにいて、ずっと。他に何も望まないから…だから…。


私の傍にいて……。


八雲君っ…。



……………。

ううん。

 伏せていた顔を上げてその寝顔を見つめる

「もう、どこにも行かせない。」

私を、一人にしないで。

 耳もとで話したせいか少しだけ反応したが起きる様子はない。



あの辛さは、もう…味わいたくない。


気持ちは知りたいけど…でも


それで離れてしまうのなら、知らなくていい。

あなたがもし、離れると言っても……。

私は、離れられない。


離さない。


「絶対に…離さない。」


 衝動だった。理由なんてない。

 ただ、今ここにいるのが八雲だと言う事を確かめたかった。

 そしてもう、離しはしないという思いを込めて…。

「…っ?……」

 ビクリと下の身体が震えた。

起きるなりこんな状態だから無理はない。

でもまだ離れたくなくて…

それどころかもっと、触れたかった。

「んぐっ…っ……。」

 侵入を拒みはしなかっただが、狼狽しているのはその表情で分かる。

「な、なんだ!?いきなり…。」


見上げてくる八雲の顔は普段の余裕のある表情じゃない。

戸惑いと、驚きと…ほんの少しの恐怖が混じったようなそんな表情


「なんでもない。」

 それだけ言って、再び唇を奪う。

「っ!」

 予想外な行動を八雲がした。
 
 やられぱなしは嫌だというように歯列を割って八雲が入って来た。

 そうして、覆いかぶさるようにしてた私の肩に手を添えて起き上がった。

「晴香…。」

 唇を離して八雲の口から熱っぽい吐息と共にそう、言葉が出てきた。

初めて、名前を呼ばれた。

「……なに?」
 
 それに答えず八雲は、ソファーから下りてきた。

そうして、私を抱きしめた…。

痛いぐらい、強く。

「…晴香…っ…」


どんなに抱きしめられても…

まだ、不安は消えない…


体温の共有だけで満足しないで


私は、心まで共有したいの。


八雲君…


「ねぇ、あなたにとって、私ってなに?」


その一言が、まだ聞けない…。



END



あ、あれ?なんか最初考えてたのと大分違う(汗)
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コメント
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無題
公募するのもいいですね。足を引っ張るだけだと思いますが、(私がという意味)どうか呆れずにおつきあいしてくださいませ。
  この話、とても好きです。チョコはミルクが好きですが、八晴は一寸ビターなのが好きです。晴香の中に潜む強い愛情、というのはあまり書かれないテーマですよね。原作六巻では晴香は八雲に対して、自分の気持ちを爆発させましたが。八雲は誰かと関わる事をさけて生きてきた人だし、当然人に自分の心を見せるのも苦手なのでしょう。でもそれが、周りの人を不安にさせてしまうんですよね。でも本当は、八雲も晴香がいないと生きていけないから。早くわかり合えると良いな...。
  甘いのは、手を繋ぐくらいのが好きです....それ以上になっちゃうと、恥ずかしくなってきちゃうんです!!えろいのは全然平気なのに.何でだろう。
友みん 2007/06/18(Mon)14:47:23 編集
じゃ。
公募してみますか(ここでか!?)
っとそんなわけで、美雪姉ちゃん生存説&彼女だって誰かに愛されるんだ!っと言う意見に共感してくださる方大募集(詳しくはこれまでのやり取り見てください・笑)
モノカキ、絵描きどちらでもO.Kです。
基本としてはリレー小説のような形に出来ればなぁっと…企んでおりますがまだ未定です(笑)
私宛にメールいただければ折り返しご連絡いたします。…っということに。
メルアドは本館にのせてありますので。


これは、むかーし(と言っても精精1年前)のネタ張を見つけてあったネタでした。見返した限りおそらく5巻の影響を多大に受けてるかと…。
…何かの連載の1コマだった気もしないこともないんですが…忘れたので使いました(笑)
おっしゃるっとおり、6巻では爆発しましたね晴香の感情。5巻からずっとたまってたんだと思いますよ。いろんな思いが。
それこそ八雲は、自分で何でも解決しようとするしまだ見えない壁があるとおもうんですよね。
私的思考では、それにマイナス思考が加わればああいう晴香になります。
…ぐるぐる思考が大好きなもので(鬼っ!)
八雲がそのぐるぐる思考を引っ張り揚げてくれるぐらい、自分に自信を持って生きられれば、晴香とくっつくのも時間の問題だと思います。
お互いがお互いを必要とし、支えられればどっちかがマイナス思考に陥っても大丈夫でしょうね。
…これもどっかのネタ帳に書いた記憶があるので後々出てくるかもですが(笑)
一心が八雲を心配するのは当然。息子当然に育ててきて親の愛ですから。
でも晴香は違う、赤の他人。彼女の愛は格別です。
不器用な生き方しか出来ない八雲。八雲の気持ちが分からない晴香。すれ違いながらも、少しづつ近づいていく2人。
………好きすぎる。美味しすぎる設定ですよ!(笑)私にとって。
どんなに遠回りをしてもいいから、最後は幸せになって欲しいです。

友さんがビターというか低糖タイプが好きだとお聞きして少し意外な感じがしております。
私的にどれでもO.Kなイメージだったので。初心で、かわいーっと思ってしまいました(失礼・汗)

そしてここに、砂糖並みに甘いのを書いて照れさせてやろうっと企むいうS人間が…(爆)

ふふふっ…(怪)

おっと、いつもコメント。ありがとうございます♪
私の元気のもとです(笑)
…なのにこんな返信ですみません(汗)
【2007/06/23 00:17】
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