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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年11月01日 (Wed)
今日、八雲探しに行きましたが、やっぱり見つかりませんでした。
探し方が悪いのもあると思うので(もともと、店でモノを探すのが下手なんですよ・汗)大人しく通販しました。
悔しかったんで、すぐに入金して来ました(何故)

その帰り……。
猫を見ました…

しかも黒猫。
金の目でじっと私のほうを見ていました
うわぁっ!八雲だよ八雲!(え)
昨日のハロウィン描いてから、なんか変です(爆)



私通です
敬愛する楽さんへ。

誕生日祝いありがとうございますっ!
嬉しすぎて、真夜中に笑ってました(兄君に煩いといわんばかりに襖を蹴られました・苦笑)
というのもですね!
あ、これ楽さんの絵で見たいって思ってたところなんですよ!描いてくださったところが!
いやん、やっぱり以心伝心ですか!?(嬉)
それとも私の描いて~オーラがPCを通じて伝わったのかしらん?(笑)
そして、本当は漫画も描こうと思ってらっしゃったとのこと。
具合が悪いとのことなので無理はいけませんが、是非見たい(笑)
『綾さんお誕生日おめでとうキャッ同い年だねページ』は
『楽さんお誕生日おめでとうお姉ちゃんと呼ばせてください!』な日まで有効ですよ(笑)
…………すみませんっ!調子に乗りすぎました(恥)

と、とにかく(汗)漫画も見たいです~。という事をお伝えしたかったのです!

そして、ハロウィン限定TOP素敵でした。

歳とっても暴走癖は直りそうにないですが(苦笑)
これからも、よろしくお願いいたします。








新婚で!



晴香が床に伏してから2日目の夜。
「海が…見たいな…」
と、ベッドに寝ている晴香がポツリと呟いた。
「………。」
病人が何言ってるんだ…。
と言おうとしたが、ぼぉっと外を眺め続ける晴香の横顔に言葉を噤んだ。



結局…。

少し早いが、暖房を入れて八雲は車を運転していた。

後部座席の晴香は毛布に包まってうとうとしている。

それをルームミラーで確認しながら八雲は目的の場所へ車を転がしていた。



「ついたぞ。」
昼間はそれなりににぎわう展望台。だが今は別の場所のように静かで、人の気配もない。
車内から、海が見える位置に車を止めて後ろの晴香に声をかける。
「ん。」
少しけだるそうに身体を起こす晴香。
「…………。」
それを見て、八雲は連れてきた事を後悔した。やはり家で安静にしてた方がよかったのだ。
「…海、だね」
ポツリとそう呟く晴香。
運転席から後部座席の晴香の隣に移る八雲。
その八雲にそっと身を寄せ凭れかかる晴香
「どうした?…寒いのか?」
その身体を受け止めて、問う八雲。
「ううん。」
「大丈夫か?」
「うん」
暗い車内でも晴香がにこりと笑ったのが見えた。が、ひどく疲れているような…そんな笑顔だった。
今日は、月は出ていない。
それでも真っ暗というわけではないし目が慣れれば充分に見える。
「夜の海って…始めて見た。」
「…そうなのか?」
「うん。だって…長野は海ないし…。こんなにちゃんと見たのは初めて…だと思う。」
視線を窓の外に投げかけたままそう言う晴香。
八雲もその視線の先にある海を眺める。
昼間とはまったく違う顔を持つ海。
鮮やかなコバルトブルーは深い深い、漆黒に近い群青色に変わっている。
変わっていないのは押し寄せる波。
押しては引き、引いては押し寄せ…それの繰り返し。
「…八雲君、見て?」
そう言うとフロントガラスを指差す晴香。
「ん?」
晴香の指差す方を見るが…そこにあるのは真っ暗な空、といくつかの雲。
何を指したいのかわからない八雲は、晴香の顔を見やった。
「…空に海がある…。」
うわ言のようにそう呟く
「?」
「…雲が、波みたいに見えない?」
横に長い雲をなぞるように人差し指を動かす。
そういわれれば、雲が波のように筋を作っていた。いくつも、いくつも。
それこそ、本当の波のように…。
「言われれば、見えるな」
「そうでしょ?」
それだけ言うと何故かクスクス笑い出す晴香。
「?」
どうも今日は晴香の考えについていけない八雲。
「…どうしたんだ、いきなり笑い出して不気味だぞ。」
「あぁ、ごめんごめん。なんだか、素敵だなって…思って」
「?」
久しぶりの晴香の底心の笑顔だったが、八雲は何の事か分からない。
「海って…空の色を映してるでしょ?」
「あぁ。」
「今は、空が海を映してるでしょ?」
「…………。」
それが雲を波にたとえているからだと分かったのは少し経ってから。
「…なんて言ったらいいか…わかんないけど。素敵だなって…。思ったの。」
「……相変わらず、僕には理解できない感性だな。君のは」
苦笑しながらそう言う八雲。その言葉を聴いて少し膨れた晴香。
これで咳さえしなければもう元気だといってもいいのだが…。
「ねぇ。外、出ていい?」
「駄目だ。」
当然即却下される。
「もう帰るぞ。遅くなる。」
そう言って運転席に戻っていく八雲。
「…うん。」
返事と共に、エンジンに火が入った。

八雲に気づかれないようにそっと窓を開け、潮の香りをいっぱいに吸い込む晴香。

車に揺られているうちに…瞼が下がってきた……。




「…まったく、ほんとに我がままお姫様だな。」
車を止め、後部座席を振り返った八雲の口から出たのはそんな言葉。
玄関を開けてから後部座席で寝息を立てている晴香をそっと抱き上げる。
それでも起きる気配はまったくないのでそのままベッドまで運ぶ八雲。
「…早く、よくなれ。」
布団を肩まで掛けそう呟く八雲

そっと撫でた晴香の髪から

潮の余香がした…。



END



実際今日見ました、そんな雲。

でも結局何が言いたいかわかんない文に(苦笑)




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