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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年10月31日 (Tue)
第二原稿終わったらしいです。>八雲6巻
今年のクリスマスプレゼントは八雲6巻で決まりです!(笑)
1050円のプレゼント、安上がりで済みますね(爆)


昨日は拍手の数に対するコメントの数が凄かったです。
えっと…。同じ時間帯に何人ものかたのコメントをいただいたので区別が出来ません(汗)
お名前を表記してくださっていた方以外のお返事をまとめてする事をどうかお許しください。(ぺこり)

まずDVD情報。ありがとうございます。
新作orドラマのコーナーを見て回ってたのですが、ホラーコーナーですか。(汗)
ホラーコーナーは無意識のうちに避けてます(苦笑)
だって、怖いんですもん!パッケージとか!広告とか!
水曜日辺り…頑張って接近を計ってみたいと思います。
……怖いもの見ませんように!(←買っても八雲見れるのか?)
それでないなら通販に頼りますかな(なんか悔しいけど)


倖さん
お久しぶりですー。お元気でしたか?
ハロウィンネタは抜かりないですよ!一ヶ月前からいろいろ考えてましたんで!(笑)
今日のSSは前夜祭です。ご期待くださいませ(笑)

楽さん。
マジっすか!?マジっすか!?(連呼すると馬鹿みたいだな・苦笑)
ありがとうございます!是非お願いしますっ!(低姿勢)
うわーっ!どうしよう!どうしよう!!
えっと、じゃぁハロウィンで!
今日から2日かけてハロウィン話書くのでそれを元にしてくださってもいいですし、楽さんワールド全開でもO.K.ですので!
よろしくお願いしますっ!(ぺこり)


今日明日は気合入れて書きます!

このサイトに通ってくださってる皆様に愛を込めて(笑)



最初考えてた小ネタ。


「Trick or treat!お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」
妙にご機嫌な晴香がそう言って、映画研究のドアを開ける。
「………………。」
妙に不機嫌な八雲が無言で何かを訴えている。
八雲と晴香の回りの温度が明らかに違う。
「八雲君。乗り悪い!」
「君は僕の都合をまったく考慮しないんだな。」
八雲の虫の居所が悪いご様子。
「だって、ハロウィンだよ?Trick or treatだよ?」
「……生憎、ここに君にやるようなものはない。さっさと帰るんだな」
「え~。じゃぁ、イタズラしなきゃいけないじゃない。」
不満そうに膨れる晴香。対する八雲は一瞬だけ口元を歪めて訊ねた。
「へぇ?…どんな?」
「え?」
晴香の見た八雲の笑顔は…
あの・・笑顔だった。
そう、何かを企んでいるときに見せるあれ・・であり。
異様に楽しげなあの・・笑顔。
それの裏に八雲のサディスチックな一面が隠されているのは晴香は知っている…のだが。
「君がイタズラするんだろう?どんなイタズラだ?」
時すでに遅し。
「え?えっ?」
満面の笑みで晴香に近寄る八雲。背中に冷や汗が流れる。
「普段イタズラなんてしない君がするんだ相当のものだろ?」
「え、いや…あの…」
「………。僕に・・イタズラするんだろう?どんなのか楽しみだな。」
晴香の目を正面から見据えて底心楽しそうにそう言う八雲。
「っ~~~!!」

言葉にならない悲鳴が映画研究同好会に響いた。




八雲が何故不機嫌だったかはご想像にお任せします。
さて、前置きはこの辺にして(笑)


本編です。↓


Halloween~前夜祭~


あいつはほんとに、変わり者だと思う


だが


そこが僕を惹きつけて


ココロを捕まえて離さない。




「ねぇ。八雲君、仮装行列に一緒に行こう。」
部屋に入ってくるなりそう言う晴香。
「火葬行列?誰か死んだのか?」
怪訝そうな顔で晴香を見やる八雲。皮肉が飛んでこないところを見るとそんなに期限が悪い分けではなさそうだ。
「それは“かそう”違い!仮面の仮に変装の装で仮装!」
「何だそっちか。」
興味がなさそうに再び本に視線を落としてしまう八雲。
「ほら、そろそろハロウィンじゃない?それでね、今日中央通りを歩行者天国にして夜に仮装パレードするらしいの。」
「それはどうでもいい。何で僕がそれに参加しなきゃならない?」
「…出たくない?」
上目使い(無意識なのがタチが悪い)に八雲を見てそう訊ねる。
「人ごみは嫌いだ。」
晴香の視線から逃げるようにぶっきらぼうにそう言う八雲。
「………。私は、無理にとは言わないけど、奈緒ちゃんが……」
「?奈緒が…どうしたんだ?」
さっきまでの無関心はどこへやら、一気に食いついてくる八雲。
「実は、奈緒ちゃんが行きたいって言ってるの。」
「叔父さんは?」
「最初の方だけ、用事があるらしいの。それで連れて行くだけ連れて行ってくれないかって…言われて。」
「……。」
何で自分の方に話が来なかったのか、それが気になりはしたが晴香に聞いてもわかりっこない事だ。
「それはいつからだ?」
八雲はがりがりと頭を掻きながら訊ねた。
「夕方6時半から」
「…君は今日の講義は?」
「もうないよ?」
「……まったく、しょうがないな。行くぞ」
冷蔵庫を開けながらそう言う八雲。
「うん。」
なんだかんだ言って八雲は奈緒に弱いのであった。



「ただいま。」
「お邪魔します。」
2人が一心宅を訪れたのはそれから15分ほどしてから。
「おや。お帰り八雲。いらっしゃい晴香ちゃん。」
一心が相変わらずの笑顔で迎えてくれた。
「奈緒は居間にいるよ。晴香ちゃん。」
「はい。お邪魔しますね。」
八雲と一心の傍を通り抜けて居間へ消えていった晴香。
「…なんで、あいつに相談したんですか?」
睨む、とまでは行かないが少し不機嫌そうに一心を見やる八雲。
「何がかね?」
「用事があるなら僕に言えばいいようなものでしょう?なんで彼女に…」
「それぐらい考えたらどうだ?八雲」
明らかに、にこりではなくにやりと笑った一心。その言い方といい笑い方といい八雲に似ていた。
「…………。」
少し、渋い顔をして一心を見やる八雲。
「一心さん。奈緒ちゃん着替えさせてもいいですか?」
居間からひょっこり顔を出す晴香
「あぁ。いいですよ。お願いします。」
にやりをにこりに換えて晴香のほうを向く一心。
ほんとに食えない人だと思いながら八雲は居間に向かって歩き出す。
「はい。」
こちらは正真正銘にっこり笑ってから居間へ引っ込み八雲が到着する前には奥の部屋へと消えていた。
「八雲。そこに袋があるだろ?」
後からやってきた一心がそう言う。
そこ、が広範囲すぎると抗議しようとしたが、それらしい袋を見つけたので口を噤む
「ありますけど。」
「八雲の衣装だよ。着替えてきなさい」
「………は?」
珍しい間抜けな声を出す八雲。
「仮装行列なんだからね、八雲。おまえも仮装しなきゃならんだろう?」
妙に嬉しそうにそう言う一心
「奈緒だけじゃないんですか?…」
「当たり前じゃないか。」
「…………。」
「ちなみに、晴香ちゃんも仮装するよ。」
その言葉にピクリと反応する甥を見て面白そうに笑う一心。
「さ、着替えなさい八雲。」
八雲は、暫く不満そうにそれを見ていたがしぶしぶ袋を持って自室に消えた。



Halloween~当日~
に続きます(明日ね)


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