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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年10月09日 (Mon)
どうも、古谷です。若干風邪気味です。


妹に八雲DVDの話をしたら…。
「見たい。買って」
といわれました…。
というのも、テレビでCMしてたんですよ。
で、ひょっとしたらと思って…聞いたしだいです。(なさそうでしたが)

今日、駅前周辺にネクタイして(笑)買い物いったんですが、八雲のDVD は発見できず。



拍手お返事

連城さん
お返事遅くなりました(汗)
流行らせてください、いちゃいちゃフォーエバー!(笑)
う、うーん。知らない漫画だ…。
漫画は自分から買って読むのが少ないので…その分知りませんね。
5巻もそうでしたし、決着つけるときは一人で行くと思うんですよね、八雲は。
それを背負うのは自分ひとりでいい。と思ってそうなので。
「双頭の悪魔」はコメントいただいた日に読み終わってました(笑)
小菱さんが、どうも一心さんのイメージになってしまうのは、私だけでしょうか?(笑)




一応、恋人設定で。

大学が休日でも…
プレハブ棟の一番奥のドアが今日も開く


「やぁ。」
と、非常に分かりやすい入り方をしてくる晴香
「…………。」
いつもの位置でいつものようにいる八雲。
「この部屋寒くない?」
「…君は暖房器具を買えというためにここに来たのか?」
「違うわよ!もう、なんでそうひねくれてるの?」
「君が来て早々、挨拶もせずにああ言うからだ。」
「挨拶しても答えてくれないくせに。」
いーっとして不貞腐れたようにそっぽを向く。
「で?その包みはなんだ?」
「……。」
驚いたように八雲のほうに顔を向ける。気づかないとでも思ってたのだろうか。
「なんだ?それがトラブルの発端だろ?」
「別に、トラブルじゃないわよ!」
そういいながらその風呂敷包みをテーブルの上に置く。
「じゃぁ、さっさと言え。」
「………。」
無言でその包みを八雲のほうに押しやる晴香。
「……。」
こちらも無言でそれを見やる。
「ちゃんと言葉で言え、これは何だ?」
ため息を付きながらそう言う八雲。
「……昨日ね。家に帰る途中に、月が見えて…今日当たり満月なんだって。」
「…………。」
この時点で大分話が見えてきた八雲、だが口は挟まない。
「だから…お月見、したいな~なんて…思って…。」
「それで?」
「これ、お団子だから。食べて。」
包みを開くとそこにみたらし団子が3本、タッパーに入ってた。
「…それだけじゃないだろ?」
晴香を見やると、何で分かったのといわんばかりの顔
「君ぐらい単純な奴が羨ましいよ。君はまずそれを自覚するべきだね。」
そういいながらもタッパーをあけて串を一本取り出す。
「………。言われなくても、分かってますよーだ!」
八雲の動作を目で追いながら、またまた膨れてしまう晴香。
「なら、さっさと話せ。」
咀嚼しながらそう返す八雲。
「…おいしい?」
「さっさと話せといっただろ。聞こえなかったのか?」
そう言ってから、二つ目を串から抜き去る八雲。
「…その…。まだ、家にお団子あるんだけど…。」
「で?」
「………ウチでお月見しない?」
これが言いにくかったのだろう。随分時間がかかった。
その間に八雲の手に残っているのは串だけになり、指に付いたタレを舐め取っていた。
「べ、べつに。嫌ならいいんだよ?私が食べるし…。」
「…君は、そんなに太りたいのか?冬に向けて皮下脂肪を蓄えるのはクマがやることだぞ。」
「なっ…なによそれ!」
「言葉通りだ。」
そう言ってぱこんとタッパーを閉める。
「それに、散々僕の健康に口出ししてた君が言う台詞とは思えないな。」
「………。」
「結構甘かった。君が夜にこんなものを大量に食べるとは思えないね。」
きゅっと、タッパーを包みなおして立ち上がる八雲。
「八雲君…。」
「何をぼけっとしてるんだ?……行くんだろ?」
行くんだろ?に少しだけ、テレが混じって居た気がしたのはおそらく晴香の気のせいだろう。
「うん。」
嬉しそうににっこりと笑う晴香。
深緑のコートを身にまとってから冷蔵庫の中の鍵を取り出し振り返る晴香はすでに外に出ていて、ドアから中を覗いている。
いつもコートに入っている携帯電話と財布があるのを確認して、プレハブをでる。
「僕が持つ。」
鍵を閉めた八雲が、晴香の手から包みを取る。微かに、指が触れ合う。
包みを左手に持ち替えると晴香の手が空いた八雲の手を握った。
「………。」
普段見ないような表情をした八雲だったが、すぐに苦笑を浮かべてその手をゆっくり握り返した。
それを喜んでるように晴香がさらに強く手を握る。
「……痛いぞ。」
「いいの」
嬉しそうに笑いながらそう言う晴香。
「…よくない。」
さほど痛くはないのだけれど、素直に言えないのは性分だ。
「あ、川原よって行こう?」
「……なんでまた。」
「ススキ取るの」
「生えてる場所あるのか?」
「うん。鉄橋のあたり。」
「…随分遠いな」
「大丈夫。まだ時間あるし。」

そんな会話をしながら大学外へ歩いてゆく2人。

2人を白い月と赤い太陽が追っていた


END


短い…
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