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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年09月30日 (Sat)
また趣味丸出しで申し訳ないんですが…

ネクタイしてる女の人って素敵じゃないんですか!?
いえ、そう言う服があったんですよ!

寒くなったから長袖を買いに行こうと思ったんです…
風邪が悪化しないようにと思って…

……。これを衝動買いっていうんでしょうねぇ…。
今までそんな属性なかったのになぁ…(遠い目)
ネクタイ…いいなぁ…(笑)




それにしても…

今日は1日中眠かった…



拍手お返事

海梨さん
おひさしぶりです!斉藤寝具店で~す(笑)
テスト2週間前ですか!もうそんな季節ですか(しみじみ)
大学入ってから、中高がいつテストだったがさっぱり忘れてしまってます(苦笑)
あの話、気に入っていただけたようで、よかったです。
ひょっとしたら今迄で一番好評をいただいてるかもしれません(笑)
そして、禁断症状の緩和にひと役かえるようにがんばりますね(笑)




5巻に触れつつ、恋人設定



外の冷たい雪と同化してしまったのだと思うぐらい
八雲は冷えていた。手足はもちろん…心臓、脳までも…
血も流れている。絶えず襲ってくる痛み
そんな状態で朦朧としているものの意識があるのは精神力だとしか、言いようがないだろう。

もっとも、当の八雲にそんな事を考える力など残っていない


落ちる…。

どんどん落ちる…

暗いくらい…闇の中へ…。

意識という船から…

暗く深い…海の中へ…。



『八雲君!』

こえ…
光…


『八雲君!大丈夫?ねえ、しっかりしてよ!』

声…
闇を裂くように射す強い光


誰…だ?

『八雲君!お願い!返事をして!』

やくも…くん?

その光は暖かく…

…あいつ…か。
力強く意識の船へと…引っ張り揚げた

『八雲。なんで。なんでよ…』
あのときの僕がまだ朧げな意識の中はっきりと感じたのは…


暖かい…

暖かかったこと…


君の身体は泣きたくなるほど…暖かかった





彼女と初めて床を共にした朝…。
このときも感じたこと…。
腕の中で眠る彼女が…暖かかった…。




そして、今も…
「………。」
『寒いから、抱きしめて寝てほしいんだけど…』
と…言われて僕が断れるわけもなく…
彼女の望みどおりに抱きしめたまま眠った昨夜。
そして今朝、いつもどおりに起きようとしたが
…起きれなかった。
彼女の手が、服を掴んでる。
まるで親の手を必死に握る子どもの手のように…。
その手に手を重ね
一度解いた腕を再び彼女の身体へ巻き付ける。
彼女の手が…
彼女の身体が…

やはり暖かかった…。
「…………。」

逆に…僕の身体は冷たい
生きているのか自分でも不思議に思うほど…。
特別冷え性というわけでもない、いたって健康なはずなのに。
冷たいんだ…
まるで…
まるで、あの時の冷たさが身体の中まで入り込んで
今もまだ、身体の芯から冷えてるみたいに…。

そのせいか…
寒くなると彼女に触れるのが憚られる。
お願いされては断れないが…
自分からは触れるのには抵抗がある。

そろそろ、今年もその季節

去年だったか…。
『八雲君は…私のこと嫌いになったの?』
と…泣きながら言われた時は相当焦った記憶がある。
何をどうしたって、君を嫌いになれるはずなどないのに…。
目を真っ赤にして泣きはらした彼女に説明するのにやけに手間取ったのも覚えてる。
もちろん、そんな彼女が愛おしいと…思ったことも。
『…冷たいなら…尚更、触れていいのに…』
重ねた彼女の手はやはり暖かかった
『一緒に居るんだから…私が暖かくしてあげるよ?』
そう言って、指と指を絡ませて僕の手をぎゅっと握ってくれた。

僕は、はっきり覚えてるが…
さて、君は覚えてるかな…?

今年も君は

僕を暖めてくれるか?

冬の足音は

確実に近づいている。


END



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