「…ああいうのを作る人間は…幽霊を何だと思ってるんだろうな…」

今…
というか随分前から
サイト改造を計画しているのですよ。実は
というかデスネ…
もう一個のサイトと合併させようかと企んでおります…。
だって向こう…
八雲に嵌ったと喚いてからさっぱりなんですよね（苦笑）
オリジも含めたサイトにしたいと思いつつ…

今日は勉強机のまえにずっといました（笑）
だって…楽しいんですもん。勉強
やぁ…身体ってよく出来てますね。えらいよ
こんなに楽しいとはね。（笑）


拍手お返事

旅人 さま
始めまして。
イタズラは、６月３０日のお題のですか？
イタズラネタはいろいろやってるのでどれかなかなか把握できてないのですが（苦笑）
喜んでいただけたのであれば嬉しいのこの上なしです。




今日も短編行きます。

またしても、同棲設定で。


夜の寝るまでの自由時間
晴香はテレビを見ていて、八雲はその隣で本を読んでいるというパターンが専らである。
まったく違う事をしているのに…居心地がいいのはやっぱりお互い好きあっているからか。

見ていた番組が終わりチャンネルを回しているといきなり聞こえてきた悲鳴。
思わずびくりと身体を縮める晴香。
「あ…」
案の定、画面にはそれ系の映像が流れている。
隣の八雲を見ると目が画面に向いている。
「………。」
怪訝そうな目。
妙にゆっくりした動作で、晴香の持っているリモコンの電源スイッチを押す。
ぶつんっと音がして、ブラウン管から映像が消える。
「…八雲…君」
八雲は晴香の手からリモコンを取って机に置く。
「ご、ごめんね」
「………。」
八雲は何も言わずに本を閉じてしまった。
「……八雲君？」
不安げに八雲の顔を覗き込む晴香
「君が、謝る必要はないだろ」
本の背でぽこんと頭を叩いてそう言う八雲。
その顔は晴香が思っていたような表情ではなく、呆れたような表情だった。
「…八雲君。」
「君は、なんでも自分のせいだと思うのが悪い癖だぞ。」
「え？」
「別に、僕は怒ったりはしてない。」
だから謝るな。
そう言って本を持っていないほうの手で晴香の手に触れる。
「…うん」
少し照れくさそうに頷く晴香
「…なんだと…思ってるんだろうな」
ポツリと…八雲の口からそんな言葉が漏れた
「え？」
「…ああいうのを作る人間は…幽霊を何だと思ってるんだろうな…」
「八雲…君？」
八雲を見ると何も映っていないテレビを見つめていた。
「…君に、幽霊の定義は話したか？」
「え？うん。」
確か、出逢ったころに聞いた気がする。
幽霊は死んだ人間の想いの塊だ…と
「………。」
次の言葉を待っていた晴香だがなかなか八雲からの言葉がない
「…八雲君？どうしたの？」
「いや…すまない。君にこんな話をしても…しょうがないな。」
苦笑してそう言う八雲。
「…八雲君。」
「僕たちが、…考えてどうこうなる問題でもないしな…。」
自嘲気味に笑いソファーから立ち上がる八雲
「僕はもう寝るが…君はどうする？」
「私ももう寝る」
「そうか…。」
自嘲を穏やかな笑みにかえ…八雲は晴香の手をとった。


うつらうつらしていたころ…
「……晴香…」
名前は呼んで欲しいのだが、いざ呼ばれるとどうしても照れてしまう。
晴香は堕ちかけた意識を引っ張り上げてきた。
額にキスをされたが分かった
「…？」
「晴香…」
八雲の、抱きしめる力が強くなる
「はるかっ…」
息が苦しい。そうなるほどに強く抱きしめられる。
「どう…したの？」
「！」
びくりと…八雲の身体が震えた。
「…八雲…君？」
腕の力が弱まり…呼吸も大分楽になる。
「…起こしたか…すまない…。」
苦しそうな顔で…そう言う八雲。
「…どうしたの？」
「……いや、なんでもない。」
「なんでもないなら…そんな顔しないよ？」
晴香は逆に八雲の頭を抱きしめた。
「…！？」
「…私が、してあげられることってこれぐらいだから…」
髪を撫でながらそう言う晴香。
「……。」
八雲は何も言わずに…晴香をぎゅっと抱きしめた。
「…大丈夫。ずっとこうしてるから…」
「あぁ…。頼む」
微かに…震えて聞こえた八雲の声
「うん…。」
八雲に何があったかなんて分からないけど…
…私が出来る事はこれぐらいだから
だから

「オヤスミ…八雲君。ずっと、こうしてるから」

寝癖だらけの髪を愛おしそうに撫でながら…そう呟く

少しだけ…八雲が笑ったきがした…


END


今日は…駄目だ
いろんな意味で