忍者ブログ
2024.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008年03月24日 (Mon)
うん。気がついた。
突拍子もないパロは勢いじゃないと書けないと…。
そんなわけで…。
本館の改装にともない、ごっぞりお引越ししますので、暫くカテゴリパロが増えると思います(と言っても3作品ですが…)

拍手お返事。
刹那さん。
こんばんは~!
黒いから黒様です。黒レベルで黒八雲と黒様を使い分けてた気がしましたが…忘れたので混同です(笑)
そして無限ループに笑ってしまいました。確かにそうだ!(笑)
大きかろうが小さかろうが晴香なら八雲はいい気がします。八雲めっ!(笑)
晴八も了解しました!うふふ(怪)
そしてパロも楽しみにしてますね!

「理科準備室」作ってとのコメが多かったのでまとめてお返事失礼します。
私のところでできる「理科準備室」は……。
今ある未来予想~教師編~のカテゴリーがそのまま「理科準備室」の中身ですよ(汗)
文意外で私が増やせるものはありませんし…。
…教師の詳細プロフは…誰も興味ないでしょうし(笑)
職員室の机配置と…準備室の内装ぐらいはUPできるかもですが…。
今のところ…夢で終わりそうでございます(笑)「理科準備室」
夢の話に反応してくださってありがとうございました!
愛されてる設定で本当に嬉しいです♪

………無駄に設定が細かいのはやっぱり趣味です(笑)



さてさて、今回UPはお屋敷パロ…。

ここに一度UPしたのかすら忘れましたが…本館にあった奴です。



舞台のイメージは中世ヨーロッパです。

お屋敷パロ

八雲:お屋敷の若旦那
晴香:お手伝い
恵子:同上。主に厨房で働く。
一裕:コック
石井:食材とか雑貨とかを定期的に運んでくる仕事…(職業名が浮かばない…なんだろう?)
後藤:庭師兼雑用
一心:執事
親父殿:八雲の父。存命
奈緒:八雲の妹
美雪:八雲の姉
敦子:奈緒の世話係
真琴:馬飼
畠:主治医






冷たい風が頬を打つ。
雨が降り出しそうなほどの暗雲が立ち込めてるにも関わらず、その男性はある場所へ向かっていた。
彼はその雨雲に同化しそうな黒い服を身にまとい腕の中には真っ白なユリを抱えていた。
ひやりと空気が冷たくなった。実際そんな事はあるはずがないだが、ここはそういう場所なのだ。
等間隔に並ぶ石それと同じように立つ十字架。
そう、ここは墓地だ
その一角にある墓石の前に立つその男性。
「…………。」
静かに、ユリの花束を墓石に沿えた。
この下に眠るのは彼の母親。彼を産んだことで身体が弱り、7年前に他界した。
「…母さん。」
彼の脳裏にはベッドの中で笑っている母親の姿しか浮かんでこない。それでも、精一杯自分を愛してくれた。
「元気で、やってます。」
父親は、決して愛情など与えてくれなかった。そもそもアレを父親と思ったことはない。思いたくもない。
「また、来年。」
男性はそういい残し、ゆっくり踵を返した。
ふと…視界に何かが写った。何かは分からない、だが、それが正常じゃないという事は理解した。
よく見ると墓地の奥のほう、人が居た。墓石に縋り付くようにして蹲っている。
「何を…している」
少し声を張ってそう問う男性。ゆっくりそちらに歩み寄る。
喪服だろうか、黒い服を着ている。黒い帽子から明るい栗色の髪がこぼれていた。
「……おい、大丈夫か?」
ぽつっと…雨が頬に触れた。
「八雲様。」
「雨が降り出す。早く帰れ。」
「八雲様」

「おい!」

「八雲様。」

瞬間。景色が変わった。

「お目覚めですかな?」

見慣れた部屋。

見慣れた顔。

なんだ…夢か。


「お疲れかな。」

にこやかに笑ってそう言う。彼は一心、八雲の叔父に当たる。
八雲の母親と一緒にこの屋敷に来てそれ以来ずっと八雲の世話をしている。

「…大丈夫だ。」

八雲は大きく欠伸をした




アレはいつのことだったか…。

「今日の予定ですが、新しい下働きが増えます。」

もう3年も前か

「あぁ。姉上が連れて行ったからだろ?」

母親の命日が近くなると決まってみる夢。

「そうです。夕刻には到着しますからご紹介します。」

もう、そんな時期か。

「別に…僕にとってはどうでもいい。」

今年も、母の好きだったユリを持って、墓参りへ。

「それと、旦那様から至急済ませるようにと。」


そう言って机に置かれたのは紙の山

「………。」

「頑張りなさい。八雲。」

がりがり頭を掻いて渋々、八雲はそれに目を通し始めた。


続く。



ヨーロッパ風なのに名前が和なのはつっこんじゃんダメです。(笑)



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
←No.409No.408No.407No.406No.405No.404No.403No.402No.401No.400No.399
ブログ内検索