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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2008年02月19日 (Tue)
こんばんは、冬眠しそうな古谷です。寒いっ!寒いよ。
日記で散々喚いたので寒いは以後禁句として………。



麗夜さんがアイデア出してくださった閲覧表。
いろいろ考えてますが…。
一口コメントでも募集しようかなぁっと…企て中。
だって約300の作品全て違う一言コメント付けられる程ボキャブラリーが豊富じゃないですもん(苦笑)
悲しいけど…現状を直視したらそうせざるをえないかなぁ…っと。付けるとしたら。
でも、こっちの伝えたい意図と受け取り手の印象は違うだろうし…それはそれで面白いのかもしれないけど…う~ん……。
送ってくださったコメントをこっちの独断と偏見で採用、不採用決めるのも申し訳ない気がしますし…。
まだまだ、考えの余地ありですね。

何かいいアイデアあったらお聞かせください~。

…そうこうしてる間に新学期になりそうですが(苦笑)



拍手御返事


12日22時
お久しぶりです!御返事遅くなってしまってすみませんっっ!!
雅也父さんは若干蚊帳の外な感じですが(笑)いやいや、男同士どこかでちゃんと話たと思います。
皿洗い中八雲が無口なのは隣に雅也父さんが居るからだと思ってます(笑)
実家では…どうでしょうね?少し押さえてしてそうです(←やる事はやる・笑)
アダルトの方は…下品にならないように気をつけながら書きました~。
お互いがお互いを大好きオーラが出てればいいなぁっと思いながら書きました。
そ、そして…っ!
答え合わせは清書で…っと言った矢先に答えを言われてしまいました!
そうです、実はそのつもりで書いたんです(笑)
コメントいただいたときに「おぉ~!見抜かれた」っと思いました。
でも、何だか嬉しいです(笑)
そして、猫耳ネタ…。
そんなモノも書いたなぁっというのが正直な所です(笑)
かなり強引に理由つけて猫耳を自分の中で正当化した記憶があります。
ありえない事は書きたくないっという、妙なルールに則ってますので。(苦笑)
何はともあれ、拍手ありがとうございました!


さて、今更ですがバレンタイン話…。

未来予想~教師編~と恋人設定のものと書いてますが…。

後者は気に入らないのでまだ練ってます(オイ)
下手するとただのアダルト小説になるようなブツですので…ちゃんと書きたいのです。

っというわけで、去年からネタのあった教師編を先に……。


なのですがっ!


また完結しません。(おい)


ごめんなさい、書いてるうちに楽しくなり過ぎていつの間にか長文に(苦笑)

若干ギャグチックです。

見返したら…2人が一言も会話してない(爆)


あ、それと、このシリーズのキャラクター設定。整理しました。
無駄に細かいのは趣味です。(おい)





バレンタインデー



2月14日……。
朝起きたら外は一面、雪だった………。


八雲はいつもより早めに家を出、慎重に運転をしながら出勤した。
学校に着いた八雲は時間を確認しながらダッシュボードに置いてある眼鏡をかけた。
いつもより、多少遅い時間ではあるが許容範囲である。
鞄を手に取り車を降りた八雲に容赦なく北風が吹き付け、思わず身を震わせた。
見上げた空はどんよりと曇っている。
「雪にならなきゃいいがな…」
そんな独り言を呟きながら八雲は職員玄関へ向かった。
いつもと同じ様に靴箱を開けると…見慣れない物がそこにあった。
「?」
取り出してみるとその包装紙の文字に目が行った。

St.Valentine's Day

そこで…

今日がバレンタインだという事に気がついたのだった………。


「おはようございます。斉藤先生。」
寒い風が吹き込んでいたと思ったらそう名前を呼ばれた。
その声で現実に引き戻された八雲は声の主のほうへ顔を向けた。
「おはようございます。根本先生。」
その…おそらくチョコレートであろうモノを持ったまま、八雲はそう返した。
根本は3年3組の担任教師で、この学校での勤務は最も長い教師である。
「今日は遅いんですね。」
そういいながら靴箱を開ける根本。彼女は家庭を持っているので、この時間が通常出勤時間である。
「今年も大変そうですね…」
八雲が持っているそれを見て、苦笑しながら根本はそう言った。
「……そう、ですね…。」
なんといって言いか分からずそんな返事をしながら、八雲は苦笑を返した。
根本に会釈をして八雲は職員更衣室という名のロッカールームの扉を開けた。
そこで、今一番逢いたくない人物に遭遇する羽目になる…。
「あぁ…。おはようございます、斉藤先生。」
爽やか、を絵に描いたような笑顔が八雲に向けられる。
「お、おはよう…ございます。」
対する八雲は若干引きつった笑みを向けた。
「なに…を…されてるんですか…河野先生」
何でここに居るんですかと言わなかっただけ偉い…と褒めてほしい…と、内心八雲は思った。
「何って…着替えですよ。」
見れば分りそうな事を…何故聞くのか…っと言いたげに河野は言った。
「そう…です、よね。」
彼に出遭っただけで動揺している自分を認めたくなくて、八雲はそれから何も言わずに自分のロッカーを空けた。
「今日はバレンタインですね、斉藤先生。」
今、一番触れて欲しくない話題に、一番返答しづらい人物から話を振られてしまった。彼に悪意はないのだが……。
「そう…ですね。今年もたくさんもらうんでしょうね、河野先生は」
ロッカーの扉でお互いの顔が見えないのが幸いだろう。声こそ、平然を装っているがその表情はあまりにも非社交的だ。
「和泉でいいって言ってるのに…小沢先生と同じ呼び方するんですね。」
みしっ…という金属が変形した音が聞こえたのはおそらく幻聴であるが…八雲の顔が今日一番に引きつったのは幻覚ではない。
こんな会話がなされるのは、この学校に「こうの」と発音する教師が二人居るためである。
文字で書けば河野と高野であるが、音は一緒で混同するため…である。
さて、それはいいとして…。
八雲は何とか立ち直り、白衣に袖を通しはじめた。
「斉藤先生も、去年は困ったでしょう?」
まだ、その話をするのか…っと喉まで出掛かって八雲はそれをかみ殺した。
「そう、ですね…あまり甘いものは…好きじゃない、ので」
「一応、昨日のHRで持ってくるのを控えるように言いましたが…効果ないでしょうね。」
「…そう、ですね。……朝礼遅れますよ。」
八雲はそう言って先に外へ出た。行く先は同じなのだから、当然河野も八雲の後に続いた。

「あ!斉藤先生!和泉先生~!」
職員室の前でそんな声が聞こえてしまった。
「………………。」
「…大西…と…宮園…。何してるんだ、こんな所で。」
八雲は無言で、河野はそういいながらその少女達の方を向いた。
見たくない…とおもってもその手に持っている袋は無視できるものじゃなかった。
「何って、先生達来るの待ってたんですよ。」
「もう、朝学の時間だ。教室に戻りなさい。」
「和泉センセ頭固いですよ~?」
笑いながら彼女達はそれぞれにその袋を差し出した。
「……………。」
「斉藤先生、そんな不思議そうな顔しないでくださいよ。」
宮園が笑いながらそう言った。
「3年生からです。…高校入試前ですから…1日中浮ついたりしません。」
「それは…賢明な判断だな…。」
八雲がやっとそれだけ言った。
「代表で渡しに来ました。受け取ってください。」
そう言うと2人はそれぞれに袋を渡した。
「教室に戻りなさい。」
苦笑しながら河野がそういい、それに元気よく返事をして彼女達は階段に消えていった。
「…………待ち伏せは、どうしようもないですね。」
苦笑を深めながら…河野は職員室のドアを開けた。
八雲はこれをもったまま職員室の入るのは気が引けたが…時間との関係もあり、そのまま職員室へ足を進めた。
『おはようございます。』
二人揃ってそう言って…それぞれの机へ向かう。
「今年も大量ですな。和泉先生と斉藤先生は。」
数学教師の杉本が笑いながらそう言った。悪い人ではないのだが…少々デリカシーに欠けることがある人、である。
「…はぁ。」
2人は同じように苦笑して(八雲の顔のほうが引きつっていたが…)机に向かった。
そうして、聞こえてくると予想は出来たが…聞きたくない言葉が八雲の耳に入って来た…

「おはようございます…河野先生。」

聞きなれた、聞き逃すはずがない声。

「おはようございます。小沢先生。」


八雲が、河野を避けている理由はここにあった。


河野和泉は体育教師であり…バスケットボール部の顧問で…。

「今朝のHRはお願いしますね、小沢先生。」
「はい。」

2年4組の…主担任なのであった。

そして晴香は2年4組の副担任……である。


「斉藤先生。お座りにならないんですか?」

担任と副担任の机は隣同士で…
八雲の机の隣には間宮が居る。
「おはようございます、間宮先生…。」
現実に引き戻された八雲は勤めて笑顔でそう言って席に着いた。
その手に握られた袋の取っ手は見るも無残に握られていたが…。
「今日は新垣先生が来られる日ですよね?」
「はい…。その予定です…、12時から…ですね。」
机の上のファイルを手に取り、確認して八雲はそう言った。

そして、1日が始まりの職員朝礼開始の鐘が鳴るのであった………。


 面白くない理由は分っている。

 律儀なあいつのことだから別に用意しててもおかしくない。
 彼女があげるとしたら

 第一候補はアレ。
 
 第二候補は野村先生…って所か。


 分ってるさ、僕だって。

 そう言う意味がない事は。

 でも、相手がどう思うかは別問題だ。

 

 理由が分ってるのと…
 
 納得できるかも別問題。




「小沢センセ~」
授業を終えて、職員室へ戻ろうとした晴香の背中にそんな声がかかった。
「?」
不思議に思って振り返ると今授業のあった2年2組の…生徒がそこに居た。男女入り混じって…5人ほど。
「どうしたの?分らない事があった?」
晴香がそう訊ねると一同が盛大に笑った。
「?」
「小沢先生の授業は分りやすいですよ。とっても。」
「これを渡したかったんです。」
そう言うと晴香の手を取ってその手に小さな袋を乗せた。
可愛らしくラッピングされた中身は…狐色に焼けたカップケーキ。
「今日はバレンタインですから、日ごろの感謝を込めて。」
そうこうしている間に、晴香の手の中には5つの包みが乗っていた。
「……。ありがとう。」
戸惑いながらも、晴香はそう言って微笑んだ。
「小沢先生は、誰かにあげるんですか?」
男子生徒のその言葉に晴香は、思わず頬を染めた。
直さなきゃと思いながらも不意に質問されるとついつい赤くなってしまう。
「彼氏ですか?」
その反応を見て、興味深そうに訊ねる生徒
「大事な人…家族に、あげるわ」
「へぇ~~~。親孝行」
「次は音楽でしょう?授業に遅れるわよ。」
少しズレた解釈だったが、あえて訂正をせずに晴香はそう言った。
「は~い。」
返事をして教室へ戻っていった生徒を見て、晴香も職員室へ戻った。

「あら、小沢先生。どうしたの?それ。」
職員室に帰る途中でそう声を掛けられた。相手は英語教師の林である。
「あ……。す、すみません。注意しなきゃいけない立場なのに…。」
彼女は生活指導の主任である、それ故にそんな発言。
晴香はそれを隠すように、教科書と一緒に抱えた。
「…小沢先生は少し真面目すぎますね。」
くすっと笑って林はそう言った。そうして晴香と並んで歩き出す。
「本当は勉学に必要のないものは持ってきてはいけないけど…学校側は黙認しているというのが現状ですから。そんなに恐縮しなくてもいいのよ」
「…林先生。」
「…それに、教師がやってる事を生徒に咎めるのは筋違いだものね。」
「そう…ですよね。」
あまり咎められなかった事に晴香はほっとした。
「…それにしても、甘いものが苦手な斉藤先生は今年も大変でしょうね。」
「え?」
何気ない林の言葉に思わず異常に反応してしまった。
「小沢先生は知らないわね…去年、斉藤先生と河野先生が大量にチョコレートをもらったの。」
「そう、なんですか。」
冷静を装うとすればするほど、表情が硬くなる。
「河野先生は甘いものが好きらしいですから喜んでたけど…斉藤先生は…。」
そこまで言って苦笑する林。
「持ってくることを前提に…甘いモノが苦手だって…話すわけにもいかないですからね。」
「そう…ですね。」
晴香もつられて苦笑する。
「斉藤先生も、河野先生もかっこいいですから、人気があるのも分かります。」
「そうね…。あら、斉藤先生。」
廊下を曲がった時、林がそんな声をあげた。職員室前に八雲が立っている、その距離10メートルあるかないか。
林を除く2人が固まったのは言うまでもない。
「今から授業ですか?」
彼女はそんなことなど露知らず、そう問うた。歩き続けている林に遅れないように晴香も後に続いた。
「いいえ…。新垣先生が…いらっしゃるのでその準備を。」
新垣の単語にピクリと反応したのは晴香だったが…それに気がついた人は居ない。
「あぁ…ご苦労様です。」
林はそう言ってそのまま、職員室へ通じるドアを開けた。
それだけ会話をして、八雲はくるりと背を向け歩き出した。珍しく、晴香と絡もうとしない。
「…………………。」
少し複雑な気持ちのまま、晴香も職員室へと入っていった。

新垣先生こと、新垣香澄はスクールカウンセラーで、非常勤で週二回、学校に来ることになっている。
そして、今日がその日。
晴香は机に戻るともらったお菓子を大切に鞄にしまい…椅子に座った。

無意識に視線は横に向く…。

2年の副担任同士…ということもあり2人の机は同じ列にある。
正確に言えば、晴香から四つ隣が八雲の机である。その足元に置かれている袋にはバレンタインにもらったものが入っている。
間違いようがないぐらいの…量と袋から覗くラッピングされた箱。

今の気持ちを正直に認めてしまえば楽なのだろうけれど、教師のプライドがそれを邪魔する。
「……はぁ…。」
思わず口をついて出てしまったため息に気付いて慌てて、辺りを見回す晴香。
幸いにも気付いた人は居ないようで今度は安堵の息を吐く。

 新垣先生は…八雲君にあげるんだよね…きっと。
 同性の目から見ても…綺麗な人…なのは認めるし…八雲君とかかわりが大きいのも認める。
 カウンセラーだもん…水島さんが大変なんだから…。
 逆にあげなきゃ失礼と思われるような状態…だから…。
 
 もらうんだろうなぁ…八雲君…。

 …………………………。  
 
 あぁっ!もう、だめだめ、今は仕事中。
 
 八雲君じゃなくて、斉藤先生、斉藤先生! 

「さっきから百面相ですね。小沢先生」
そんな声で、現実に引き戻された。
「こ、河野先生!」
にこりと笑った河野が隣の席に着く。
現実に戻ってくるとなんだか居た堪れなくなった。
「あぁ、すみません。失礼な事言いましたね。」
苦笑して河野が謝り、机の上の書類を手にした。ちなみに、彼の机の脇にもプレゼントが入った袋はある。
「…今日は体育…雪合戦したそうですね。」
百面相の追求をされまいと、晴香はそう話題を振った。
「えぇ、折角なので。正式なルールで…やりましたよ、雪合戦。知らない生徒が殆どでしたよ。」
「そうでしょうね…。」
「逆に何で知ってるのか、不思議がられましたよ。」
「…そういえば…私も知りません…。」
「え?そうですか?……じゃぁ、割とマニアックな授業でしたね」
苦笑しながらそう言った河野だったが…ふとマジメな顔になって晴香のほうを向いた。
「小沢先生から見て、田辺はどう見えますか?」
「え?…田辺君ですか?」
「はい。最近…少し元気がないように思うんですが…いかがです?」
「……成績を…気にしてる節はありました…。決して悪くないんですけど…」
含みを持たせてそこで言葉を区切ると、神妙そうな顔で河野は頷いた。
彼の家は所謂、教育熱心な家庭だということは周知の事実である。
「朝のHRで…新垣先生がいらっしゃる事は言っておきましたけど…。」
「そうですか…。一応、新垣先生に相談してみますね。」


そんな会話をしながら…14日の午前は…終わった。


続く



最後に…
よそ様の日記のコメントをここでするなって話ですが…(苦笑)
スカート破れたらすかさず八雲が白衣を着せればいいと思うよ!
見せんっと…言いたげに(笑)

「……何をやってるんですか、小沢先生?」
「…さ、斉藤先生!?」
『(斉藤先生…どこから出てきたんだろう…)』
みたいなね!(笑)

和泉先生も絡むとなおいい(爆)


で、スカート縫ってる間、ずっと着てればいい、八雲の白衣!


っと…完全にMY設定に当てはめてるとらじまさん宅の絵日記
とらじまさん、失礼しましたっ!(逃)

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同僚にヤキモチ…
ん!よいよ!それでこそ八晴!

もう万国共通ですね、中学教師設定(笑)どこの八雲サイト様行っても、絶賛されてますもんねえ~♪
白衣八雲は、もうそれだけで萌えですな!
にゃる 2008/02/21(Thu)21:43:47 編集
Re:同僚にヤキモチ…
にゃるさん。
こんばんにょ~。綾です!

同僚でも同性は同性!ヤキモチも妬きます(笑)
中学教師設定はヤキモチと職場で妙に他人行儀な2人と八雲の相殺が三本柱でございます(爆)
白衣&伊達眼鏡は完全に私の趣味で装着させているので(笑)受け入れてくださる方が多くて嬉しいです。
とらじまさんの影響力の強さを痛感するシリーズでございます(笑)
コメントありがとうございました!
【2008/02/27 23:31】
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