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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2006年11月22日 (Wed)
『心霊探偵八雲6 失意の果てに』発売まであと9日!

「10日切っちゃった!どうしよう八雲君?」
「どうしようって…君は発売が嬉しくないのか?」
「そうじゃなくて、いろいろ準備しなきゃいけないじゃない。服とか。」
「…僕には関係ないことだな(欠伸)」
「もー。表紙ぐらいお洒落して出ればいいのに……。」


うおー!(叫)一桁ですよ!一桁!
当日まで、↑続けてみます(笑)


今日…
八雲コートに遭遇しましたっ!!
緑で……
ふわふわついてて…
うおーーーっ!(再び)

まさかお目にかかれるとは…。


久々の(笑)拍手お返事

パールさん。
お久しぶりです。
毎度のことながら、漠然と紅葉かクリスマスのイルミネーションぐらいしか考えてません(汗)
その辺はご想像にお任せしますということで…。



新婚。




濃い霧が頭の中にぎっしり詰まっているようで

それでいて雲の上にいるようななんだか不思議な気分


朝だ…


何の根拠もないが晴香はそう思った。


布団の中は一晩の間で暖められていて、
温泉につかっているかのように気持ちよかった。

そう認識すると、肩が冷えていることに気づく

まだまだ頭は起きていない、だが

感覚だけははっきりしていて…。

肩まで布団を掛ける

「…………。」

隣にはちゃんとあるべきぬくもりがあって。

あぁ、ちゃんと八雲がいてくれる…って

安心できる。


またうとうとし始めたころ


布団の中に相応しくない冷気が入って来た。

思わず身を縮めて殆ど無意識のうちに手を伸ばす

「………。」

まだぬくもりを湛えた服に手が触れる。


「起きてたのか…?」

声が降ってきてようやく目を開ける晴香。

「寒いよ…。」

「それは僕だって寒い。だが、もう朝だ」

子どもをあやすように晴香の髪を撫でる。

「行っちゃヤダ。」

「…朝ごはんはいるだろう?」

「もうちょっと…居て?ね?」

「…………。」

がりがりと頭を掻いてから

「なら、君が朝御飯作ってくれ」

そう言って布団を持ち上げて、身体を滑り込ませる。

再び冷気が布団の中に流れ込む

だが、先ほどのように身を縮めるような事はなかった。


「あったかい。」


戻ってきた八雲の身体をぎゅっと抱きしめてそう呟く晴香。

「まったく、昼まで寝ても知らないぞ。」

口ではそういいながらも、晴香の抱擁に答えるように抱きかかえる。

「いいよ、だって今日お休みでしょ?…」

くすくす笑いながらそう言う晴香に八雲は無言でキスを落とした。


END


ある寒い朝のお話。

布団から出るのが億劫です…最近。


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