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カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
『心霊探偵八雲6 失意の果てに』発売まであと11日!
凄くデリケートな問題。
どうしようか考え中。
アンケートとろうにも…内容が内容だしねぇ…。
さて、どうしよう…?
凄くデリケートな問題。
どうしようか考え中。
アンケートとろうにも…内容が内容だしねぇ…。
さて、どうしよう…?
恋人、同棲。
果たして、これを聞いていいのか…。
小沢晴香は大いに悩んでいた。
なんてことはない質問。
答えもおおよそ見当はついてるけれど…。
気になるものは、気になる。
「……。」
ちらっと八雲を見やるが、いつもとかわらぬ様子で本を広げている。
聞いたらきっとあの渋い顔で。
『そんなこと聞いてどうする?』
とか言うに決まってるんだろうな…。
最悪、手痛いしっぺ返しも来る。
でも、
でもさ
やっぱり好奇心にか勝てないし、気になる。
「や、八雲君!」
あ、声裏返った…
「…?なんだ?相変わらず変な声だな。」
怪訝そうに眉をひそめて、顔を上げる。
一言余計なのはいつもの事。
「ひとつ質問があるんだけど…いい?」
「…失礼な質問じゃなけりゃいいぞ。」
どこかで聞いたことのあるようなフレーズを言って、八雲は本に視線を落とした。
「ね。怒らないって約束して?」
「……怒るような内容なら、初から聞くな。」
身も蓋もなく、ばっさり…だ。
「……だって、知りたいんだもん」
拗ねるような口調でそう言うとはぁっと大げさなため息が聞こえてくる。
「…。今更何が知りたいって言うんだ、僕の」
諦めたように本から顔を上げ晴香を見る八雲。
「………」
いざ、面と面を向かい合わせて聞かれると、言い出しにくい。
「…あのね。」
「なんだ?」
「八雲君って…私の前に彼女居た?」
「…………………………………………。」
半ば睨むように晴香を見る八雲。
「……どう…なの?」
「…君はどうなんだ?」
「へ!?」
予想外の切り返しに本日二度目の変な声。
「…君は僕の前に彼氏が居たのかって聞いてるんだ。」
渋い顔をしてそういう八雲
「君が言ったら教えてやる。」
「……。や、八雲君が最初よ…。」
「だろうな。」
平然と、それを言う八雲。
「だろうなって…もっと他に反応ないの?」
「…他にどんな反応しろって言うんだ?」
もっと他にあるでしょう?と目で訴えるが八雲は知らん顔。
「…もう、私のはいいでしょ!八雲君はどうなのよ?」
「…君の頭は飾りじゃないんなら、少し考えれば分かるだろう。」
「人の気持ちを勝手に決めるなとか言ったのはどこの誰よ!」
「……さてな。」
というと大あくびをして背伸びをする八雲。
「ちょ、ちょっと!答えてよ。」
「煩いな。僕は寝る、起こすなよ。」
「八雲君!」
これじゃ、本来の目的を達成するどころじゃない。
本気で昼寝に突入しそうな八雲を慌てて捕まえる。
「…言うまで話さないわよ…。」
きっと睨んでそう言う晴香。
振り返って大げさにため息を付いたかと思うと
次の瞬間には
八雲の香りに包まれていた
「え…っ」
戸惑うよりも早く
耳へ聞こえてきた言葉
「君で、最初で最後だ。」
不意打ちは…
ずるいと思う。
押し当てられる唇
これも……ずるい
「二度と言わないぞ。」
パタンと閉まるドアの音。
残ったのは真っ赤な顔の晴香だけ。
「私も…八雲君が最初で最後だよ。」
小さな小さな晴香の声は
寝室のドアに寄りかかっている八雲の耳には届かなかった…。
END
いやん、こんなはずじゃなかったのに(爆)
もっとこう、べたべたなはずだったのに…最初は
「人の気持ちを勝手に決めるな~」的なニュアンスの言葉、本家のどこかにあった気がするんですが…どこだったか。(苦笑)
おまけ
「覚悟しとけよ」
「へ?」
「……いろいろと(にやり)」
「えぇっ!?ちょっとなにそれ!」
「僕を怒らせたんだ。それ相応のご機嫌取りはしてもらう」
「ちょ!ちょっと!怒らないって…」
「怒らない、って約束に同意した覚えはない。」
「………(冷や汗)」
「…覚悟、してるんだな」(にやり)
頭の片隅でこんなこと考えてるから、甘甘にならないんだよなぁ(苦笑)
果たして、これを聞いていいのか…。
小沢晴香は大いに悩んでいた。
なんてことはない質問。
答えもおおよそ見当はついてるけれど…。
気になるものは、気になる。
「……。」
ちらっと八雲を見やるが、いつもとかわらぬ様子で本を広げている。
聞いたらきっとあの渋い顔で。
『そんなこと聞いてどうする?』
とか言うに決まってるんだろうな…。
最悪、手痛いしっぺ返しも来る。
でも、
でもさ
やっぱり好奇心にか勝てないし、気になる。
「や、八雲君!」
あ、声裏返った…
「…?なんだ?相変わらず変な声だな。」
怪訝そうに眉をひそめて、顔を上げる。
一言余計なのはいつもの事。
「ひとつ質問があるんだけど…いい?」
「…失礼な質問じゃなけりゃいいぞ。」
どこかで聞いたことのあるようなフレーズを言って、八雲は本に視線を落とした。
「ね。怒らないって約束して?」
「……怒るような内容なら、初から聞くな。」
身も蓋もなく、ばっさり…だ。
「……だって、知りたいんだもん」
拗ねるような口調でそう言うとはぁっと大げさなため息が聞こえてくる。
「…。今更何が知りたいって言うんだ、僕の」
諦めたように本から顔を上げ晴香を見る八雲。
「………」
いざ、面と面を向かい合わせて聞かれると、言い出しにくい。
「…あのね。」
「なんだ?」
「八雲君って…私の前に彼女居た?」
「…………………………………………。」
半ば睨むように晴香を見る八雲。
「……どう…なの?」
「…君はどうなんだ?」
「へ!?」
予想外の切り返しに本日二度目の変な声。
「…君は僕の前に彼氏が居たのかって聞いてるんだ。」
渋い顔をしてそういう八雲
「君が言ったら教えてやる。」
「……。や、八雲君が最初よ…。」
「だろうな。」
平然と、それを言う八雲。
「だろうなって…もっと他に反応ないの?」
「…他にどんな反応しろって言うんだ?」
もっと他にあるでしょう?と目で訴えるが八雲は知らん顔。
「…もう、私のはいいでしょ!八雲君はどうなのよ?」
「…君の頭は飾りじゃないんなら、少し考えれば分かるだろう。」
「人の気持ちを勝手に決めるなとか言ったのはどこの誰よ!」
「……さてな。」
というと大あくびをして背伸びをする八雲。
「ちょ、ちょっと!答えてよ。」
「煩いな。僕は寝る、起こすなよ。」
「八雲君!」
これじゃ、本来の目的を達成するどころじゃない。
本気で昼寝に突入しそうな八雲を慌てて捕まえる。
「…言うまで話さないわよ…。」
きっと睨んでそう言う晴香。
振り返って大げさにため息を付いたかと思うと
次の瞬間には
八雲の香りに包まれていた
「え…っ」
戸惑うよりも早く
耳へ聞こえてきた言葉
「君で、最初で最後だ。」
不意打ちは…
ずるいと思う。
押し当てられる唇
これも……ずるい
「二度と言わないぞ。」
パタンと閉まるドアの音。
残ったのは真っ赤な顔の晴香だけ。
「私も…八雲君が最初で最後だよ。」
小さな小さな晴香の声は
寝室のドアに寄りかかっている八雲の耳には届かなかった…。
END
いやん、こんなはずじゃなかったのに(爆)
もっとこう、べたべたなはずだったのに…最初は
「人の気持ちを勝手に決めるな~」的なニュアンスの言葉、本家のどこかにあった気がするんですが…どこだったか。(苦笑)
おまけ
「覚悟しとけよ」
「へ?」
「……いろいろと(にやり)」
「えぇっ!?ちょっとなにそれ!」
「僕を怒らせたんだ。それ相応のご機嫌取りはしてもらう」
「ちょ!ちょっと!怒らないって…」
「怒らない、って約束に同意した覚えはない。」
「………(冷や汗)」
「…覚悟、してるんだな」(にやり)
頭の片隅でこんなこと考えてるから、甘甘にならないんだよなぁ(苦笑)
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