ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
お昼、家に帰ってテレビを点ける。
某焼酎と同名のチャンネルに合わせて昼ごはんを作っていると
「昨日の○○さんからのご紹介、初登場ですか。トリプルエーの皆さんです。どうぞ」
テレビから聞こえてきた黄色い歓声
って…
ええぇええぇっ!?
鍋ほっぽり出してテレビの前に直行したら。
いましたよ。
完全に識別は出来ませんが、いましたよ!
やっ君…(正確に言えば與真司郎さん。)
やっ君!やっ君!と…一気にテンションがハイに(笑)
(ドラマはまだメイキングしか見てないんですけどね・爆)
この偶然に感謝しつつ…ちょっとショックだったこと。
最年少メンバーで…17歳なんですよね…。
私より年下なんですよね!!
うわーー…
24~5だと思ってたよ(←同年代はみんなそれぐらいだと思ってる)
鍋のこげるにおいでキッチンへ引き戻されました…(苦笑)
さて!
『心霊探偵八雲6 失意の果てに』発売まであと10日!
ついに二桁最終日!!
一昨日の雨は、見ごろを迎えていた色づいた葉を落としてしまっていた。
「あーあ。残念。綺麗だったのに。」
足元に散ったままの葉を見ながら晴香がそう呟く。
「……。前を見て歩け。」
聞きなれた声に顔を上げる。小脇にスーパーの袋を抱えた八雲と目が合った。
「ぶつかって、君が痛い思いをするのは勝手だが、転ばれたら僕まで巻き添えになる。ちゃんと前を向いてもらおうか?」
いつになく高圧的な言い方。
「…八雲君…怒ってる?」
「…別に。行くぞ。」
ぐんっと手を引かれ、少し早足で歩き出す。
2人でどこに向かっているかというと、一心宅へと向かっているのだ。
事の発端はつい1時間前にかかってきた電話。
要約すれば「焼き芋しよう」との事。
了解と伝えて電話を切った後晴香の耳に飛び込んできたのは八雲の不機嫌な声。
「今日は一緒に買い物に行くんじゃなかったのか?」
と…いうわけで。
何とか不機嫌な八雲を連れ出したものの、芋を買う間もずっとこんな感じだった。
「…八雲君」
「何だ。」
やっぱり棘のある声。
「…ごめん…ね。」
「そうだな。先約があるのによくもまあぬけぬけと『はい。行きます!』なんて言えるな。」
「…だからごめん…って言ってるでしょ?」
「……謝ってすむ問題か?」
八雲は八雲なりに…出かけるのを楽しみにしていたようで…。
相当へそを曲げてしまっている。
「…謝るぐらいしか出来ないじゃない。埋め合わせはいつかするけど…。」
「…………。」
「八雲君こそ、どうしてそんなにこだわるの?いつもは仕方なく…って感じでついてくるのに。」
せめてもの反論のつもりでそういったがその途端
「……………。」
八雲の顔が真っ赤に染まった。
「え?なになに?」
こんなに顕著に八雲が反応することなんて滅多にない。
「どうしたの?そんなに照れて」
「………君に、見せたいものがあったんだ。」
「私に?」
「そうだ…」
「…ひょっとして…デートの予定とか…立ててくれたり…してた、の?」
「悪いか…。」
そう言ってぷいっとそっぽを向いてしまう。
それが、なんだか可愛くて思わず少し噴出してしまう。
「……笑うところじゃない。」
未だに不貞腐れてる八雲がそう言う。
「…ありがとう。」
にこりと笑って八雲に話しかける。
「そこ、一心さんに車借りて…行こう?」
「……遅くなるぞ?」
「?何か、予定があるの?」
「……いや、君がいいならいい。」
「私はいいよ。折角、見つけてくれたんだから。」
「……。そうか。」
ようやく八雲の顔に笑みが戻る。
「…よかった。笑ってくれて。」
「え?」
「…ずっと、怒ってたから…」
そう言って、ちらり…と八雲を見上げる。
「…僕も悪かったよ。だがせめて、聞くぐらいしてくれ。」
「うん。…もう、怒った顔しないでよ?久しぶりに奈緒ちゃんに会うんだから」
「…努力はするよ。」
苦笑交じりでそう言うや雲。
何だかんだ言いながらも…
その手はずっとつながれたまま。
END
上手い皮肉が言えん…。
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
最古記事
(04/21)
(04/22)
(04/22)
(04/22)
(04/22)
ブログ内検索