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カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
『心霊探偵八雲6 失意の果てに』発売まであと8日!
「八雲君の8だね」
「…確かに八は入ってるが、何でそんな発想になる?…」
「まぁまぁ、いいじゃない。そういえば、八雲君は自分の名前の由来知ってる?」
「叔父さんから聞いた。八雲立つ…からだろう?」
「ねぇ。…いくつ雲…破ってきたかな?」
「……………。」
「八雲君?」
「…さぁな」
二つは破ってると思います。↑
今日は短め2本ほど
歩幅(事件中の設定で。)
2人で歩くときの位置関係は大概決まっている。
八雲が道路側で半歩ほど先を歩き、晴香が並んで歩くという常態
いつもはそうなのだが…
「八雲君!待って!」
晴香の声に八雲は現実に引き戻された。
やっと考えが纏まりそうだっただけに、ここで話しかけてほしくなかった。
ふぅっと…ため息を付いて八雲は足を止め、振り返った。
かけてくる晴香との差は3メートル近く。
「や…雲君!」
追いつくなりがしっと腕をつかまれる。まるで逃がすまいとするように。
「なんだ?」
「…なんだじゃないでしょ!置いていかないでよ」
「……君の足が短いだけだろ。僕に責任はない」
「なによそれ!いつもは……」
そういいかけてはたと気がついた。
そう、いつもは歩度が一緒ぐらいなのだ、だが今は…この距離
つまり……
「ぼけっと突っ立つな、さっさと行くぞ。」
先ほどとは逆に八雲の言葉で晴香の思考は中断された。
腕を掴んでいるものだからそのまま、八雲の歩に合わせて身体が動く。
「八雲君…。」
「…だからなんだ?」
そう言う八雲の顔が少しだけ赤らんで見えるのは気のせいか…。
「……ありがとう。」
あわせてて、くれたんだね…。
「…君に礼を言われると気持ち悪いな。」
断じて乙女に吐く言葉ではない
「な、なによそれ!」
折角感謝してるのにその言い草はないでしょ!?
言い合いは暫く続いたが、差は無かった。
無意識に歩いてるとやっぱり歩幅の違いが出てきますよね。
名前(状況説明は後で…)
『晴香…』
「…………」
『晴香…。』
「……………」
『逢いたかった…晴香。』
「……………………。」
『晴』「いいかげんにしろ!」
「へ?」
「…晴香晴香連呼するな!(赤)」
隣の部屋から八雲がやってきてそう怒鳴る。
珍しい、顔が真っ赤だ。
「……。テレビに八つ当たりしてどうするの?」
テレビの前で雑誌を広げている晴香がそう言う
「見て無いなら切れ」
「見てるからついてるんでしょ?」
「…………。」
よく言う、と思いつつも言葉が返せない八雲。
「……でも、八雲君が呼んでくれたら…切ってもいいけどなぁー。」
「……………………。」
「どうする?」
「…――か」
「…はっきり言わなきゃ、カウントされませんー。」
「………。…君は最近、僕に似てきたんじゃないのか?」
「だって夫婦だもん」
くすっと笑う晴香。
「聞きたいんなら、言ってやる。」
ぐいと晴香を抱き寄せる。
ちゃんと顔を見ながら言ってほしかったが、八雲がまだ照れているのを知っているから、そのあたりは譲歩する。
「晴香…。」
はい。という返事は出てくる前に八雲によって食べられてしまった。
テレビで…
「君、名前は?」
「はるか、です」
「はるかね。もし僕がはるかを好きで何らかの理由で1年だけ逢えなかったとして、やっと逢えた。そのときに『はるか』(←棒読み)とは呼ばないでしょ?『はるか!』(←感情込めて)ってなるよね?そんな感じで歌うんだ。じゃぁ、一回練習するよ。」
私「って…晴香晴香(←変換済み)呼ばないでよー。」
兄「やっぱりそれで笑ってたのか。」
より(長いよ。)
いや、テレビで晴香とか聞くと過剰反応します。
八雲は連呼しないだろうからあんな形に…ね(笑)
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