「仲良くデートか？」

お久しぶりです。＆放置すみません（汗）

いきなりですが！
私と八雲でなりきりチャット、してくれる人募集です。
なりきりチャットとはキャラになりきって会話をしていくものです
シリアス、ダーク、甘甘、ほのぼの、エロスもやり手しだいというのが面白いところ。
普通に書く小説とは違い自分の思い通りにならないのも一つの楽しみ。
オリジでやって嵌ったのですよ（笑）
１回２回はしたことありますが、今回は長くお付き合いできればいいなぁと思ってます。（ちなみにオリジでやった人は１年近くのお付き合いです）
できれば八晴スキーさんで、↑のどのジャンルでもO.K.で今までの私のSSが大丈夫な方で…付き合ってやるか！とおっしゃってくださる方はご一報を（笑）
時間を決めて隔離チャット部屋にご案内します。
以上、ご提案。

それはさておき
街はネタの宝庫ですな。
一心亭を見つけるは出雲を八雲と見違えるは…。

今日はそれでいきます。

SIDE:GOTO＆ISHII

私は石井雄太郎であります。

現在、引ったくりと痴漢多発地域の見回りにあたっています。
今はその休憩中というわけで…遅い昼食を取っています。
「石井。いつまでもたもた食ってやがる！いくぞ！」
私が遅いのではなく後藤刑事が早いだけです。
後藤刑事はそんな事を言う時間さえも与えてくれません、さっさと会計に進んでいます。
後藤刑事、私を置いていかないでください。
慌ててかき込んだ蕎麦が熱くて、思わず変な声を上げてしまった………。

「で、次はどこだ。」
蕎麦屋を出て後藤刑事がそう聞いてきました。
「となりの。Sというショッピングモールです。」
私は頭の中にある引ったくり多発リストをめくってそう答えた。
「Sだぁ？あんなトコ、ガキのたまり場じゃねぇか。」
ここもそうだけどよ。と小さい呟きが聞こえてきます。
ごもっともです、視界のいたるところに制服姿の女性が写ります。
「最近の学生はそこらのサラリーマンよりお金持ってますから。そこに目を付けられるんでしょう。」
「親の脛かじってるくせによ。いいご身分だぜ。」
とやかく言いながらも後藤刑事はショッピングモールに向かって歩き出します。
「あ…」
平日ということもあってか、さほど人は多くありません。
いえ、人が多くても私にはその人を見つける事はできます。

見つけてしまった。

私の天使の晴香ちゃんをっ！！

「なんだ？」
後藤刑事が怪訝そうな声を上げます。
今の私にはそんなことより晴香ちゃんのほうが大事です！

いつにも増して今日は可憐です。薄ピンクのハイネックと白のワンピース（？）

まさに天使ですのようです！晴香ちゃんっ！！

「あ！後藤さーん！」

あぁ、声もやっぱり可憐です。
「おう。偶然だな」
そして手を上げる姿も…………。
………………。
え？…………。
隣に、八雲氏がいます。
「こんにちは、後藤さん、石井さん。」
それはよくあることです。
「熊がこんなところに出没するなんて、物騒な世の中になりましたね。」
相変わらずの皮肉と眠たそうな目で緑のコートを着ています。
「仲良くデートか？」
後藤刑事のその問いかけに、照れくさそうに笑いながら
「えへへ」
と…………。
いや、それより！それより！！
晴香ちゃんの右手と…
八雲氏の左手の
小指が絡まっていますっ！？
「後藤さんこそ、こんな似つかわしくないところで何やってるんですか。」
なんだこの手の繋ぎかたは！
「仕事！見回中だ。」
手の面積に対して、つながれているのはほんの一部…。
でもその分、しっかり繋がっていて………。
「見回りって、どう見てもその格好じゃ警察には見えませんよ。」
だからさっき、晴香ちゃんが手を上げたとき連動して八雲氏の手も上がったわけで………。
「ここってそんなに治安悪かったんですか？」
これは………。
「最近な。晴香ちゃんも気をつけろよ。」
堂々と手を繋ぐのは恥ずかしいけど、でもやっぱりどこか繋がっていたいというやつなんでしょうか……。
「大丈夫です。八雲君と一緒ですから」
―――――っ！？
「そろそろ、時間だぞ。いいのか？」
「あ、ホントだ。じゃぁ、いこ？」
「あぁ。」
「お？どこに行くんだ？」
「映画見に行くんです。ね？」
「そういうわけですから。」
「おう。」


あの満面の笑みと…

映画のタイトルを聞いた時点で私に勝ち目はなさそうで…ある。


END

明日はSIDE：YAKUMO&HARUKA
をお送りします（多分）