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カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
あ~~……。
魔がさした、ごめん(何)
moggyさんところに作品がUPされたので…連動してこっちもあの2人の裏話でもUPしようかなぁ…と思ってたんですが…。
魔がさした…。
moggyさん
題名、ありがとうございました!
元ネタはmoggyさんの絵だったので気軽につけていただければと思ったんですが…どうやら随分重荷を背負わせてしまったようで申し訳ないです(汗)
イメージとは違いませんでしたよ。ご安心くださいませ!
そして挿絵。ありがとうございます!
私は文と絵で一つの作品だと思う…のです。
理想は絵本なので挿絵という形で入れてくださって嬉しいです!
その反面、自分の文の中に絵が入ると…なんだか恥ずかしいです(笑)
今回頂いた分も…よろしければ挿絵として挿入していただけませんか?
あのシーン辺り挿絵ばっかりになっちゃいますけど(汗)
わがままとは思いますが…ご検討いただければ…と思います。
挿絵のあるお話って…憧れです。
重複になりますが、文字と絵で一つの作品だと思うんですよね…私は。
文字でしかあらわせないものもあるし、絵でしか表せないものもある…。
なので私の各作品は未完成。文字は完成だけど、絵の部分が全くのゼロ。
一人で両方できるのが理想なんですが…なかなかね。(苦笑)
なので本当は…絵描きさんとタッグを組んでやるのが理想なのですけれど…。
安定した更新が出来ないため、それは断念。
魔がさした…のは小説のことです。
まだ、打つのが億劫なので…馬鹿な話しを書こう!ギャグチックなの!テンションで掻きあげよう!っと思って書いたのですが…。うぅん…どうなんだこれ(苦笑)
新栄学園のパロ、この前いってた…中身入れ替わっちゃった!です
いろいろ暴露。(苦笑)
メインは酔っ払い真田の語り、八雲の相槌(反論含む)。
女の子が居ないので本音トーク。
……↑内容は察してください(笑)
大学生の本音トークです。下ネタ…ではないけど…うぅん…なんだろう。
恋する男の悩み?(爆)
まぁ、大丈夫そうならどうぞ!
魔がさした、ごめん(何)
moggyさんところに作品がUPされたので…連動してこっちもあの2人の裏話でもUPしようかなぁ…と思ってたんですが…。
魔がさした…。
moggyさん
題名、ありがとうございました!
元ネタはmoggyさんの絵だったので気軽につけていただければと思ったんですが…どうやら随分重荷を背負わせてしまったようで申し訳ないです(汗)
イメージとは違いませんでしたよ。ご安心くださいませ!
そして挿絵。ありがとうございます!
私は文と絵で一つの作品だと思う…のです。
理想は絵本なので挿絵という形で入れてくださって嬉しいです!
その反面、自分の文の中に絵が入ると…なんだか恥ずかしいです(笑)
今回頂いた分も…よろしければ挿絵として挿入していただけませんか?
あのシーン辺り挿絵ばっかりになっちゃいますけど(汗)
わがままとは思いますが…ご検討いただければ…と思います。
挿絵のあるお話って…憧れです。
重複になりますが、文字と絵で一つの作品だと思うんですよね…私は。
文字でしかあらわせないものもあるし、絵でしか表せないものもある…。
なので私の各作品は未完成。文字は完成だけど、絵の部分が全くのゼロ。
一人で両方できるのが理想なんですが…なかなかね。(苦笑)
なので本当は…絵描きさんとタッグを組んでやるのが理想なのですけれど…。
安定した更新が出来ないため、それは断念。
魔がさした…のは小説のことです。
まだ、打つのが億劫なので…馬鹿な話しを書こう!ギャグチックなの!テンションで掻きあげよう!っと思って書いたのですが…。うぅん…どうなんだこれ(苦笑)
新栄学園のパロ、この前いってた…中身入れ替わっちゃった!です
いろいろ暴露。(苦笑)
メインは酔っ払い真田の語り、八雲の相槌(反論含む)。
女の子が居ないので本音トーク。
……↑内容は察してください(笑)
大学生の本音トークです。下ネタ…ではないけど…うぅん…なんだろう。
恋する男の悩み?(爆)
まぁ、大丈夫そうならどうぞ!
…………。
目が覚めたら…。
自分がそこに居た………。
「な…んだ…これ。」
飲んだ、昨日は飲んだ。八雲の部屋で
いつものメンバーで…で…。
起きたらこの状態…だった。
自分のものじゃない、身体。
八雲は…とりあえず自分を起こす事にした……。
「で。」
男性陣は胡坐、女性陣は何故か正座で向かい合うように座っていた。
「状況を説明するとだな…。」
「……はい。」
妙に畏まって女性陣2人が頷く。
「こっちが八雲で…」
寝癖だらけの黒髪の…片目が赤い男性が隣のこめかみに銃創のある男性指差す。
「こっちが真田だ。」
その逆をする。
「………………。」
「中身が入れ替わったと、思ってくれ。」
「…………。こっちが…八雲君?」
晴香が…真田(外身)を指差しながら言った。
「中身はな。」
八雲(中身)はそう答える。
「………。」
信じられない…というように志乃は2人を見比べている。
「ふ、ふたりで…私達騙してからかおうとか思ってるんじゃないでしょうね?」
「……………。」
晴香の言葉に2人は顔を見合わせた…。
「そうだったらどんなに良いか。」
「……そうだな…じゃぁ、証明しようか。」
それぞれ、そんな返事が帰ってきた。
中の人の性格が外身の声で喋られるのだから変な感じだ……。
「証明って…何するつもりだよ。」
真田が八雲にそう問うた。
「簡単だろ、二人しか知りえない事を話せばいいんだよ。」
にやっと…笑う八雲。そうして晴香の腕を捕まえ、引っ張った。
「え?え?」
にやっと笑う真田(中八雲)の顔に違和感がある晴香は…咄嗟に対応できなかった。
「この前の―――は…よかったな。なかなか。」
「しょ…省吾君ッ!!」
ずさぁあっ…っという効果音が付きそうなほど…引いた。
顔が真っ赤である。
壁のところまで逃げた晴香を見て…八雲は満足そうに笑った。
「俺の身体で変な事すんなよな。」
「今は、僕の身体だろ。」
にやりと笑う八雲。外見は真田。
「その顔やめろよな、変な感じがする。」
「自分の顔が目の前にあったら変だろう、普通。」
「俺はそんな意地悪には笑わねぇよ。」
「…今は、僕だって言ってるだろ。」
「晴香さん…大丈夫ですか?」
志乃が、まだ壁際に居る晴香にそう問うた。
「だ、大丈夫…。」
若干引きつった笑みの晴香…。そして警戒しながら…元の位置に戻ってきた。
「で?そっちはいいのか?」
「…そっちだけで充分だろ。」
「そうか、じゃぁ……どうする。」
「?何が」
「これからだ。学校がまぁいいとして…そのほかいろいろ」
「そのほかって…何があんだよ?」
「………。」
目で訴えたが…真田は分らない様子だった。
「……外身か中身かって事だ…。」
「?どういうコト。私もわかんない。」
晴香が話しに割って入る。
「…僕はどっちと恋人をすればいいのかって聞いてるんだ。」
「は?」
「え?」
「……?」
三者三様の反応をよこす。
「言葉通りだ。もしこのまま戻らなかったらどうする?言っとくけど僕は…真田と違って、それなりの欲はあるからな…。」
「俺と違って…って…おい!志乃に手ぇ出すな。」
自分に睨まれると…変な感じがする。
反面、こんな顔をしているのかと思う…。
「…じゃぁ、今までどおり?」
くっと笑って晴香を見ると…また顔を赤くした。
「今までって…外見省吾君じゃない!」
「…そういうわけだよ。」
『…………。』
「…どうする?」
「………当面、八雲が我慢すりゃ良い問題じゃないのか?」
「そ、そうだよ。すぐ治るかもしれないし!」
「僕はそんなに楽天家じゃないんだよ。」
「…ならまず、こうなった原因を突き止めるほうが先だろ。」
「分るならいいけどな…」
「とりあえず…今日も飲んでみる?」
「とりあえず、君たちは帰るんだな。」
「えぇっ!?なんでよ」
「…なんででもだ。」
「嫌。関係者でしょ。」
「いやでもだ。」
しばらくそんな…やり取りが続いた………。
そうして…結局、晴香が丸め込まれ、夕食を作って…帰った。
志乃はそれより先に…迎えが来て帰った。
そして始まる、飲み会。
まだ日は高いが…そんなのは関係ない、半ば自棄酒。
「…………。」
会話をしない、淡々と食べ、飲む。
「……なんで、こうなったかなぁ…。」
独り言のように真田は呟いた。
「さぁな。」
「…俺なのに…俺じゃないんだよな…この身体。」
「……………。」
「…志乃、抱えたときすっげぇびっくりされたんだよな…。」
「僕の体だからな…。」
「俺は、俺なのに…やっぱり違うんだよな…。」
「………………。」
八雲は黙って…焼酎を飲んだ。身体は変わっても味覚は変わらないらしく…ビールは苦かった。
「……多分、八雲なんだよなぁ…今の俺って…。」
「じゃぁ、今度から僕が抱えるか?」
「志乃に手ぇ出すなっつったよな?」
本気で睨んできた。どれだけ彼女を大事にしてるかは、一緒に居れば分る。
「……でも、こっちがお前なんだろう?」
「…なんだよなぁ…」
「それより…よく我慢してるな。」
「?何を」
「……僕に言わせるのか?」
「………なんとなく分った。」
肩をすくめて…そう言う真田。
「…この身体になって…妙に疼くんだけど。」
「うっせぇ。」
吐き捨てるようにそう言ってビールを飲み干した。
「……大事にしたいんだよ…」
ほーっと…しながら真田が言った。白い肌が赤みを帯びる。
「飲みすぎるなよ、そんなに強いわけじゃない。」
自分の身体の事は良く分っているが相手の身体は分らない…。
普段を見ていれば…真田の身体は弱くない事は分るが…。
「………。」
それを無視するようにプルをあけてまたビールを煽る。
「…傷付けたくねぇんだよ…」
机に付して…そう言う真田。
「傷付けるね。それが裏目に出なきゃいいケド。」
「んだよ!」
「…考えてもみろよ。良い年した男女が…キス以上の関係になってないないんて…」
「人それぞれ、ペースってもんがあるだろ。」
「それはそうだけど、決め付けるのはどうかと思うぞ。」
「どーゆーことだよ。」
睨みつけてくる真田だったが…ろれつが怪しい。
「……もう飲むな。二日酔いになるぞ。」
「…話しそらすなよ。」
八雲は溜息をついた。
「…逆の立場になってみろよ。お前が女で…男のほうから何も言ってこない。」
「…………………。」
「僕が女なら自分に魅力がないのかって凹むけど。」
「…そんなんじゃない…。」
「…じゃぁなんなんだ。」
「魅力なんて…どうでもいい。ただ好きなんだよ。」
「………。」
「好きで好きでどうしようもない。…ただ…大事にしたい。だけだ」
「…意外に乙女なんだな。」
「うっせぇ…。」
そう言うと缶ビールに口をつける。
「もう飲むなって言っただろ。」
無言のまま、飲み続けて一気に空にした。
二日酔い確定だな…っと思いながら八雲はまた焼酎を飲んだ。
「好きなんだよ…。全部、欲しい。志乃が欲しい…んだよ。」
「…それ、言ってみろよ。本人に、嫌なら嫌で拒否するだろう。」
「いえるか。志乃は…俺が言ったら、拒否しない…から。」
「………………。」
「…あいつ…俺が、嫌いになるんじゃないかって…いつも怖がってる、そんなこと…ないのに…。」
ふと…晴香の顔が浮かんできた。
晴香が自分を嫌いになる…なんて事を考えた事はなかった。でも、もしそれを考えてしまったら…たまらなく怖くなる。
だが…
「…その程度のことで…壊れる関係なのか…?」
多分、関係が壊れてしまう事を恐れているんだと、八雲は思った。
「拒んだぐらいで壊れる関係なんて…恋人同士なんていわないだろ」
嫌よ嫌よも好きのうち…だ。
あんまり際どい事すると、泣きそうな目で訴えてくるが…それでも、本気で拒否してこない。
もし本気で拒否したら、どんな事でもやめるつもりで居るが…。
「…………。」
「お前が、求めないのが全ての原因な気がするけどね。僕は」
「…そんなにしろってのかよ。」
「手ぇ出すなって、執着するのは彼女がまだからだろ。」
「………………。そっちは」
「?」
「そっちはどーなんだよ。」
「…どうも何も…もう充分愛し合ってるけど?」
「……。よくこんなサディストにほれたもんだな」
「サディスト、僕が?」
「…少なくとも、今までの会話は俺が凹むのをみて楽しんでるとしか思えない。」
「凹んでたのか。」
「…無自覚かよ。タチ悪ー。」
「僕がサドなのは晴香限定だ。別に意図的じゃない。」
「…余計悪ー。感じ悪ー。」
酔うと喜怒哀楽が激しくて…饒舌になるタイプか…。八雲はそんなことを妙に冷静に思った。
真田の身体はなかなかどうして…酔わない。
「……別に…。」
「?」
「…俺が最後の恋人とは思ってねぇよ。」
「………。」
「志乃は…周りを知らないだけ。たまたま知り合った男が俺だっただけ、他に…男はたくさん居る。志乃は…知らないだけだ。」
本格的に酔ってきたな…っと思いながら話を聞く八雲。
「志乃は…きっと、俺じゃない誰かを…好きになると思う。今は…知らないだけなんだ…。周りを…他の、男を…。だから…」
「だから、しないって言うのか?」
「………………。」
返事は…なかった。
「なんなら、僕がしようか?」
冗談でそう言ってみた。
「ざけんな。俺の身体でも志乃に手ぇ出したら…殺す。」
「他の男、なんだろう?」
「お前には晴香が居るだろ。」
「…実際問題、このまま戻らなかったらどうする。」
「…………。」
「外見を優先させるか、中身を優先させるか。今日の様子じゃ外見だろうけど…。」
「ざけんな…。志乃は…脚…動かないんだ…。」
いきなり…話が飛んだ…が。酔っ払いにはよくある事だ。
「本気の抵抗…だって…、本気で嫌がったって…志乃に逃げる術はないんだ。本気で…抱きたいって思ったら…。手だけ…捕まえれば、もう他に抵抗のしようがないんだ…怯ませたって、脚が動かない以上逃げられないんだよ!この意味が分るか?力づくが…通用する相手なんだよ、簡単に!そんな状態で、抱くって言うのかよ!お前はっ」
「…冗談だ、落ち着け。」
「冗談に聞こえねぇ。俺の身体でも志乃に手ぇ出してみろ、未来永劫怨み続けてやる。」
「…お前が彼女をどれだけ思ってるかはよく分った。」
「いいや分かってないね。分ってたまるか、俺はな多分、彼女の両親より志乃が好きだし大事で愛してる。」
「………………。」
自分の口から愛してるなんて言葉が出ると…正直気持ち悪い。
「一番志乃を幸せにしてやれるのは俺だと思う。でも…志乃は…まだ…知らないだけで……。」
しばらくもごもご…口の中で何かを言っていたが…静かになった。
寝た…。っと確認したのはそのすぐあと……。
まぁ…自分の思っている自分の許容範囲だった。
とりあえず…この身体でいる間に一回迫ってみるか。
未来永劫怨まれるのはごめんだが………。
そんな事を思いながら…焼酎を煽った。
また太陽は沈まない……。
「うわ~。酒臭い…。」
夜。晴香がドアを開けた第一声がそれだった。
八雲の家の合鍵は持っているので入るのはたやすい。
案の定、飲み散らかして…眠っていた。
「まったくも~。」
てきぱきと片付け…2人にそれぞれブランケットをかける。
戻ってて欲しい…なぁ…。
晴香はそんなことを思いながら…ドアを閉めた………。
END
もっとこう…
ドタバタで何してんのあっんたたち!ってのが書きたかった…。うん。
晴香の呼び方…省吾君にしてみた…。こっちのほうが違和感ないかな…。
つづくのかは……謎。
目が覚めたら…。
自分がそこに居た………。
「な…んだ…これ。」
飲んだ、昨日は飲んだ。八雲の部屋で
いつものメンバーで…で…。
起きたらこの状態…だった。
自分のものじゃない、身体。
八雲は…とりあえず自分を起こす事にした……。
「で。」
男性陣は胡坐、女性陣は何故か正座で向かい合うように座っていた。
「状況を説明するとだな…。」
「……はい。」
妙に畏まって女性陣2人が頷く。
「こっちが八雲で…」
寝癖だらけの黒髪の…片目が赤い男性が隣のこめかみに銃創のある男性指差す。
「こっちが真田だ。」
その逆をする。
「………………。」
「中身が入れ替わったと、思ってくれ。」
「…………。こっちが…八雲君?」
晴香が…真田(外身)を指差しながら言った。
「中身はな。」
八雲(中身)はそう答える。
「………。」
信じられない…というように志乃は2人を見比べている。
「ふ、ふたりで…私達騙してからかおうとか思ってるんじゃないでしょうね?」
「……………。」
晴香の言葉に2人は顔を見合わせた…。
「そうだったらどんなに良いか。」
「……そうだな…じゃぁ、証明しようか。」
それぞれ、そんな返事が帰ってきた。
中の人の性格が外身の声で喋られるのだから変な感じだ……。
「証明って…何するつもりだよ。」
真田が八雲にそう問うた。
「簡単だろ、二人しか知りえない事を話せばいいんだよ。」
にやっと…笑う八雲。そうして晴香の腕を捕まえ、引っ張った。
「え?え?」
にやっと笑う真田(中八雲)の顔に違和感がある晴香は…咄嗟に対応できなかった。
「この前の―――は…よかったな。なかなか。」
「しょ…省吾君ッ!!」
ずさぁあっ…っという効果音が付きそうなほど…引いた。
顔が真っ赤である。
壁のところまで逃げた晴香を見て…八雲は満足そうに笑った。
「俺の身体で変な事すんなよな。」
「今は、僕の身体だろ。」
にやりと笑う八雲。外見は真田。
「その顔やめろよな、変な感じがする。」
「自分の顔が目の前にあったら変だろう、普通。」
「俺はそんな意地悪には笑わねぇよ。」
「…今は、僕だって言ってるだろ。」
「晴香さん…大丈夫ですか?」
志乃が、まだ壁際に居る晴香にそう問うた。
「だ、大丈夫…。」
若干引きつった笑みの晴香…。そして警戒しながら…元の位置に戻ってきた。
「で?そっちはいいのか?」
「…そっちだけで充分だろ。」
「そうか、じゃぁ……どうする。」
「?何が」
「これからだ。学校がまぁいいとして…そのほかいろいろ」
「そのほかって…何があんだよ?」
「………。」
目で訴えたが…真田は分らない様子だった。
「……外身か中身かって事だ…。」
「?どういうコト。私もわかんない。」
晴香が話しに割って入る。
「…僕はどっちと恋人をすればいいのかって聞いてるんだ。」
「は?」
「え?」
「……?」
三者三様の反応をよこす。
「言葉通りだ。もしこのまま戻らなかったらどうする?言っとくけど僕は…真田と違って、それなりの欲はあるからな…。」
「俺と違って…って…おい!志乃に手ぇ出すな。」
自分に睨まれると…変な感じがする。
反面、こんな顔をしているのかと思う…。
「…じゃぁ、今までどおり?」
くっと笑って晴香を見ると…また顔を赤くした。
「今までって…外見省吾君じゃない!」
「…そういうわけだよ。」
『…………。』
「…どうする?」
「………当面、八雲が我慢すりゃ良い問題じゃないのか?」
「そ、そうだよ。すぐ治るかもしれないし!」
「僕はそんなに楽天家じゃないんだよ。」
「…ならまず、こうなった原因を突き止めるほうが先だろ。」
「分るならいいけどな…」
「とりあえず…今日も飲んでみる?」
「とりあえず、君たちは帰るんだな。」
「えぇっ!?なんでよ」
「…なんででもだ。」
「嫌。関係者でしょ。」
「いやでもだ。」
しばらくそんな…やり取りが続いた………。
そうして…結局、晴香が丸め込まれ、夕食を作って…帰った。
志乃はそれより先に…迎えが来て帰った。
そして始まる、飲み会。
まだ日は高いが…そんなのは関係ない、半ば自棄酒。
「…………。」
会話をしない、淡々と食べ、飲む。
「……なんで、こうなったかなぁ…。」
独り言のように真田は呟いた。
「さぁな。」
「…俺なのに…俺じゃないんだよな…この身体。」
「……………。」
「…志乃、抱えたときすっげぇびっくりされたんだよな…。」
「僕の体だからな…。」
「俺は、俺なのに…やっぱり違うんだよな…。」
「………………。」
八雲は黙って…焼酎を飲んだ。身体は変わっても味覚は変わらないらしく…ビールは苦かった。
「……多分、八雲なんだよなぁ…今の俺って…。」
「じゃぁ、今度から僕が抱えるか?」
「志乃に手ぇ出すなっつったよな?」
本気で睨んできた。どれだけ彼女を大事にしてるかは、一緒に居れば分る。
「……でも、こっちがお前なんだろう?」
「…なんだよなぁ…」
「それより…よく我慢してるな。」
「?何を」
「……僕に言わせるのか?」
「………なんとなく分った。」
肩をすくめて…そう言う真田。
「…この身体になって…妙に疼くんだけど。」
「うっせぇ。」
吐き捨てるようにそう言ってビールを飲み干した。
「……大事にしたいんだよ…」
ほーっと…しながら真田が言った。白い肌が赤みを帯びる。
「飲みすぎるなよ、そんなに強いわけじゃない。」
自分の身体の事は良く分っているが相手の身体は分らない…。
普段を見ていれば…真田の身体は弱くない事は分るが…。
「………。」
それを無視するようにプルをあけてまたビールを煽る。
「…傷付けたくねぇんだよ…」
机に付して…そう言う真田。
「傷付けるね。それが裏目に出なきゃいいケド。」
「んだよ!」
「…考えてもみろよ。良い年した男女が…キス以上の関係になってないないんて…」
「人それぞれ、ペースってもんがあるだろ。」
「それはそうだけど、決め付けるのはどうかと思うぞ。」
「どーゆーことだよ。」
睨みつけてくる真田だったが…ろれつが怪しい。
「……もう飲むな。二日酔いになるぞ。」
「…話しそらすなよ。」
八雲は溜息をついた。
「…逆の立場になってみろよ。お前が女で…男のほうから何も言ってこない。」
「…………………。」
「僕が女なら自分に魅力がないのかって凹むけど。」
「…そんなんじゃない…。」
「…じゃぁなんなんだ。」
「魅力なんて…どうでもいい。ただ好きなんだよ。」
「………。」
「好きで好きでどうしようもない。…ただ…大事にしたい。だけだ」
「…意外に乙女なんだな。」
「うっせぇ…。」
そう言うと缶ビールに口をつける。
「もう飲むなって言っただろ。」
無言のまま、飲み続けて一気に空にした。
二日酔い確定だな…っと思いながら八雲はまた焼酎を飲んだ。
「好きなんだよ…。全部、欲しい。志乃が欲しい…んだよ。」
「…それ、言ってみろよ。本人に、嫌なら嫌で拒否するだろう。」
「いえるか。志乃は…俺が言ったら、拒否しない…から。」
「………………。」
「…あいつ…俺が、嫌いになるんじゃないかって…いつも怖がってる、そんなこと…ないのに…。」
ふと…晴香の顔が浮かんできた。
晴香が自分を嫌いになる…なんて事を考えた事はなかった。でも、もしそれを考えてしまったら…たまらなく怖くなる。
だが…
「…その程度のことで…壊れる関係なのか…?」
多分、関係が壊れてしまう事を恐れているんだと、八雲は思った。
「拒んだぐらいで壊れる関係なんて…恋人同士なんていわないだろ」
嫌よ嫌よも好きのうち…だ。
あんまり際どい事すると、泣きそうな目で訴えてくるが…それでも、本気で拒否してこない。
もし本気で拒否したら、どんな事でもやめるつもりで居るが…。
「…………。」
「お前が、求めないのが全ての原因な気がするけどね。僕は」
「…そんなにしろってのかよ。」
「手ぇ出すなって、執着するのは彼女がまだからだろ。」
「………………。そっちは」
「?」
「そっちはどーなんだよ。」
「…どうも何も…もう充分愛し合ってるけど?」
「……。よくこんなサディストにほれたもんだな」
「サディスト、僕が?」
「…少なくとも、今までの会話は俺が凹むのをみて楽しんでるとしか思えない。」
「凹んでたのか。」
「…無自覚かよ。タチ悪ー。」
「僕がサドなのは晴香限定だ。別に意図的じゃない。」
「…余計悪ー。感じ悪ー。」
酔うと喜怒哀楽が激しくて…饒舌になるタイプか…。八雲はそんなことを妙に冷静に思った。
真田の身体はなかなかどうして…酔わない。
「……別に…。」
「?」
「…俺が最後の恋人とは思ってねぇよ。」
「………。」
「志乃は…周りを知らないだけ。たまたま知り合った男が俺だっただけ、他に…男はたくさん居る。志乃は…知らないだけだ。」
本格的に酔ってきたな…っと思いながら話を聞く八雲。
「志乃は…きっと、俺じゃない誰かを…好きになると思う。今は…知らないだけなんだ…。周りを…他の、男を…。だから…」
「だから、しないって言うのか?」
「………………。」
返事は…なかった。
「なんなら、僕がしようか?」
冗談でそう言ってみた。
「ざけんな。俺の身体でも志乃に手ぇ出したら…殺す。」
「他の男、なんだろう?」
「お前には晴香が居るだろ。」
「…実際問題、このまま戻らなかったらどうする。」
「…………。」
「外見を優先させるか、中身を優先させるか。今日の様子じゃ外見だろうけど…。」
「ざけんな…。志乃は…脚…動かないんだ…。」
いきなり…話が飛んだ…が。酔っ払いにはよくある事だ。
「本気の抵抗…だって…、本気で嫌がったって…志乃に逃げる術はないんだ。本気で…抱きたいって思ったら…。手だけ…捕まえれば、もう他に抵抗のしようがないんだ…怯ませたって、脚が動かない以上逃げられないんだよ!この意味が分るか?力づくが…通用する相手なんだよ、簡単に!そんな状態で、抱くって言うのかよ!お前はっ」
「…冗談だ、落ち着け。」
「冗談に聞こえねぇ。俺の身体でも志乃に手ぇ出してみろ、未来永劫怨み続けてやる。」
「…お前が彼女をどれだけ思ってるかはよく分った。」
「いいや分かってないね。分ってたまるか、俺はな多分、彼女の両親より志乃が好きだし大事で愛してる。」
「………………。」
自分の口から愛してるなんて言葉が出ると…正直気持ち悪い。
「一番志乃を幸せにしてやれるのは俺だと思う。でも…志乃は…まだ…知らないだけで……。」
しばらくもごもご…口の中で何かを言っていたが…静かになった。
寝た…。っと確認したのはそのすぐあと……。
まぁ…自分の思っている自分の許容範囲だった。
とりあえず…この身体でいる間に一回迫ってみるか。
未来永劫怨まれるのはごめんだが………。
そんな事を思いながら…焼酎を煽った。
また太陽は沈まない……。
「うわ~。酒臭い…。」
夜。晴香がドアを開けた第一声がそれだった。
八雲の家の合鍵は持っているので入るのはたやすい。
案の定、飲み散らかして…眠っていた。
「まったくも~。」
てきぱきと片付け…2人にそれぞれブランケットをかける。
戻ってて欲しい…なぁ…。
晴香はそんなことを思いながら…ドアを閉めた………。
END
もっとこう…
ドタバタで何してんのあっんたたち!ってのが書きたかった…。うん。
晴香の呼び方…省吾君にしてみた…。こっちのほうが違和感ないかな…。
つづくのかは……謎。
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