ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
にゃは~~っ!!
………………………。
し、白い目で見ないでください(苦笑)
刹那さんちのコラボがツボだったんです↑(笑)
あぁ…志乃は可愛いなぁ(爆)
はい、お久しぶりです、古谷です~。
実家に帰省中でだらん…っと過しております。
天然クーラーはいい。
拍手お返事…。
ここでいいよね…?
11日14時
顔文字でコメントを頂いたのは初めてですが、喜んでいただいたようで嬉しいです♪
次もそんなコメントをいただけるような作品を書けるようにがんばりますね。
拍手ありがとうございました!
HPの更新したいのでこっちは少しストップしそうです。
長編書かなきゃ、第八書かなきゃ、拍手変えなきゃ!
っというか、書きたい!…ですかね(笑)
さて、新栄学園。
LINK2 晴香&綾香 八雲&志乃 (&と×はちがいますから!)
………………………。
し、白い目で見ないでください(苦笑)
刹那さんちのコラボがツボだったんです↑(笑)
あぁ…志乃は可愛いなぁ(爆)
はい、お久しぶりです、古谷です~。
実家に帰省中でだらん…っと過しております。
天然クーラーはいい。
拍手お返事…。
ここでいいよね…?
11日14時
顔文字でコメントを頂いたのは初めてですが、喜んでいただいたようで嬉しいです♪
次もそんなコメントをいただけるような作品を書けるようにがんばりますね。
拍手ありがとうございました!
HPの更新したいのでこっちは少しストップしそうです。
長編書かなきゃ、第八書かなきゃ、拍手変えなきゃ!
っというか、書きたい!…ですかね(笑)
さて、新栄学園。
LINK2 晴香&綾香 八雲&志乃 (&と×はちがいますから!)
携帯電話がなった。それに気付いたのはその持ち主ではなく、姉のほう。
「晴香、携帯なってる。」
駅前の喫茶店に居るのは小沢晴香と小沢綾香の双子の姉妹。
「あ…うん。お姉ちゃんちょっとごめんね。」
姉に断りを入れながら携帯を取り出す晴香。
驚いた。
ディスプレイに表示されているのは八雲の名前。
一体何の用事なのか分らないまま、晴香は電話に出た。
「もしもし?」
『…………』
「もしもし?八雲君?」
『…なんだ』
「いや…「なんだ」はこっちの台詞よ。何か用事があったんじゃないの?」
『……今、君はどこに居る?』
「え?…駅前の喫茶店だけど…?」
『………。』
「そんなこと聞いて…いきなり何なの?」
『…いつぞやみたいに迷子になってるんじゃないかと思ってね』
「失礼ね!一人じゃないんだから迷子になんてなりません。」
『…………』
「?」
『最近物騒だからな…さっさと帰れよ。』
そう言うと一方的に電話を切った。
「…そっちから電話かけてきたくせに。」
無駄だと分っていながらもいーーーっと電話に向かって言ってやる。
「誰?また『八雲君』?…」
携帯を片付けている晴香に、向かいに座っている綾香が問うた。
「またって…そんなに頻繁に電話かかって来ないよ。」
「あれ、そうだったっけ?晴香の口から『八雲君』がよくでるからそれだけ電話してるのかと思った。」
「ちがうってば!」
そんなに自分は彼のことばかり話していたか…っと思い返すとたしかにそうかもしれない。
別に恋人同士じゃないのに…。
自分で思っておきながら恋人の単語に照れてしまう。
話をそらそうとネタを探すと、テーブルの上に置いた携帯が光っていた。
「お姉ちゃん…携帯。」
自分のと色違いの携帯。ちなみに色は綾香が白、晴香はピンクだった。
「いいのよ…ほっといて…。誰か分かってるんだし、さっきからずっとこの調子だしね。」
光るのを見ながらため息を付いてアイスティーを啜る綾香。
「誰?」
「院生。七瀬って言うの。…知らないだろうケド。」
「院生?なんで?」
「私が新井先生から借りた本。早く返せって言う催促よ。」
こっちは授業があるってのにね。っと愚痴をこぼす。
「…新井先生って?」
「あぁ…医学部の脳外科の専門の準教授。」
「脳?」
「双子の脳はどこまで似てるのかなって思って聞いてみたら本を貸してくれたの。」
「双子って…私とお姉ちゃん?」
「そう。一卵性の双子なら遺伝子は殆ど一緒でしょ?脳は思考の中心。感覚も脳で処理されてるし、似てる部分があるのは確かよね。それがどの程度なのか、知りたいなの。」
「へ……ぇ…。」
分るような、わからないような…。それが伝わるような返事。
「分かりやすい例で言うと、姉妹でも同じ人を好きになるって事あるでしょ?双子だとその率が増すのか増さないのか…ってとこかしら。」
好きな人…。その単語を聞いて頭に浮かんだのは悔しいけれど八雲だった。
あんなにひねくれもので素直じゃないけど…やっぱり好きなんだ。っと…認めざるをえなかった。
お姉ちゃんも八雲を好きになる…。そう考えると、きゅうと…胸が締め付けられるようだった。
それは自分より姉のほうが勝つと思っているから。
嫌だ…っと…思ってしまった。
こんなにも自分は、八雲が好きなのだ…っと思い知らされる。
そこではっと気が付いて顔を上げるが、もう遅い。
綾香がにやにやと笑いながら晴香の顔を面白そうに見ていた。
「晴香~。」
「なっ…なに?」
「なに?じゃないでしょ。…恋する乙女の顔してたわよ。」
「お…乙女!?」
「相手はさしずめ八雲君?」
「ちがうっ!ちがう。あんなひねくれ者!」
「ムキになるところが怪しいわね~。」
「お…お姉ちゃん!」
あははは~っと、屈託の無い笑みを浮かべて笑う綾香。
殆ど同じ顔なのに、本当に楽しそうに笑っている姉の顔。
自分もあんなふうに笑えてるかなぁ…っと頭を過ぎるそんな疑問。
「さ、そろそろ帰ろ。今日は予約のお客さんあるしね。」
綾香がそう言ってた身支度を始めたのをみて、晴香は慌ててアイスココアを飲んだ。
いつのまに、綾香は全部飲んだのか…。不思議だ。
「ご馳走様でした。」
会計をすませて…2人は喫茶店を後にした。
八雲は携帯を机の上に置いた。正確に言えば放り投げたといったほうがいいのかもしれない。
天を仰いで…八雲は大きく息をついた。安堵の溜息だった。
「……………。」
心配そうな視線を感じて、八雲は目を開けて正面の少女を見た。
「斉藤さん…。」
堪えきれずに声を絞り出したのは志乃だった。
「そいつは…まだ生きてます」
「……お知り合いですか…?」
「まぁ、そんなところです」
ようやく落ち着きを取り戻した八雲は改めて机の上に置かれた絵に目をやった。
どれも人物画。…性別、年齢はバラバラである。
「斉藤さんは…予知夢を信じますか…?」
そんな話から始まった志乃の話。
人の死を夢で見る…という彼女。
彼女は泣いてスムーズには話は進まなかったが、根気よく八雲は聞いていた。
「あなたの話は分りました……何故、ぼくにその話を?」
一体自分に何をして欲しいのか…。それが話を聞いただけでは分らなかった。
志乃は鞄の中からファイルを取り出して中身の紙を机の上に置いた。
「私の夢に出来た人たちです…。」
八雲はそれを手にとって一枚ずつ目を通した。性別、年齢はバラバラである。
「!」
八雲の手が…ぴたりと止まった。
次の瞬間、驚いたように目が見開かれて…その絵を机に叩きつけるように置くなり、携帯電話を取り出した。
志乃は呆然とその様子を見ていた…。別人のように早い動きだったから。
その絵に描かれていたのはつい数時間前までそこに居た人…小沢晴香だった。
「私の見る夢は死ぬ瞬間まで見る場合が殆どですが…それまでの時間はまちまちなんです…。」
八雲の表情を沈痛そうに見みながら、志乃は言葉を紡いだ。
「………………。」
「斉藤さんは…死んだ人の魂が見えるんです…よね。」
志乃その言葉に八雲は思わず眉間に皺を寄せた。どこからその情報が流れたのか。
だが、事実なので否定する事は出来ない。
「そう、ですが…。」
「…この人達は死にたくなかった…。」
搾り出すように…志乃は言った。
「…事件で報道されていないということは、遺体が発見されていない…ということ…」
先の話で、殺人事件ばかりだという事は彼女に聞いた。彼女のいうコトはあっているのだろう。
「ぼくに…何を…して欲しいんですか」
「…この絵の人たちが…どのぐらい生きているのか分りません…」
膝の上で握り締められた指が白くなっているのは八雲からは見えない。
「それでも…そのまま発見されないままなんて悲しすぎる…。」
「……ぼくには除霊なんか出来ない。」
ビジネス用の敬語から素の言葉になった。彼女の言いたいことを先回りして…そう言う。
「それでも…斉藤さんに…見つけて欲しいんです…。」
「見つけてどうするんだ…。ぼくは見えても君は見えない、見えたところで…何も出来ない」
「でも、知られないで…消えていくなんて悲……」
それから先は、涙で続かなかった。
「分りました……。」
じっと…彼女を…そして紙の上の彼女をみて…八雲はそう言った。
「但し…本当に見つけるだけです…。ぼくが見えた人と合致しているかその作業だけになります。」
「…………。」
声にはならなかったが…志乃は静かに頷いた。
志乃が去った部屋で八雲は彼女の置いていったファイルと絵を見た。
他人とはあまり深いかかわりを持つまいと思っていた。そうして壁を張っていた。
その壁を彼女は壊して…乗り越えての方が正しいかもしれないが……
彼女はぼくの中に入って来た。
その絵を見る。
鉛筆デッサン程度の絵で…彼女と分るほど彼女の顔を見ていたんだ…っと思う。
悲しそうな表情。うつむき加減の絵だが…彼女だと分った。
そしてその絵を見たときの衝撃。
息苦しかった、なぜか心臓が痛かった。
失いたくない…と。
そう思った…。
守ってみせる。
夢の状況は文字で詳細に書かれている。防ぎようはいくらでもあるだろう。
こんな表情させてたまるか。
死なせてたまるか。
好きとか嫌いは関係ない。
やかましいし、やたらに絡んでくるし…
それでも…
大事な人なんだ……。
悔しいけど…それは認める…。
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