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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2025年03月10日 (Mon)
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2008年08月05日 (Tue)
ただいまっ♪かえってきました~。

まず、八雲誕生日おめでと~。
ですが、脳内フィーバーは継続中です。真志!
どんどん自分の好きな設定にはめ込んで妄想してしまうのが悪い癖ですが…(苦笑)
志乃に許婚がいたらいい。(お嬢様ですから!)で三角関係になればいいんだ!
公香姉さまの苗字が出てないのは…実はすっごいお嬢様で勘当されたからとか(もしくは苗字が真田か山縣説)
とかとか…いろいろ妄想はつきません。

もうね、志乃も晴香も…お姉様(美雪&公香)方も好きだ!女子が好きなんだ!(暴走気味)
………真琴さんが入っていない不思議(笑)
自立してるからかなぁ…。どこかで、ボーイッシュなイメージがあります。(多分)

前にも書きましたが照れがたまんなく可愛い(前者2人)
公香と比較するのがまず間違ってるんですが…志乃はね、胸が小さいの気にしてると思うんだ!……かわいいっ…!(想像)
晴香はまぁ…言っても標準ですしね。
大丈夫、真田は貧n(自主規制)
げふんげふん…まぁ、好みはそれぞれというコトで(爆)
多分私がサドなのって…思考が男性化してるからなんでしょうなぁ…。(爆)
据え膳前の男性の気持ちがよく分かるし、大事にしたいとの壊したい葛藤もわかる…気がする(笑)

後者2人はギャップ萌えでしょうな。「あんた」が「あなた」になったときはたまんない(笑)
…あえて、表記ミスとは思わない前向き思考(笑)

あ~~…久々なのにこんなトークですみません(苦笑)
だって…溜まってるんだもんいろいろ…。


いろいろ話しましたが…ここでのSSは自粛しますさ!
八晴ブログですから(笑)
出てくるのは新栄だけです…。

ってなわけで


新栄学園本格始動です!
LINK1 八雲メイン 晴香、志乃


小沢晴香はC棟へ向かって歩いていた。
C棟はまるまる学校側からサークルのために貸し出している場所である。
晴香の所属するオーケストラサークルもこの棟に部室はある。
実際の練習は音楽棟であるE棟でするが、活動の拠点はここである。
…階段を登ると汗ばむ季節になった。基本的にこの棟はクーラーがない。
晴香はじんわり染みでてきた汗を拭い、三階の一番奥の部屋へ向かった。
ノックをすると中から声がした。
「どうぞ…。」
その言葉に誘われて、晴香はドアを開けた。
机に頬杖を付いて本を読んでいる男性が居た。
ボサボサの髪に、眠そうな目だらしない格好の男性だった。
斉藤八雲。彼の名前はそれだった。
「何だ、君か。」
チラッと視線だけ晴香に向けて、八雲はそう言った。
「八雲君はそれしか言わないね」
そう言いながらも、決まりの位置に座った。
「事実だろ。」
可愛くないことをいうが、憎めない。
彼と出合ったのは去年の事、幽霊騒ぎがあってそれで知り合った…。
素直じゃないし、皮肉ばっかり言うけれど…嫌いじゃない。
むしろ……。

そこまで考えて晴香は突き刺さる様な視線を感じて顔を上げた。
八雲がじっとこっちを見ている。
「暑いね。」
慌てて晴香はそんな話を降った。
「文句を言いに来たんなら帰れ」
対する八雲はそっけない回答。
「その言い方ないでしょ。折角、会いに来たのに!」
「誰も会いに来てくれなんて頼んでない。」
八雲のいうコトは正しい…。うっ…っと唸ってしまった。
「ひどいなぁ…。」
でもそんなことでへこたれるほど、付き合いは短くない。
八雲の言葉は軽く流すに限る。
「もう少しでテストだね。八雲君はちゃんと勉強してるの?」
「してる。君と違ってな。」
「私だってしてます!」
「どうだかね。」
鼻で笑いながら晴香に気付かれないように、八雲は本を閉じた…。


暫く他愛無い会話をする。
何をするわけではないが、心地よい空間。
それを中断したのはメールの着信音だった。

「あ、メール…。ちょっと待ってね。」
八雲に断りを入れて、鞄の中の携帯を確認する。送信者は姉の綾香からだった。
「…………。」
八雲の表情が面白くなさそうな表情をする…がそれは本当に些細な表情の変化で…晴香は気付かない。
「!待ち合わせっ…!」
表情とその言葉から八雲は何が起きたか察した。時間を忘れて喋っていたのだろう。
「ごめん!八雲君、もう帰るね。」
なんで、そんな待ち合わせの合間にここに来るんだ。
出そうになった言葉を八雲は飲み込んだ。
「じゃあね!八雲君。また来るね」
笑顔でそういって、晴香は慌しく部屋を出て行った。


途端に静かになる…部屋の中


「ここは体のいい暇潰しの場所じゃないぞ」
吐き出すように…思わず出た言葉。
「何のためにくるんだ…。」
依頼人の一人だと思っていた。
事件が終わればそれっきりの関係だと…。
でも、彼女は違った。


『綺麗…』
「え?」
『きれいな瞳…』

言葉が、映像が…八雲の頭に浮かび上がる。
色あせない…そのシーン。

そして、今でも通いつめる彼女…。





「…期待させるな、僕に」

静かな部屋に、その声は吸い込まれていった。






それから…どれぐらいたったのか……。
控えめなノックが聞こえてきた。
「………どうぞ。」
入って来たのは、晴香ではなかった。
期待が胸を過ぎった自分に対して笑わずにはいられなかった。
何を期待してるんだ。

期待して裏切られるのが関の山だ。

期待するな…っと。一人の自分が言う。

わかっている…っと別の自分が言う。

でもそれを、完全に否定できない自分がいる

なぜだ……。

歯がゆい。


「あの……。」
八雲の思考を遮ったのはそんな声だった。
「なんでしょう?」
出た声が…あまりにも無愛想でその人は眉間に皺を寄せた。
「斉藤、八雲さんですよね…?」
同じぐらいの高さの目線で問うてきた彼女。彼女は車椅子…だった。
三階までどうやって…っと思ったが、エレベーターがある事を思い出した。
「そうですけど…。」
「ご相談したい事があってきました…中西と申します。」
それを聞いて八雲はスッと立ち上がった。
「…………。」
それを心配そうに見る女性。
話を聞く前から断ったりしない。
八雲は心の中でそう反論しながら…晴香が座っていた椅子を自分の横にずらした。
「?」
そうして、開いたままのドアを閉めた。
「……。話があるのでしょう?どうぞ。」
不思議そうな視線を受けて八雲は口を開いた。
ドアが開いていれば筒抜けだし、今の位置では話すのに適当な距離じゃない。
彼女は…口元だけで笑って机に付いた。
「それで…お話とは?」


八雲が席に戻ってそう言うと…彼女は黙ってしまった。


30秒ぐらいたった後でこんな言葉が口から漏れた…


「斉藤さんは…予知夢を信じますか…?」




LINK……。


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