ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
最近パロとかコラボとか…外れててすみません(苦笑)
自覚はしてますので!
あ、真志はHPに八雲以外の雑文ブログを作りましたのでそっちに増殖します。
あ、あと今年2月にやってた第八中八晴のチョコ風呂。
裏にて更新しました…えぇ、あれとあれのあいだを…(笑)
よし、業務連絡終了。
久々に!パロじゃないやつを!
八晴で!糖分多めで…っていうか…バカップル…?
夏休み&お盆
夏休み……。
晴香は実家に帰省していた。
「おはよう。八雲君。朝だよ」
八雲付きで……。
と…襖をあげて晴香は八雲の寝ている部屋へ入って呼んだ。
「………おはよう…。」
がりがりと…頭をかいて八雲は起き上がりながらそう言った。まだ眠そうな声
「朝ごはん出来てるよ。」
その様子を面白そうに見ながら晴香は八雲の布団のそばへ寄った。
「…あぁ…。」
「おはよう…。」
ちゅっと…朝のおはようのキスはお約束。
「もう、また浴衣乱れてる…。」
キスの後に晴香はそう言って八雲の浴衣を直しだした。
「…もう着替えるから、そのままでいい。…」
ありがとう、っと…ちゅっとキスをして立ち上がった。
「ん、着替えたら呼んでね。」
晴香はそう言って、部屋の外へでた。
あぁ、いい妻になるな…っと思いながら八雲は着替えの入った鞄を手に取った……。
「待たせた。」
言ったとおり、晴香は部屋の外で待っていた。
お盆というコトもあって離れではなく、家のほうに泊まっている八雲。
「ううん。」
頭を振ってにっこり笑った晴香。
「いこ。」
「あぁ。」
手を握って…二人そろって歩き出した。
朝食があるのは店ではなく家の方。
その部屋に行く前に厨房に顔を出すのは毎朝の事だった。
「おはようございます。」
八雲がそう声を発した八雲。
「あら、おはよう。八雲君」
「…おはよう。」
前者は恵子、後者は裕之のもの。
八雲の爆弾発言で…初日は無口だった裕之だったが、徐々には緩和してきたようだった。
結婚を前提にお付き合いさせてもらってます…。
家に来た初日にいきなり宣言した八雲。これには晴香も驚いた。
真面目な顔でそう言う八雲、きょとんっとしている晴香。
渋い顔をしている裕之、一人楽しそうににやけているのが恵子だった。
また結婚なんて意識していなかったけれど、不真面目な気持ちで付き合っていたつもりはない。
ただ、ずっと一緒に居たいなぁ…っとは思っていた。
だから、八雲のその言葉が嬉しかった。
「嬉しいよ…八雲君。」
2人っきりになった所でそういうと…照れくさそうに八雲は頬を掻いて言った。
「知って欲しかったんだよ…君にも…君の両親にも…。僕が本気だって事、君を…大事に思ってるって事を…。」
肩にそっと手を添えて…八雲は晴香を抱きよせた。
「認めてもらえるかどうか…わからないけどな。」
そんな会話を鮮明に思い出せる。
「ご飯先に頂きます」
「はい、どうぞ。」
「後片付けは手伝うね。」
晴香はそう言って踵を返すように促し、八雲はそれに従った。
親の前に出るときでも…手は繋いだままだった。
そうして可能な限り一緒に過す1日であり…夏休みだった…。
「どう…かな、昔の浴衣なんだけど…。」
昼食の時、恵子から出た言葉がきっかけだった。
「晴香。今日、お祭りあるけど行くの?」
答えはもちろんYES。そうして…今に至る。
八雲の目の前には浴衣を着た晴香が居た。そうして、晴香の前には浴衣を着た八雲がいる。
「…おそろいだな。」
八雲は笑ってそういった。2人とも紺の浴衣故の発言。
紺色の生地に毬と花の柄の浴衣に、赤い帯を締めている晴香。
八雲は両方紺で纏めている。当然本人のものではなく、晴香の父親のお下がりだ。
「ほかに言う事は?」
自分では、なかなか似合っているし、お気に入りの浴衣だった。
それに髪も綺麗に結ったのだ。穂褒めてほしいのが乙女心というものだろう。
「…綺麗だ。よく似合ってる。」
少し…照れながら正直な気持ちを口にした。
それをしても、彼女はまっすぐに受け止めてくれることを知っているから、こういう事もいえるようになった。
「八雲君も似合ってるよ。でももう少し、ちゃんと着て?」
暑いのか…八雲の開けた前身ごろを直して…にこりと笑った。
「ん。よろしい。」
可愛いな…っと思うが口に出していたらキリがないので…八雲は黙ってそっと、額にキスをするだけでとどめた。
「でようか。」
「うん。」
カランカランッという音と、蝉の鳴き声が耳に響く。
「涼しいな…。」
「東京よりは随分涼しいよね。浴衣も涼しいし。」
ポーチを腕に下げその手には団扇を持っている晴香。
開いているほうの手は相変わらず確り握られて居る。多少暑いが、やっぱり繋いでいたい。
お寺の境内からその周辺に屋台が出揃っている。
「夕食なに食べる?」
八雲を少し見上げて晴香はそう問うた。
「出店、何があるんだ?」
「ん~…なんてもあるよ?」
「そうだな…じゃぁ適当に買って2人でつつこうか。」
「うん。」
屋台を回りながら適当に買い…少し離れた川原に2人で座った。
そうして焼きそばやらフランクフルトやら…だ。
適当に…突き始めたが八雲は違和感があった。
「どうした?…食べないのか?」
八雲は箸でたこ焼きをつまんで口にほおりこんだ。
半分ずつと考えたら、晴香は一つも手をつけていない。
「あ…うん……その…。」
「?」
「…青海苔…。歯についちゃうから…」
「でも、君が食べたいっていったんじゃないか。」
「…うん…でも…」
「安心しろ、僕が取ってやるから。」
ほら…っと。たこ焼きを差し出す八雲。
「………。」
戸惑った晴香だったが…大人しくパクッと食べた。
何か言いたげにげに八雲を見るが…黙って食べる。それがたまらなく可愛い。
恨めしそうな…すねたような表情。でも本心は嫌がっていない。そんな顔。
「ん、美味しい。」
にこりと微笑む晴香につられた八雲も笑う。
「そうだな…。君には色気より食い気が似合う。」
「どういうコトよそれ。」
「言葉どおりだよ。」
八雲は笑ってフランクフルトをかじった。
「もう!八雲君!」
怒っている…っというコトを分らせたくてその手に握られているフランクフルトを取る。
あっさり手から離れたフランクフルトを追いかけるように八雲は晴香に体を寄せた。
「…君が色気を見せるのは僕の前だけでいい。」
素でそう言うことを言うのは…反則だと思う。耳に囁くのも反則だと思う。
晴香は黙ってフランクフルトをかじって…八雲に返した。
八雲は素直に受け取って少し笑った。
「言っておくが、本心だぞ?」
「し、知ってるわよ。だから恥ずかしいんじゃない。」
晴香はそう言ってカキ氷を食べた。
「ならいい。」
クスリと笑って…フランクフルトの残りを食べる。
そうして言い合いながら夕食を済ませた。
「ほら、口開けてみろ」
有限実行の八雲は晴香と向き合ってそう言った。
「………。」
「今更、恥ずかしがるな、いー。」
「……………………。」
赤面しながら口を開く。
「安心しろ…付いてない。」
「ほんと?」
「信用出来ないか?」
「そうじゃないけど…」
「…じゃぁ……。」
八雲はそう言ってくいっと顎を引き寄せてキスをした。
「ん…!」
普通のキスじゃないことに驚いた。人が居るのに、外なのに!
八雲の胸板を押し返すとすんなり離れた。
「一応、掃除した。」
にやっと笑って…八雲はそう言った。
歯列をなぞられたのは分ったがそう言う意味だったのかと思う。
平然とそう言う八雲。
自分だけ照れているのに八雲が平然としているのが悔しかったので…晴香は反撃に出た。
八雲の服を引っ張ってキスを返した。
「!」
5秒近く続けてから顔を離す。
「めずらしい…。」
八雲の顔をみて、不意打ちが出来たことで満足した。
「まぁ、君からしてくれるのは…嬉しいけどね。」
その満足は八雲のそんな言葉で崩されることになる。
反則。
そういう晴香に八雲が笑いながら問うた。
「何が?」
「分かてるくせに。」
すねる晴香が可愛くてしょうがない。だからもっと苛めたくなってしまう。
「もっと長いキスだとともっと嬉しいけど…?」
チラッと…周囲を見て…八雲にキスをした。
さっきより…ずっと長いキスを……。
続きます…多分。
晴香は実家に帰省していた。
「おはよう。八雲君。朝だよ」
八雲付きで……。
と…襖をあげて晴香は八雲の寝ている部屋へ入って呼んだ。
「………おはよう…。」
がりがりと…頭をかいて八雲は起き上がりながらそう言った。まだ眠そうな声
「朝ごはん出来てるよ。」
その様子を面白そうに見ながら晴香は八雲の布団のそばへ寄った。
「…あぁ…。」
「おはよう…。」
ちゅっと…朝のおはようのキスはお約束。
「もう、また浴衣乱れてる…。」
キスの後に晴香はそう言って八雲の浴衣を直しだした。
「…もう着替えるから、そのままでいい。…」
ありがとう、っと…ちゅっとキスをして立ち上がった。
「ん、着替えたら呼んでね。」
晴香はそう言って、部屋の外へでた。
あぁ、いい妻になるな…っと思いながら八雲は着替えの入った鞄を手に取った……。
「待たせた。」
言ったとおり、晴香は部屋の外で待っていた。
お盆というコトもあって離れではなく、家のほうに泊まっている八雲。
「ううん。」
頭を振ってにっこり笑った晴香。
「いこ。」
「あぁ。」
手を握って…二人そろって歩き出した。
朝食があるのは店ではなく家の方。
その部屋に行く前に厨房に顔を出すのは毎朝の事だった。
「おはようございます。」
八雲がそう声を発した八雲。
「あら、おはよう。八雲君」
「…おはよう。」
前者は恵子、後者は裕之のもの。
八雲の爆弾発言で…初日は無口だった裕之だったが、徐々には緩和してきたようだった。
結婚を前提にお付き合いさせてもらってます…。
家に来た初日にいきなり宣言した八雲。これには晴香も驚いた。
真面目な顔でそう言う八雲、きょとんっとしている晴香。
渋い顔をしている裕之、一人楽しそうににやけているのが恵子だった。
また結婚なんて意識していなかったけれど、不真面目な気持ちで付き合っていたつもりはない。
ただ、ずっと一緒に居たいなぁ…っとは思っていた。
だから、八雲のその言葉が嬉しかった。
「嬉しいよ…八雲君。」
2人っきりになった所でそういうと…照れくさそうに八雲は頬を掻いて言った。
「知って欲しかったんだよ…君にも…君の両親にも…。僕が本気だって事、君を…大事に思ってるって事を…。」
肩にそっと手を添えて…八雲は晴香を抱きよせた。
「認めてもらえるかどうか…わからないけどな。」
そんな会話を鮮明に思い出せる。
「ご飯先に頂きます」
「はい、どうぞ。」
「後片付けは手伝うね。」
晴香はそう言って踵を返すように促し、八雲はそれに従った。
親の前に出るときでも…手は繋いだままだった。
そうして可能な限り一緒に過す1日であり…夏休みだった…。
「どう…かな、昔の浴衣なんだけど…。」
昼食の時、恵子から出た言葉がきっかけだった。
「晴香。今日、お祭りあるけど行くの?」
答えはもちろんYES。そうして…今に至る。
八雲の目の前には浴衣を着た晴香が居た。そうして、晴香の前には浴衣を着た八雲がいる。
「…おそろいだな。」
八雲は笑ってそういった。2人とも紺の浴衣故の発言。
紺色の生地に毬と花の柄の浴衣に、赤い帯を締めている晴香。
八雲は両方紺で纏めている。当然本人のものではなく、晴香の父親のお下がりだ。
「ほかに言う事は?」
自分では、なかなか似合っているし、お気に入りの浴衣だった。
それに髪も綺麗に結ったのだ。穂褒めてほしいのが乙女心というものだろう。
「…綺麗だ。よく似合ってる。」
少し…照れながら正直な気持ちを口にした。
それをしても、彼女はまっすぐに受け止めてくれることを知っているから、こういう事もいえるようになった。
「八雲君も似合ってるよ。でももう少し、ちゃんと着て?」
暑いのか…八雲の開けた前身ごろを直して…にこりと笑った。
「ん。よろしい。」
可愛いな…っと思うが口に出していたらキリがないので…八雲は黙ってそっと、額にキスをするだけでとどめた。
「でようか。」
「うん。」
カランカランッという音と、蝉の鳴き声が耳に響く。
「涼しいな…。」
「東京よりは随分涼しいよね。浴衣も涼しいし。」
ポーチを腕に下げその手には団扇を持っている晴香。
開いているほうの手は相変わらず確り握られて居る。多少暑いが、やっぱり繋いでいたい。
お寺の境内からその周辺に屋台が出揃っている。
「夕食なに食べる?」
八雲を少し見上げて晴香はそう問うた。
「出店、何があるんだ?」
「ん~…なんてもあるよ?」
「そうだな…じゃぁ適当に買って2人でつつこうか。」
「うん。」
屋台を回りながら適当に買い…少し離れた川原に2人で座った。
そうして焼きそばやらフランクフルトやら…だ。
適当に…突き始めたが八雲は違和感があった。
「どうした?…食べないのか?」
八雲は箸でたこ焼きをつまんで口にほおりこんだ。
半分ずつと考えたら、晴香は一つも手をつけていない。
「あ…うん……その…。」
「?」
「…青海苔…。歯についちゃうから…」
「でも、君が食べたいっていったんじゃないか。」
「…うん…でも…」
「安心しろ、僕が取ってやるから。」
ほら…っと。たこ焼きを差し出す八雲。
「………。」
戸惑った晴香だったが…大人しくパクッと食べた。
何か言いたげにげに八雲を見るが…黙って食べる。それがたまらなく可愛い。
恨めしそうな…すねたような表情。でも本心は嫌がっていない。そんな顔。
「ん、美味しい。」
にこりと微笑む晴香につられた八雲も笑う。
「そうだな…。君には色気より食い気が似合う。」
「どういうコトよそれ。」
「言葉どおりだよ。」
八雲は笑ってフランクフルトをかじった。
「もう!八雲君!」
怒っている…っというコトを分らせたくてその手に握られているフランクフルトを取る。
あっさり手から離れたフランクフルトを追いかけるように八雲は晴香に体を寄せた。
「…君が色気を見せるのは僕の前だけでいい。」
素でそう言うことを言うのは…反則だと思う。耳に囁くのも反則だと思う。
晴香は黙ってフランクフルトをかじって…八雲に返した。
八雲は素直に受け取って少し笑った。
「言っておくが、本心だぞ?」
「し、知ってるわよ。だから恥ずかしいんじゃない。」
晴香はそう言ってカキ氷を食べた。
「ならいい。」
クスリと笑って…フランクフルトの残りを食べる。
そうして言い合いながら夕食を済ませた。
「ほら、口開けてみろ」
有限実行の八雲は晴香と向き合ってそう言った。
「………。」
「今更、恥ずかしがるな、いー。」
「……………………。」
赤面しながら口を開く。
「安心しろ…付いてない。」
「ほんと?」
「信用出来ないか?」
「そうじゃないけど…」
「…じゃぁ……。」
八雲はそう言ってくいっと顎を引き寄せてキスをした。
「ん…!」
普通のキスじゃないことに驚いた。人が居るのに、外なのに!
八雲の胸板を押し返すとすんなり離れた。
「一応、掃除した。」
にやっと笑って…八雲はそう言った。
歯列をなぞられたのは分ったがそう言う意味だったのかと思う。
平然とそう言う八雲。
自分だけ照れているのに八雲が平然としているのが悔しかったので…晴香は反撃に出た。
八雲の服を引っ張ってキスを返した。
「!」
5秒近く続けてから顔を離す。
「めずらしい…。」
八雲の顔をみて、不意打ちが出来たことで満足した。
「まぁ、君からしてくれるのは…嬉しいけどね。」
その満足は八雲のそんな言葉で崩されることになる。
反則。
そういう晴香に八雲が笑いながら問うた。
「何が?」
「分かてるくせに。」
すねる晴香が可愛くてしょうがない。だからもっと苛めたくなってしまう。
「もっと長いキスだとともっと嬉しいけど…?」
チラッと…周囲を見て…八雲にキスをした。
さっきより…ずっと長いキスを……。
続きます…多分。
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