忍者ブログ
2024.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008年03月29日 (Sat)
にやにや…がとまりません(笑)
もう、とらじまさんは嬉しい事ばっかりおっしゃる!
にやにや
自分で書いた文なのにおまけを見て読み直すと萌えるのは何故だ!(知るか)
にやにや
晴ちゃんかわゆい…いただきます!(マテ)元ネタわかってもらえてよかった。
にやにや
本当に、ありがとうございました。とらじまさん!
メールもちゃんと届いておりますからね!
うふふふ……。

あ、ちなみにとらじまさんからのラブレターを届けてくれたバカップル八晴は私だけのものです(爆)
…パソに取り込もうにも取り込むものがないしね(苦笑)

さて、ノロケ(?)話はこの辺にして…


拍手お返事。
刹那さん。
お寺は大分調べましたが、神社は範囲外ですので、今から調べようと思います。
パロは…偏に晴香を着せ替え人形にしたいがために書いているようなもんです(爆)
だって可愛いから何でも似合うと思うんだ…(笑)
パロ、楽しみにしててくださいね♪
そしてメールも受け取りました!もう少しお待ちくださいね!



で、7巻ネタ。一応、274、275。278の続きです。







結局…。

由美子の失踪と結びつくような情報は手に入らなかった…。

昔の事件を洗っていたのだから仕方がないといえばそうなのかも知れないが…。

残された時間はそう多くはないのだ。

八雲の話と付き合わせれば…何か分るかもしれないが…自分の力のなさに嫌悪する。

何がどうあれば良い…かなんて分らないが…それでも、もう少し要領よくできる気がしてならない…。

さっきの真人への対応だってそうだ…

そんなことを思いながら…晴香は離れへ向かった。

八雲がこの情報を、有効に使ってくれる事を期待しながら……。


ドアを開けると八雲だけがいた。

八雲を見ると、思い出してしまうのは…やはり昨晩の事。

今朝もはぐらかされて、結局そのままだ。

そんなことを考えている時じゃない…っと自分に言いきかせる。






八雲が、携帯で話し始めて…ペンを取った。

何を書くんだろうと思っていると…八雲はこんな事を書いた。


 言いたい事があるなら聞く。


その文字に、晴香は少し固まった。顔に出る…とよく言われるが、そんなに顕著だろうか…。


 その顔で、見るな気が散る。
 

続けざまにそんなことを書かれてますます困惑した。


とりあえず、言いたいこと…を書いた。



 昨日、部屋に着た?



案の定、八雲は憮然とした表情で晴香を見た。


 そんな、くだらない事まだ気にしてたのか。


「くだらないってっ…!」


そういった後で、思わず口を押さえた。電話の相手に聞こえてしまったかもしれない。



 残された時間はないんだ。



「それは、本当ですか?」


八雲の声が急に…上ずった。



 君の夢だか何だか知らない空想に付き合ってる暇はない。


筆談をする、八雲の文字が声を反映するかのように乱れた。





 ごめん。


それは、まったく八雲の言うとおりで…晴香はそう書いた。



その後は、八雲の電話口での声しか聞こえなかった…。

筆談も終わり。



電話を切った八雲に、沈黙に耐えられなくなって聞いた。
 

「ねぇ、今の誰?」










情けない。

八雲はそう思いながら晴香の後を追った。

作戦会議を終えてすぐの事。


 昨日、部屋に着た?


その文字が目に飛び込んで着たとき。またか、と思った。



ただの覚悟。


ぼくの中の覚悟の問題。


君だけは、危険な目にあわせないと…。


ぼくが守る…その覚悟。それを確かめただけ。


忘れてくれればいいのに。


「その生首の両目は、真っ赤に染まっていました。」



その言葉を聴いて…あいつの事が頭に浮かんだ。



絶対に、守ってみせる…。




見れば随分、文字が乱れていた。


そうして…自分がイラついていることに気がついた


何をイラついている?焦っているのか?ぼくは…



そこまで回想して、八雲は止めた。晴香の姿が、見えたから



「明日は早い、早く寝たほうがいい。」









「…くしゅっ」
目を細めていた八雲の隣で、そんな可愛い声が聞こえた。声というか音。

「もう…家に入ったほうがいい…。」

晴香のくしゃみを聞いて少し笑いながら八雲はそう言った。

「ん。そうだね」

晴香はそう言うと、八雲のほうを向いた。

「さっきは…すまなかった。」

いままで、切り出しにくかった…そのことに、八雲は触れた。

「?」

「さっきは強く言いすぎた…。苛立って…八つ当たりみたいになった。悪かった。」

八雲がそういうと、晴香は少し驚いたような顔をした。

「ううん、事実だから…。」

というものの、晴香は答えを欲するような視線を八雲に向けた……。

その視線を受けて…八雲は少し考え込んだ。



空気が、動いた。



「君は…ぼくが守る。」





耳元にそう囁かれた…と気がつく。


「え?」


その意味を理解する前に…頬に唇が押し当てられた。



昨晩と同じ場所に………。




「おやすみ。今日はちゃんと、寝ろよ。」






八雲はそう言って、離れへ戻っていった。






晴香は…


その場に立ち尽くしていた………。



その、意味を考えられるようになるまで…
暫く、時間が必要だったた……。



END



後藤さんの「しみったれた空気」発言より。
それより、電話口で石井さんの名前を呼んでるのに「今の誰」って…
わかりそうなもんなのになぁ…(苦笑)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ほのぼのしちゃう
切ないような、もどかしいような部分もあるけれど…でも、他人事だからほのぼのしちゃう。

この2人は子供の恋愛を見てるみたいだね(苦笑)。
2人とも恋愛経験がとっても乏しいだろうから仕方ないし、私自身も豊富じゃないけど、あったかく見守りましょう!じれったいけど!

今回はそんな風に感じてしまうお話ですね(^^♪
悦子 2008/03/31(Mon)20:01:12 編集
Re:ほのぼのしちゃう
悦子さん。

コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、はたから見ればもどかしくじれったいですけど、本人達はいっぱいいっぱいだと思います。
たとえるなら綱渡り状態?ぎりぎりの関係の中、すごしてるイメージです。

今回、7巻に添って話を書いてるので糖度控えめでお送りしますが、お付き合いいただければと思います。

【2008/04/05 17:17】
←No.412No.411No.410No.409No.408No.407No.406No.405No.404No.403No.402
ブログ内検索