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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年06月30日 (Fri)

雨です…。大雨です、土砂降りです!雷鳴ってましたよ!

そして、頭痛です…
風邪か雨か…それともめがねが原因か分かりませんが…。

うぅっ…。

しかも、明日補講ですよ!
私の土曜日をっ…
やりたいこと沢山あるのにっ!



今日は…早々にお題に…行きます

04.すきすき


Air.さまより 「ひらがなおだい」

04.すきすき


同棲設定で。



「八雲君?」
妙に静かになったリビングに向かって話しかけるが、返事はない。
「?」
『掃除ぐらい僕がやる』と…掃除役を買って出たのは八雲。
そして先ほどまでがたがたごぞごぞ…していたのだ。
不思議に思い晴香はひょこっとリビングを覗いた。
すると、掃除している八雲の姿はなく、代わりにソファーの端から見える
黒い髪と人の足。
「八雲君?」
そろっと近づいて分かった。ソファーで…八雲は寝ていた。
窮屈そうに身体を曲げては居るが熟睡している様子。
「寝ちゃってる」
床に膝を付いて、八雲の顔を覗き込む晴香。
いつもあるような皺は眉間にはなく穏やかな顔をしている。
その顔を見ていると、思わず晴香も頬が緩む。
なんだか、こんなに安心して眠ってくれていることが嬉しかった。
今の八雲は無防備な姿だと改めて思った。
「信頼…してくれてるのかな…?」
返事は当然ない。
「でも、あんまり寝てると…いたずらしちゃうよ?」
ふふっと笑い髪の毛を撫でる。
「や、く、も、…くん?」
反応がないので次は頬を撫でる晴香。
「そろそろ、起きて?」
小さく「ぅ…」と…聞こえただけで、やはり一向に起きる気配はない。
「いたずらするよ?」
愛おしそうな視線を向けながら晴香がそう言う。
その後すぐに“いたずら”が決行されることになる。

八雲の口を全部覆うようにキスをする晴香。
「ねぇ、起きてよ」
そう言うと今度は瞼にキスを落とす。
一度…眉間に皺を寄せ、身を揺すった八雲だったが目が開ける事は無かった。
「まだ、起きないの?」
少し呆れたように言う晴香。
そこでふと…ワイシャツが肌蹴ているのに気が付いた。
それは裾の方、つまり腹が少し見えていた。
それと同時に見えているのは八雲の弱点である脇腹。
眠っているときに突くとどうなるんだろう?
嬉しさが愛おしさに、愛おしさが今度は好奇心へと変わった。
「起きないと、突いちゃうよ?」
そう言うのが早かったか、手が出るのが早かったか…。
晴香の手は八雲の脇腹をプッシュした
「っ!」
びくっっと起きている時と同じような反応が返ってくる。
それと同時に八雲の上半身が起き上がる
「おはよう。…お目覚めいかが?」
くすくすっと笑っている晴香。
「今、何をしたんだ?」
脇プッシュされたのがよほど嫌だったのか…それともただ単に寝起きで機嫌が悪いのか…分からないが、しかめっ面の八雲がそう訊ねる。
「だって、起きない八雲君が悪いんだよ?」
「君の家ではそう言う風に教育されたのか?」
「そんなわけ無いでしょ!八雲君があんまりにも無防備だったから…」
「無防備なら。していいわけか?」
そう言ったかと思うとふぅっと、晴香の耳に息を吹きかける八雲
「なっ!ななにするのっ!?」
「仕返し。これでおあいこだろう?今度一切、無防備だからってあんなことは止めろ」
ソファーから立ち上がって背伸びをする八雲
「…でないと僕は、君の前でまで…肩を張る事になる」
「え?」
「…君と一緒に居るときぐらい…無防備でもいいだろう?」
ぼそぼそっと…そっぽを向いてそう言う八雲。
それが…たまらなく愛おしくて…。
言ったら確実に嫌な顔をされるだろうが…可愛いと思った。
言葉より先に身体が動く晴香。
「八雲君っ!」
ぎゅうっと後ろから八雲に抱きつく。
「なんだ、いきなり!」
「大好き!」
「知ってる。だから離れろ。掃除の片付けがある」
そんなの口実だと晴香は分かっているから
「い~やっ!」
広い背中に顔を埋めて笑う晴香。
「どうしよう、八雲君のこと好きすぎて困っちゃうよ?」
半分笑いながらそう言う晴香。
「そんなの…君だけじゃない。」
対して帰ってきたのは真剣な声。
「え?」
「……もう言わない。」
赤い顔の八雲は、晴香の腕から逃げ出した。
「ねぇ、続き言って?」
「言わない」
「言ってってば!」
「嫌だ」


こうして…

しばらく、追いかけっこは続くことになる…


END



すきすき=好き好き、隙好き

要はお互いメロメロなわけですよ

守キス姫でもよかったけど…パラレルになりそうなんで却下。

寝てるとき、脇腹突くとホントはどうなるんでしょう?(え?)




おまけ。


起こすところ

「ねぇ、起きてよ」
そう言うと今度は瞼にキスを落とす。
瞼から唇を離すとうっすら目が開かれる。
「起きっ!?」
身体をぐいと引っ張られ、言葉が途切れる。
「え!?」
「心配…する…な」
「?」
「…きみは…まもる…から」
ぎゅうっと…抱きしめられる。
「八雲…君?」
返事は無い。かわりにスーッという寝息。
「ね…ごと…?」
腕から抜けようとするが寝ているにも係わらず力は弱まらない。

結局、起きるまでずっとそのままだった。


ダメだ、好きすぎるこのシチュ
(寝ぼけて抱きしめるパターン)
また使うかも(笑)



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