ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
あっはっはっはっは………(何)
おはようございます(え?)
風呂上り、熱くて熱くてゴロンと寝てたら…。起きたら九時半ですよ。
髪の毛が…エライ事に………(苦笑)
っていうか…兄貴君、そこにいるんだから起こしてよっ!!(爆)
拍手お返事
26日19時
ありがとうございますっ!
これが10000HITの感想ならなお嬉しい(笑)
今週は…小数お題(5ぐらい?)でも借りてきてみようかと思いながら…(笑)
今日は…今日こそはっ!甘いものを……(苦笑)
晴香には……どうしても理解できない事があった。
お盆の上に色違いの2つのカップ。中身の液体は黒と茶色…
「はい、どうぞ。」
コトリと置かれた方は黒い液体の方で…
「あぁ。ありがとう。」
八雲はそれを一口、口に含む。
晴香はそれを見ながら八雲の向かいに座る。
「……よく、飲めるよね」
「ん?…」
「コーヒー。しかもブラックで…」
と…言いながら、彼女が飲んでいるのはココア。
「…僕には、そんなに甘いものを飲める君のほうが不思議だ。」
そういい再びコーヒを啜る八雲。
「苦くないの?」
「苦いに決まってるだろう?」
「じゃぁ、何で飲めるの?」
「慣れ…だろ。それに、コーヒーもココアも所詮嗜好品だ。何が好きでも別にいいだろう。」
「う~ん…それはそうなんだけど…でもやっぱり、一緒のモノ飲みたいじゃない?」
折角同じ時間をすごしてるんだし…ね?
とにこりと笑いながら言われては…八雲に反論するすべはない。
「うん。…少しずつ慣らしていこう。」
独り言のように呟いて、ココアを飲む。
「そうか…なら、甘くなる方法。教えてやるよ」
「え?」
なんだろう?と思っていると手が頬に伸びてきてガシッと掴まれる。
「やく…っ…」
言葉の途中で何かが口に触れる。続いて感じる強い苦味。
「―――っ!?」
見る見るうちに顔が赤くなる晴香。嫌ではないのだがやはり心の準備というものがある。
真っ赤になり、目を開けて抵抗している晴香。
対する八雲は平然と目を閉じて口付けを続けている。
随分長い時間そうしていて…。
「甘い……だろ?」
開口一番聞こえてきたのはそんな言葉。八雲は笑みを浮かべていた。
「ぜ、全然甘くないっ!」
対する晴香はテレなのか怒りなのか…顔を赤くして荒い口調でそう言う。
「あぁ…甘味を感じるのは舌の奥の方だったか?」
悪びれた様子もなくそう言う八雲。
「そ、そう言う問題じゃなくてっ!」
「じゃぁ、もう一回してみるか?」
「っ…何回やっても一緒だってばっ!」
「やってみなくちゃわからないだろう?…」
「ちょっ…」
再び感じる苦味。
あなたはずるい。
こんな事をされたら…
もっとあなたを好きになってしまう。
苦いコーヒーですら。
こんなに甘く感じてしまうんだから…
「…まだ、苦かったか?」
「…苦い…。から」
「………から?」
「甘いのだけ…頂戴?」
唐突な晴香の申し出にすこし驚いた様子の八雲だったが。
「…口直しだな。」
そう言うとゆっくり晴香に口付けた。
「甘い――。」
あなたがその唇から私に与えてくれる甘さは
どんなものよりも
…濃厚で…優しくて…
高級なチョコレートなんかよりずっと私は好きだ。
その甘さは…
私だけが知っているもの。
その甘さで私を酔わせて…?
「もう一回…して?」
「君が望むのなら…何度でも…。」
END
甘味を感じるのは舌の先の方です(笑)
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