無力だと分かっていても…守りたいものはある。

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頂き物追加です。


で、
最近スランプ気味かも…とか密かに思ってますが…
スランプだと認めた時点でスランプになるんだ！スランプなんかじゃないぞ～

と、暗示をかける日々です（笑）

拍手お返事。
24日20時
ありがとうございます！がんばりますので…これからもよろしくお願いします！



今日は…大雨でした。なおはなしです

強い雨が降る


ごうっと…吹く風に
それと聞こえるバラバラ…という雨が叩きつける音

街の喧騒は聞こえない。

雨と…風の音だけ…

いや…

まだ聞こえるものがあった。


トクン………
トクン………
トクン………

規則正しいリズム…

それと対応するように聞こえるブレス
聞こえるというか…肌で感じる音。


「……八雲君。」

「ん？…眠れないのか？」

「…恐い」

「大丈夫だ。僕がいる」

「…うん。ありがとう…でもね」


「自然の前じゃ…人間は無力だよ？」


「…そうだな…でも、それでも…無力だと分かっていても…守りたいものはある。」

「それって私？」

「当たり前だ。」

「……ありがとう。」


「雨……強いね。」

「…外の音は…聞かなくていい。恐いんだろう？」

「聞こえちゃうんだもん」

「僕の音だけ聞いてればいい」

「…優しい…音だね。」

「…そうか。」

「ぅん……とっても…優しい音」


雨の夜は…恐い。

外が真っ暗になり…窓の映る自分の姿がやけにはっきり見えて…

あのどこまでも続くような暗い暗い…闇に吸い込まれそうで…

少しだけ心細くなるから


強く抱きしめて……

一人じゃないって…分からせて……

トクン…トクン…
トクン…トクン…
トクン…トクン…
重なる鼓動
自分のものじゃない静かなブレス。
…
あなたが奏でるこの音楽は…


何よりも私を安心させてくれる歌。




私だけの子守唄



END


シチュはベッドの中で…抱きしめあって寝てる。

真っ暗な中から聞こえてくる会話…みたいな？


雨の夜って…ちょっと不安になりませんか？