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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2006年06月24日 (Sat)
ブログをはじめて約2ヶ月たちましたが…。
そ~ろそ~ろ、私が変な人だというのがバレてきます(笑)
歳のわりにやることが子どもっぽいとか、時々意味不明な事を口走るとか
妄想に嵌ったら現実が見えなくなるとか…物と対話するとか……
ね(苦笑)
かなり変わりモンですが…よろしくお付き合いくださいませ(苦笑)

そして、祝。12000HIT。

お礼話しができました。一晩寝かせて明日UPします。
その他、いろいろやります。
明日は更新日になりそうです(笑)


昨日…
甘いのを書くとか言っておきながら…全然甘くない…

今日こそはっ!!12000ヒットお礼の意味も込めて、気合入れて書きます!



今日もチャットルームにいます。
お暇でしたら遊んでやってくださいませ



君が…一緒にDVDを見ようといったときから…。
いやぁ~な予感はしていた…。
まさかそれが的中するとは、自分の勘のよさが少し嫌になる。
映画館の気分を出すんだと…言って電気を切った君。
それから…この映画館気分の観賞会が始まったのだ。

でも…
……今の僕は…観賞どころじゃない。
君に分からないように、小さくため息を付いてちらりと横にいる君を見る
先ほどから…隣の君の目は溢れんばかりの涙で満たされて…。
暗い部屋の中でもキラキラ輝いている。
タオルを持って、赤い顔をして…画面を一身に見つめて…目を潤ませている彼女。
…………絶対に、言ってなどやらないが…。
素直に……可愛い…と思った。
それと、
こんなにも感情移入ができる彼女が羨ましい…とも思った。
僕にはとてもそんなまねはできない。
ま、もっともこれに感情移入できるほど…僕は経験がない。
恋愛なんて…縁のないものだったんだから。
「うぅ……」
君の呻くような声が聞こえ…君の方を見ると頬を涙が濡らしていた。
何十分かぶりに、画面を見てみる。
軍隊の話だということは把握している。が、見ていない部分が多すぎて何がどうなっているのかは分からない。
おそらく見所の場面に突入している…んだろう。
映画なんて見ない僕には…その辺はよく分からないが…。
『大佐に必要とされるだけが…存在価値なんて言わないでください』
存在価値…か。
チラッと君を見る。
『私は…大佐の忠実な部下あればいい。…あの方が私の全てです。…』
君は相変わらず画面を見つめている…。
『…ここに、一人。あなたを愛している男がいるんですよ?…それでも…ですか?』
僕の存在価値は…
『…何を言われても、変わりません。私はあの方の盾であればそれで充分』
君を…幸せにすること…だろう。
『僕が…こんなにもあなたを思っているのに?』
『今の私には恋愛感情なんて必要ありません。』
今すぐにできるわけはない。
『分かりました…。』
だからこれから、長い時間をかけて…幸せにしたい。
いや…幸せにするんだ。何があっても。
そんな事を思いながら…君の肩を抱き寄せる。
一瞬驚いたような顔をして僕を見つめる君。
僕は何事もなかったように画面を見るふり。

物語はクライマックスへと向かう…(ようにみえる)
軍隊ものなのだから、当然戦闘シーンがあるわけで…。


君はそれになると目を閉じて…僕の腕をぎゅうっと握る。
途端に香る…シャンプー。
恐る恐る目を開け画面を見ている彼女…。
その…妙な色気は反則だ…。と思う。
しかも無意識なのがたちが悪い。
時々ふと…君は妙に女を感じさせる。ほんの些細なことなのに。
暗い部屋でこの密着度…。意識してしまったらおしまいなのだ。
自分でも分かるほどに…顔が熱くなる。

結局、ビデオの内容は殆ど頭に入らず鑑賞会は終了した。


「……まだ、泣いてるのか?」
あきれたようにそう言う八雲。
「だっ…てぇ…」
肩に頭を当ててタオルを片手に持っていた晴香が八雲を見上げる。
「いい加減泣き止め」
「…っうん…」
はぁ~~っと深呼吸をして身体を離す晴香。
だが、八雲によって身体を引き寄せられる。
肩ではなく、今度は胸の中に
「八雲…君?」
「映画にもし行くときは僕と一緒が最低条件だ」
あれがあってから…気を紛らわすために考えていた事の一つがこれ。
分からないといった表情で八雲を見上げる晴香。
「…もしくは、…DVDになるまで待つか…だな。」
「??どうして?」
「君のこんな姿は…僕だけが見れる特権でいい。」
ぽんっと…頭に手を置いてガシガシと頭を撫でる。
「もう、乱暴禁止!」
八雲の手を払って晴香がそう言う。
「君もそれだけ乱暴なら心配ないな。」
なによそれ!と言いかけて…はたと気付く。
八雲なりに心配してくれたんだろう。と晴香は思い…思わず頬が緩んだ。
「それに、こんなに泣いちゃ周りに迷惑だ。」
「なによそれ~っ!」
今度こそ、叫んだ晴香。
「だから…基本は家で鑑賞だ。」
「はいはい…」
と、返事をする晴香。
言葉はぶっきらぼうだが、顔は微笑んでいた。




END


あれ…??
糖分が足りない…(苦笑)

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