忍者ブログ
2024.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008年04月05日 (Sat)
ちょっとマニアックな話を…しようと思います。
とらじまさんちの公香姉さまが私の理想過ぎる点について。
いや、イメージどおりだったんです、というかそのもの。
グラマーなところといい、くびれから腰のラインといい…。
私の好みかつ、理想の公香姉さまがいらっしゃった。
見たとき衝撃だった…。10秒は固まった。
とらじまさんはやっぱり神だっ!
志乃みたいな華奢な子も好きですけどね!守ってあげたくなる(笑)
…ってかおなご好きなんだろうなぁ…私(苦笑)
おなごスキートークに入るとまた長くなるのでこの辺でやめましょう(笑)


拍手お返事。

刹那さん。
皆さんが突っ込まないであろう場所で激しく反応する変な人です(笑)
このネタが一番そうかなぁと、思ってます。>杉の裏で~
確かに、後から気が付いて照れてればいいですね!
「なんで、催促したんだ僕は…」>間接キスを促した、の意味
っと言った感じで後から沈んでればいい(笑)
甲子園、終わっちゃいましたね~。沖縄尚学優勝おめでとうですね♪
九州なんで、昨日は地域のニュースでトップニュース扱いでしたよ(笑)
次は夏ですね!(早)

5日14時
ありがとうございます!って…ここでお返事してよかったのか(汗)
学校が始まるので更新速度は落ちますが、お楽しみいただければと思います!


さて、7巻私的補足話。
前回までは補足でも通じる内容でしたが、今回は完全にパロです。
パロというか…願望?(笑)






「行かないで!」
 もう苦しまないでほしいのに…。
 真人君も凛さんも

 だから…

「真人君!」

 私がしてあげられる事は、抱きしめてあげる事ぐらい。

「待て!」

八雲の制止は晴香に届かなかった。するりと…指が空を切る。

「迂闊に近づくな!」



八雲の声を振り切って、ぎゅっと真人を抱きしめた。

 凛さん、もう探さなくていいんです。私達が探します。


――どこ?


「やめろ!」 


――こっち

 あんな…辛い思いは、もうしなくてでいいんです。

――どこなの?どこ…?

晴香の胸に湧き上がってくるのは、さっきの演技のときの感情。
 

 辛すぎる…。胸が潰されそう。


――わたしの子。

 息が出来ない……。


――どこ?


 八雲君…。


「おいっ!」









「迂闊に近づくな!」


視えたのは…。


いままでに見たことないような…融合の仕方。



「やめろ!」 



 凛の霊が…晴香に入り込んだ。

 まるでそれが自分の身体であるかのように…すんなりと。


「おいっ!」


ビクっと一度だけ…身体が大きく震えた。霊に取り付かれた証。



代わりに、真人がぐったりとしている。



「晴香!」



無意識のうちに、八雲は叫んでいた。

 『君だけは僕が守る…』
 『絶対に離れるなよ』

その声を嫌うように凛は立ち上がった、そうして、門から外に出ようとする。

 そう、言ったのに。


 なんだ、この様は。

「待て!行くな」

 彼女を、巻き込んでしまった…。

あぜ道にあいつがいるのが視える。

「後藤さん。真人を」

そうだけ言って、八雲は晴香の後を追った。

 もし、彼女に何かあったら…。

「凛さん!あなたあの息子はそこにいます。」


 ぼくは…。

口元に笑みを浮かべて、立っている八雲の父親、そして凛の息子。

八雲はそう、叫びながら晴香の身体を捕まえた。

 『きれいな瞳』

 そう言ってくれた。

「お…ぉ…。」

 『目が赤くったって、角が生えてたって、人間じゃない。それなのに…』

 そう言ってくれた。

 『…君の大事なものが、無くなってそれを探してる演技だ』

 ありがとう。

「もう、誰も探さなくていいんです…。」

 ぼくはどこにも行かない。

 ああも、すんなり融合したのは…きっとこいつも、探していたから。

「あ………。」 

 『…いや…っ』

 さっきの演技のとき、聞こえた。声。

 たぶん、あのときの事を思い出したんだ。前に、長野に着たときのことを…。

「お婆さん。もう、終わったんです。」

 ぼくはどこにも行かない。だから……。

八雲はそんな思いを込めて、晴香を後ろから抱きしめた。


 ありがとう。


 苦しみを分ってくれて。

 それを受け入れてくれて…。


抱きしめる腕に力を込めた。

小さな嗚咽が聞こえてくる。


「―――。」


耳元で、名前を呼ぶ。


 大丈夫。だ


ふっと力が抜けた。

 お婆ちゃん…。

「………。」


もう一度ぎゅっと抱きしめると、八雲は視線を上に向けた。
そこに、両目の赤い男が…八雲の父が立っているからだ。
  
「あなたは、憎しみを向ける矛先を間違えている。」






後藤が、美雪を追いかけに行き、家は勢いよく燃え始めた。

「くそっ。」
八雲は毒づきながら、晴香と、真人を連れて家から離れた。
人2人を運ぶのは重労働だが、そんなことを言っている暇はない。
あぜ道の半ばまできて、八雲は叫んだ。
「若林さん!」
八雲が叫ぶと、ビクリとしたように若林は反応し近寄ってきた。
「この子を」
そう言って真人を手渡し、晴香を抱えなおして杉の木のところまで避難した。
「消防車と…彼を病院に。」
八雲はそれだけ言って、苦しそうに息をした。
若林は八雲に指示されたとおり電話をかけた後、真人を車に乗せ病院へ向かった。
八雲は、安堵の溜息をつき、腕の中の晴香に目をやった。
息はしている、身体の心配ない。
「……………。」
それでも、晴香を見ている八雲の表情は硬い。
「…すまない。」
苦しそうにそう吐き出して…その頬を撫でた。
ぴくりと…筋肉が動いた。そうして、ゆっくりと瞼が開く。
「……」
「…起きたか。気分はどうだ?」
その返事のように…晴香の目に涙の膜が貼りだした。
「おい?」
晴香の様子を…心配そうに見つめながら八雲は問うた。
「っ…」
八雲のシャツを掴むと、晴香はそのまま号泣しだした。
驚いたように硬直していた八雲だったが…それもつかの間、晴香の肩を抱いて頭を撫でた。
晴香が泣き止むまで、そのままでいた。
八雲の視線の先で、家が白い煙と赤い炎に包まれていった……。




END



凛さんと晴香は似てるんじゃない?(先に杉のネタがあったので…)

晴香にうつるのもアリなんじゃ?

八雲の真人ハグ→晴香だったら…。

八雲の「ありがとう」発言にキュンときた。

が元ネタ。




おまけ

「行くぞ」
八雲は中から手を差し出す。
「……………。」
「な、なに?」
「……なんでもない!」
(……見えた…)

だって、紺のスカートじゃない!(笑)
腰の高さぐらいの小窓でしょ!?
窓枠に飛び乗るようにして入って同じように踏み入れるんでしょ?
よほど注意しないと見える気がするんです!(笑)



シリアスな場面ほど、こんな事思いつきます(爆)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
まさに私の願望でもありますよ!!
まさに、まさに!!私の願望でもありますよ!!
本誌でこうゆう展開がないのが残念ですよ(ToT)
もう、悶え死にそうです///
今後も色々な八晴を楽しみにしてます!!

ところで、長編再開見込みないですか?虐待のお話がすごく気になります。
雪音 2008/04/10(Thu)00:29:14 編集
Re:まさに私の願望でもありますよ!!

雪音さん

こんにちは、コメントありがとうございます。こちらでは初コメントですね。
7巻は糖度低めでしたので願望から生まれた話でしたが、お気に召したようで幸いです。
原作でももう少し糖度が欲しいですよね(笑)ありがとう

そして、長編話へのお問い合わせありがとうございます。
プロットはありますので、頑張って仕上げますね!
興味を持っていただいてありがとうございました!
【2008/04/15 11:42】
←No.417No.416No.415No.414No.413No.412No.411No.410No.409No.408No.407
ブログ内検索