「練習台に、なってやる」

一週間ぶりです（汗）

筆が止まっちゃったんだっ！


拍手お返事。遅くなってしまってすみませんっ！


9日0時
スイッチが入ったらそれは黒くなります。そのためのスイッチですしね（爆）
最後の台詞は殺し文句ですから（笑い）
髪型のいろいろな想像。あくまでご想像にお任せしますっということで（笑）
確かに迫ってるんだから、かっこよくなくちゃ～っとは思いますけどね。
そしてその連鎖反応（笑）確かにありそうで笑いました。不憫な役回りは晴香ですよね（苦笑）
逆パターン…何か考えてみますね。甘い＆密着度が高いのは髪弄りの特徴ですな。

クレーンさん。
なかなか思い浮かびませんよね、八雲の部活（苦笑）
とりあえずそれに一票入れときます。（笑）


10日23時
たまには晴香も勝たないと（笑）
書いててもあそこの晴香はかわいいっと思ってました。
なのでそう言っていただけれ嬉しいです♪
教師編への、応援もありがとうございます！


12日0
日記に反応してくださってありがとうございます！
（八雲関連なのでここでお返事）
リクエスト、受け付けますが…妙なものしか出来ない気がします（汗）
それでもよろしければ…気長にお待ちくださいませ。


さて、変な八雲。
最初でも叫びましたが…筆がめっきり止まりました、途中から。
なのでもう、書きたかったところだけ書きました（苦笑）

今回は行動が変な八雲（苦笑）

前回に引き続き八雲はかっこいいっと思ってる方は回れ右。

同棲。

最近、八雲は不機嫌だった。
もちろん、表には出さないが…見る人が見れば分かる。
その理由は至極単純なもの…。

そう、晴香が忙しくてかまってくれないから…だ。

頭では分かっている
いろいろ忙しいのも、自分だけが彼女の全てじゃないって言うことも。
が…それとこれとは別問題で…。
………兎に角、彼にしては珍しいほどに…不機嫌だった。

同棲生活…っというのも、大きいんだろう。

そしてそれが、ＭＡＸレベルに達するのも時間の問題だった。


「実習？」
八雲の不機嫌を煽るかのような単語が晴香の口から飛び出した。
「そ、…明日からだから…早めに出るね。」
そういいながらも、忙しく動き回ってる晴香。
最近忙しいのはそのせいか…っと八雲の腑に落ちた…が、不機嫌なのは変わらない。
「君に勤まるのか？」
つい、口をついてそんな言葉が…出た。
とっさに後悔する八雲、だが出た言葉は晴香の耳にちゃんと届いていた。
ピタリとその動きが止まったから。
「勤まる…じゃなくて、勤めるの。」
普段の彼女からは想像できないほど、きっぱりとした声でそう言った。
そうして、再び動き始める。
「ふぅん…。まぁ、精々頑張れよ。」
言いたいのはそんなことじゃないのに…どうしてか素直になれない体質だ。
本当なら励ましの言葉の一つや二つをかけるべきなんだろう…っと頭では分かる。
だが、数日の放置されてた事による嫉妬（何に対してかは本人も分かってない）もぶっきらぼうな態度に拍車をかけた。

そうして、理想と現実、本音と建前が…八雲の中で混ざり混ざって…。
「練習台に、なってやる」
この発言が、出てきた。
「はぁ…！？」
思わず晴香は動きを止めて八雲を見た。
なにその、俺様的な発言。
そう思うがいえない。八雲に言えば3倍以上になって帰ってくるのは体験済みだから。
「…言葉通りだよ。」
そう言う八雲の口調からは真剣さしか感じられない。そうしてその目は真剣そのもの。
「別にい…。」
晴香が言葉の途中で終わってしまったのは仕方ないだろう。八雲が目で威嚇してきたのだから。
いいといえば間違いなく何かしらの被害を被るのは同棲生活の中で覚えた。
この目の八雲はそう言うときの八雲だ。
目は口ほどに物を言う…っとはよく言ったものだ。
晴香はため息を付きながら八雲のいるソファーに近づいた。
そうすると八雲が晴香の手を取った。
『……………。』
二人元黙ったまま、八雲は晴香の手を自分の頭の上に置いた。
「………」
晴香は未だに八雲の行動が理解できない。
「『よしよし…』っとかいわないのか？」
不満そうに八雲が晴香を見上げてきた。
「…………。」
「『いいこね～』…でもいいけど？」
「…あのねぇ…なんで私が八雲君にそんなこと言わなきゃいけないの？」
下から見上げてくる八雲を…不覚にも可愛いと思ってしまった晴香はそれを隠すようにそう言った。
「……練習台だといっただろ。」
どうやら、彼の設定的には褒めてほしいらしい。
「大人しくしてやってるんだから、さっさとしろ。」
物凄く横暴。でも相変わらず目は本気。
「よしよし。いい子だね」
減るものではないし機嫌を損ねるのも…望ましくない。
晴香はそう結論付けて八雲の頭を撫でた。
「足りない。君は子ども相手にそんな投げやりなのか？」
八雲が不満そうにそう言い晴香を見やる。
「そんなわけないでしょ」
「じゃぁ、本番どおりにしろよ」

そんなわけで…
「ま、それだけできれば大丈夫だろ。」
そういって八雲が満足そうに笑うまでその練習は続いたのであった。
すたすたと歩いて寝室へ消えた八雲の後姿を晴香はため息を付きながら見送った。

同棲して暫く立つが…

まだ、まだ、八雲を理解するには時間が必要なようだった…。


ＥＮＤ


テーマはサド八雲の精一杯の甘え方（笑）