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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2007年11月19日 (Mon)
チャットがしたい!
なりチャ、年齢制限つきの!(マテ)

火、木、金!の夜もしくは火、水、金の日中(マテマテ)

誰か、相手してやってください。
ご連絡いただけましたら、チャットルーム(隔離)にご案内いたしますので(笑)




18日16時
休日でしたから、昼更新もありです♪
いわれて見ればなにやら久々更新でしたね。
バカップル度は傍から見るほうがUPすると思います。
っというか…本人達自覚なさそうな気がします(笑)
それでこそバカップル!

八雲はあんまりぺらぺら関係の事話しそうじゃない…イメージなんですが。
まぁ、惚気られるほど関係が強くて信頼してる証っということで。
晴香はもちろん渡せるわけがありません(笑)

そういわれれば、作品数だけは一番多いかもしれません。
短編ばかりで…クオリティーを言われば閉口しますが(汗)

更新毎のコメントありがとうございます!



さて、リクエスト
嫉妬。

なんか……ヘタレともいえず…微妙な八雲(苦笑)



恋人(でもあんまり進んでない。)


恋人…ってのをやってる。

そうなりたいと望んでなった関係だ。

それでも…他人なのだから…。

他の交友関係があって当たり前なのだ…。

なのに…。

それにまでさえ、口出ししてしまう。


なんてことはない………。


顔見知りの男女が一緒に歩いてるだけなのだ。

ただそれだけ…

それだけなのに………。

「あ、八雲君」

なのに…湧き出てくるのは紛れもない“嫉妬”

「来い!」


だれよりも、大事にしたいと思ってる彼女。

「え!?」

笑って、怒って…楽しそうに話をする姿が…好きなのに。

「お、小沢!?」

これはその全てを奪い去ろうとしてる。

なんて汚い感情なんだろう。

嫌になる。

君は物じゃないのに。





「八雲君っ 手、手が痛い」
人気のない教室に晴香を引っ張り込んで……
晴香のそんな声が八雲の耳に聞こえてきた。
言われて、掴んでいた手首を強く握り占めてしまっていたことに気がつく。
八雲は慌てて手を離した。細い手首…。

「悪…かった」


折れてしまうんじゃないかと思って、いつもは触れられないその場所を酷く握っていた事も八雲を自己嫌悪に落とし入れるには充分だった。

「大丈夫か?」

「うん……でも」

どうしたの?っと聞いてくる視線が痛かった。

責めることなんて、知らないような純粋な瞳。

「なんでもない。」

晴香の瞳に見つめられると…八雲は自分が酷く醜く見えてきてしまい目をそらした。

いきなりやってきて、手首を引っつかんで連れてきたのだ…文句を言いそうなものなのに…。言わない。

「八雲君。」

厳しい声が聞こえてきて八雲は顔を上げた。そこにはいつの間にか移動してきた晴香の姿。

「…なんでもなくない…でしょ?…わかるんだから。」

「………………。」

話したくない、思いのほうが強い。

自分のこんな汚い感情を彼女の前にさらけ出したくなかった。

「八雲君…。言って?」

晴香がそう言うと…八雲は観念したのかため息を付いた。

弱いのだ、彼女には、どうしようもなく。

隠し事など…したくない。

「なんて…身勝手なんだろう。って…思ってただけだ。」

「身勝手?」

…まだ、わからないっと言いたげな視線に苦笑しながら八雲は手近にある机に座った。

「君は物じゃないのに…独り占めしたいなんて…身勝手すぎるだろ?」

もう、晴香のほうは見れなかった。視線をそらして呟くように八雲はそう紡ぐ。

「いやになるな…この感情」

自嘲気味に八雲は笑った。

自分の嫉妬深さにも…

晴香に心配されると…なにもかも白状してしまうところも…

「……。私は…嬉しい…よ?」

晴香のそんな言葉に八雲の眉間に皺がよる…そうして、顔を上げた。

「……なんだって?」

少し睨むように晴香を見る八雲。

「だって…それだけ、思ってくれてるって事でしょ?私の事」

どれだけまっすぐなんだ…っと思っても言葉には出せない。

「買い被るな…。僕はそんな…できた男じゃない。」

八雲は苦しそうにそう言った。

思ってる思いは誰にも負けない自信はある。…逆に危険すぎる…ぐらいなんだ。

「そんなの関係ないよ。」

八雲の前に晴香が立った。八雲が机に座ってる分、晴香のほうが背が高い。

「思ってくれてるって事実はかわり無いもの。」

ありがとう…

そう言って嬉しそうに笑って八雲の肩に額を乗せた。

「……………。」

どう…したらいいんだ!?

対する八雲は顔が引きつってる。決して、嫌では…ないのだが。

傍から見たらかなりおもしろい事になっているが…それを八雲に言うのは酷だろう。



「大好きだよ、八雲君。」

耳にそう聞こえて来たとき、何かがはじけた。


どうにでも、なれ。

半ば自棄で晴香を思い切り抱きしめる八雲。

「!」
一瞬だけ身体を強ばらせた晴香だったが、抱きしめられたと分かって、また嬉しそうに笑った…。
そうして…体重を預けるように八雲に抱きついた。
「!!」
予想できたはずの行動だったのに、八雲の思考回路はそこまで働いていなかった。
こと、晴香が絡むと…普段は完璧ともいえるそれは、半分以下の働きしかしないどころか、暴走を始めるのだからタチが悪い。

思わぬ反撃に…八雲の硬直は治らない。
男性とは明らかに違う身体の柔らかさに、思考回路は停止している。
それに反比例するように、心臓は早鐘のように鳴って、血液が身体を勢いよく流れている。
顔が熱い。

「八雲君。あったかい」
君の方があったかいだろ。

っと心の中で突っ込む


胸に顔を埋めていた晴香が顔を上げて、笑った。

「八雲君の匂いがする…」

言うな!意識するから。

そんな八雲の痛切な叫びは届かない。


どうにかなってしまいそうだった。

大事にしたい思いと…

男としての思い…。

その間で揺れていた…。


意外にも、それはあっさり決着がついた……。


晴香がちゅっと、音を立てて頬にキスをしたからだ。

やはり最後に勝つのは理性より本能か…。

「君が悪いんだからな。」

え?っという…晴香の声を書きけすように…。

八雲は強く晴香に唇を押し付けた。



END


言うほど嫉妬じゃない…(汗)
サド祭りの嫉妬(草案中)と比べたら…可愛いもんですな(苦笑)

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らぶ話!
おはようございますであります、綾隊長!

世俗にまみれて濁った自分には、この二人は初々しくって凝視できません!(←直立不動)

八雲は恋愛初心者であると認識致しました!隊長のご指示をお願いします!(←何の指示だ)
にゃる 2007/11/21(Wed)06:21:58 編集
Re:らぶ話!
にゃるさん!

こんばんにゃ~。っと…毎度おなじみの挨拶で返してみる(爆)


自分もおそらく同族でありますが、そこはあえて直視して、浄化されましょう!

今後の行動については。影ながらに見守りつつ、今一歩を踏み出せない八雲の背中を押しましょう!

なお、サドに変容する可能性があるので各自監視を怠らないように(爆)


こういう、ノリって、結構好きです(爆)
【2007/11/25 17:16】
適度な嫉妬は
綾さんただいま~♪

嫉妬の感情は愛情の裏返しでもあるから晴香ちゃんは嬉しいのね。
それにしても、八雲ってば晴香ちゃんに関することは何もかもが弱いなんて可愛いぞ!
普段はヘタレで時々(?)はSのスイッチが入ってしまえばいいのよ。(いいのか?)

そういえばこの話もバカップルを証明しているような…(笑)。
悦子 2007/11/20(Tue)22:18:31 編集
Re:適度な嫉妬は

悦子さんお帰りなさいませ~
って…遅すぎますね(汗)


嫉妬は愛情の裏返しだと知ってて、平然とそれを言う晴香。
これって結構ノロケだと思うのですよ(笑)
そして、サド以外なら基本八雲は晴香に弱いと思います(笑)
口では何だかんだ言いながら、言う事聞いてるし。
要は晴香が大好きなんだと(爆)

まとめれば…バカップル(笑)

もう、好きにいちゃついてればいいよ。(←羨ましいだけです)

【2007/11/25 17:16】
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