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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2006年05月11日 (Thu)
今日も…天気が悪いです……。

明日も天気が悪いみたいです…。

うぅ~~~。

今日、本屋さんへ行って八雲を見てると…八雲1~4(なぜか4巻が2冊)とB-Quest2がありました
1、2巻の帯は「読み出したら止まらない」と「晴香が危ない!」だったんですが、
3巻の帯は5巻の宣伝、4巻の帯に…AAA與真司郎主演ドラマ原作!の文字。写真も一緒に乗ってました。
………………………。(4巻を半分引っ張り出して数秒固まる)
やっぱりアカツキさんが書く八雲のほうがかっこいいよね~。
と4巻を押し戻しB-Quest2に手を伸ばす。表紙の八雲を見てニヤリ(怪しい)
ほんとに髪が金メッシュだった…。



拍手~

楽しおんさん:いつもコメントありがとうございます~。
ベタなおちしか思いつきませんでしたが、喜んでいただけてよかったです♪









急に雨が振り出してしまった。
天気予報ではそんなことは言ってなかったのに。
そんな事を思いながら八雲の隠れ家に向かう。
いきなり強くなる雨。
「も~!何で強くなるのよ」
そういいながら、隠れ家に駆け込む。
「騒々しいな」
八雲が相変わらずの位置にいた。
「別に、好きで騒々しくしてるわけじゃないの!」
鞄をハンカチで拭きながら、そう返す。
「八雲君。傘、持ってない?」
「何で僕に聞く?」
「…今日、持ってきてないから、あったら貸してもらおうかなって…。」
「君は図々しいって言葉を知ってるか?」
「…知ってるわよ!それぐらい」
「意味もちゃんと理解してるな?」
「してるわよっ!」
「ならいい。」
にやりと笑い立ち上げる八雲。
「それで身体を拭いておけ」
そういわれたかと思うと、タオルを投げ渡される。
がさがさと、冷蔵庫周辺を漁りだす。
「何してるの?」
「君が、傘を貸せといったんだろう?」
不機嫌そうに晴香を見やる八雲。
が、すぐに視線を逸らしてた。
どうしたのかと思っていると、部屋の隅の服の山からワイシャツを持ってきて晴香に押し付ける。
「………着替えろ。」
「え?」
「いいから!」
「こんな場所で着替えろって言われて、着替えられるわけないじゃない。」
「そんなことは自分の格好を見て言え!」
八雲の言葉に一瞬の気まずい沈黙。
「べ、別にやましい意味じゃないぞ。風邪を引くから…着替えたほうがいいと思っただけだ!」
風邪を引きたいんならそのままでいい!
と、ぶっきらぼうに言い、再び冷蔵庫周辺を漁り始める。
「じゃぁ…着替えるから見ないでよ?」
「何を今更…君の身体なんて見飽きるぐらい見てるのに。」
「そ、そんなことは言わなくてもいいのっ!」
「事実を述べたまでだ。」
そういうと冷蔵庫の奥に手を突っ込む。
そんなところに入ってるのか…なんだか傘がかわいそうになる。
八雲のサイズのワイシャツが晴香にぴったりなわけはなく…。
あちこちぶかぶかだが、八雲の好意は無駄にしたくなかったのでいろいろ調整していると、スーパーの袋が目の前に落ちてくる。
「濡れた服はそれに入れろ」
そういうと入り口に向かって歩き出す八雲。その手には傘が握られている。
「夕飯の買い物に行くついでに送っていく。」
そういうと八雲は傘を差し、外に出た。
「うん。」
脱いだブラウスを袋の中に入れ、それをまた鞄に入れて外に出る。
八雲が持つ傘に入る。
同じワイシャツ。
同じ傘。

ふふっと笑う晴香を怪訝そうに見る八雲。
「行くぞ。」
「あ、待って!」

「雨、止まないね」


でも、止まないで欲しいと思った。


いつもより、少しだけ近く。


あなたの傍を歩けるから。




END


色気がない……(苦笑)



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