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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2008年05月25日 (Sun)
ご無沙汰です!

まず第一声は…。
とらじまさんちの応援八晴(第八中学バージョン)が好きすぎる。
そして「ありがとうがんばる!」「あぁ、応援してくれてるのにごめん!」と、パソに向かって言う変な人がここに一名。2人に応援してもらえたら頑張れるよ…。
あぁ、印刷して持ち歩きたい(待て)

…と、暴走トークはこの辺に(汗)
八雲祭の第二回の発表ありましたね…。当選してないのにクリアファイルが着てないところを見ると…やっぱり記入漏れで弾かれたんでしょうなぁ…。うぅん…。


さて、ネタ整理
・指輪(甘)
・階段(黒)
・第八中学(甘、続き)
・寒い(激甘予定)
・ダーク(黒晴香?)
・ダーク2(美雪姉ちゃん)

……なんと波の激しい事(苦笑)
スランプは脱した様子。でも、パロのほうが書きやすい(笑)


さて、上の「応援してくれれるのにごめん!」は
「桜の木の下に~」の続き書いてなくてごめん!と
新作(この記事の話)で(主に晴香が)酷い目(八雲に食われてます)にあわせてごめん!
のごめんです(苦笑)

実習にいくので、スーツを着る機会が多くなって…それで生まれたネタです。


……他に何か書かなきゃいけないことがあったと思ったのに…忘れた(汗)


第八中学。


春が足早に過ぎて行き、もう初夏の空気漂う第八中学。
昨日と違い風が吹かないせいか、今日は暑い。

午後最初の授業を終えた八雲の目の前に晴香が現れた。ちょうど、図書室の前で。
八雲はいつもどおりの格好で…職員室から理科準備室へ帰る途中で…。
晴香は図書室から出てきたところで、ノートや本を抱えるようにして持っている。その腕にかかっているのは、スーツの上着。
「………。」
挨拶より先に、視線が上下する八雲。そうして表情が険しくなる。
微かな変化だったが、晴香は見逃さなかった。
「斎藤…先生?」
不思議そうな顔で晴香は八雲に尋ねた。そうして八雲の方に歩み寄った。
「授業…でしたか?」
器用に片眉を上げて、八雲は問うた。そこで初めて2人の視線がぶつかる。
「はい…実際本を使って……。」「連行する。」
業務用(仕事中なのだから当たり前なのだが…)の笑顔でそう言った晴香の言葉を遮って八雲は言葉を発した。
その言葉通り、グイッと腕を引いて歩き出す。
「えぇ!?何で!?」
素に戻った晴香のその声に返答は無く…晴香の抵抗虚しく理科準備室に引っ張りこまれた。
「ちょっと!なに!」
キッと眉を吊り上げて晴香は八雲を見据えた。
そんな表情をしてもあまり怖くはないが…。
「自分の姿を見て言え、なんて格好をしてるんだっ!」
イラついたように八雲はそう言った。
準備室に入った途端に声のボリュームが変わるのを見ると、あまり機嫌はよくなさそうである。
「貴方に言われたくない台詞。ずっとまともな服装じゃない。」
服装に関しての正論は晴香のほうだが、今は状況が違った。
睨むように一瞥して八雲はくるりと背を向けた。
「……シャツが透けてる。」
それだけ言って、自分の机のほうに歩き出す八雲。
「あ。分かる…?」
晴香が、心配そうに自分を見た。
今日の晴香は暑いからか普段着ているスーツを脱いでいるせいで、上はブラウスのみ。ブラウスが白なのも災いした。水色が見える。
「分かるも何も…。中学生だぞ。少しは気にしろ。」
八雲は不機嫌そうに古びた木の机に座った。
もともと、部屋の中央にあったもので、今は場所が若干変わっているが晴香は気にしていない。
「気にして無いわけじゃないけど…。暑いじゃない。」
頬を膨らませて晴香はそう言った。八雲も今日はボタンが一つ多く開いている。
「暑さぐらい、我慢しろ!」
どうしてもその状況が嫌らしい八雲は譲らない。
「横暴はいけませんよ、斉藤先生。…暑いものは暑いでしょ?」
生徒を諭すような口調で晴香はそう言うが、八雲は聞かない。
「確かに、暑いのは認めるが…それとこれとは別問題だ」
「…いいでしょ、私の事よ。」
いくら恋人同士であっても、いくら学校の先輩でも、そこまで干渉される筋合いはない。体温調節ぐらい自分でせねば。
「…………。」
晴香がいつも以上に強い態度なのを見て、八雲は数秒考えた。
「…わかった。」
そう言うと、八雲はおもむろに机から下りた。
次の瞬間の事だった。
腕が引かれた。
手が軽くなった。
肌に圧迫感があった。
身体が浮いた。
「え?」
晴香が捕まった、と理解するのと同時に八雲は歩き出した。
八雲が向かおうとする部屋の隅にあるものを見て、思わず叫びそうになった。
手が離れる。
重力に従う。
目を閉じる。
晴香にとって全てが一瞬に思えた。
その結果晴香が声を出すより早く耳元でぎしりと金属が悲鳴をあげた。
背中に柔らかい感覚。開いた目には何故か、天井が見えた。
「早速使う事になるとはな。」
八雲がそう言いながら不適に笑った。
ギシッと鳴った場所をみて、ようやく…
自分がベッドに寝かされたと。晴香は理解した。
今まで何もなかったスペースに突如現れたそれ。連れて行かれるときに見えてはいたが、まさかという思いがあった。
「何、何。このベッド、何!?」
慌てて起き上がろうとする晴香をさせまいと腕で檻を作る八雲。
「松崎先生の所から持ってきた」
平然とそう言って薄く笑いながらながらにじり寄る。
「なんで!」
それいから逃げようとする晴香。
「年度末に部屋の大掃除をしたそうだ。」
あの先生、そろそろ転勤だろうからな…。
そんな場違いな八雲の台詞で、ほんの少しだけ考える余裕ができた。
「そもそも、何で理科室にベッドがあるのよ。」
まともな、そして最も不思議な疑問を八雲にぶつけた。
「昔は解剖してたんだよ。」
蛙とかな。
八雲のその付け足した言葉で…思わず想像をしてしまった晴香は慌ててその映像を頭の中から追い払った。
あまり気持ちのいいものではない。
「それで、倒れた生徒の介護用だ。」
八雲の声で現実に引き戻されるとなにやら涼しい。
「って!ちょっ、ちょっと!」
「ん?」
何だ?っと…物凄く軽く聞き返されたが…そんな場合ではない。
「なんで脱がせてるのっ!?」
その声を聞いて八雲は楽しそうに笑った。そうして、スーツのスカートからブラウスの裾を引っ張り出した。
水色のキャミソールと白い肌が八雲の目の前に現れる。
「百歩譲って、生徒はいい。」
八雲が言葉を区切る。そうして晴香の目を見た。眼鏡越しでもその目力は変わらない。
「僕が欲情するからやめろ。」
真剣そのものの声で、囁くように八雲はそういった。
「よ、欲情って!職場でっ!」
言葉をやめさせるために八雲は晴香の首筋に顔を埋めた。楽しそうに、口元に笑みを浮かべながら。
「まぁ、こういうコト。されてもいいならいいケド?」
わざと耳元でそう、ゆっくり低い声で…耳を犯すように囁いた。
晴香が息を呑むのを目で、耳で、肌で感じながら八雲は改めて、晴香の両手首を掴んでベッドに押し付けた。
「回答は?」
「着る。着るからストップ!」
その回答に満足そうに笑った八雲だったが、その手は止まらなかった。
「ま、まって!待ってってば!」
「ダメだ。」
「服が…皺になる!」
「上着を着るんだから、いいだろ」
「ス、スカートが!」
「すぐ脱がせる。」
八雲はそう言った後で…何かに気が付いたように身体を動かした。
腕を伸ばして窓のカーテンを引く。当然、晴香を逃がす隙は与えない。
本気だと、それで晴香は痛感した。
「だ、だめ!!」
最後の抵抗と言わんばかりに晴香は声を荒げて八雲の胸を押し返す。
いつもは服越しに触れる胸板に、今日は直接触れて驚いた。今日は八雲も、ボタン一つ多くあけているせいだった。
「そんな、声出したら人が来るぞ。」
八雲にその言葉を言われては黙るしかない。
「その気にさせた君が悪い。」
折角我慢してる僕にこういうコトをするんだから、君も鬼畜だな。
その言葉に反論しようと口を開いたところで、覆うようにして、唇が塞がれた…。


END



スーツのブラウスは何であんなに透けるんだ…。特に白。
実習時は白だと決められてるんですが…………。ねぇ?


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間違いがありましたよ(苦笑)
SINです!

また、お久しぶりです(汗)
綾さん!


学校や課題に追われ小説が見れる状況じゃなかったので遅れました
すみません


小説見てたら…八雲が焼くもになってましたよ


綾さんこれはウケを狙ったの!それとも素で間違えたの?


また、来ます!
SIN 2008/05/26(Mon)07:26:56 編集
Re:間違いがありましたよ(苦笑)
SINさん。
お久しぶりです~お忙しそうですが、お元気でしたが?
まず、誤変換のご指摘ありがとうございます!素で間違えました(汗)
やくもとそれだけ打つとちゃんと変換されるのですが、まとめて変換しようとすると誤変換がよくおきます(汗)

私の方も忙しくてなかなか更新できませんが、またのご訪問お待ちしております!
【2008/06/01 16:14】
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