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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2008年03月09日 (Sun)
そういえば…
AD(ここ)の20万HITは自爆でした。どうでもいい話ですが(笑)



拍手お返事。
8日1時
鼻血っ!?大丈夫ですか!ティッシュティッシュ!!(笑)
続きは…翌日です(笑)今回UPしました~。
私はギャップが好きらしいです。
おいしい話に行くまでにはそれなりの試練を乗り越えてもらわなければ…っと…私の中でそういうルールがあるきがします(笑)
八雲にとっては試練尽くしでしたが、こういう作品になりました。
7巻の後藤さん、送迎なんだから、2人置いて帰って…事件が終わったら迎えにくればいいのに…っと思いました。
だって、八雲免許あるし車は恵子さんがあるんだから~っと…(笑)
このあたり完全八雲×晴香思考ですね。
二日目はその二日目でしたか。失礼しました。
もう一泊は思いましたね、でも後藤さんいるんじゃぁなぁ(おい)
恵子さんあたりが…呼び止めてくれないかなぁっと…ひそかに期待しております。
後藤さんに帰ってもらって二人っきりでさ!(笑)
まぁ、誰がいようと脳内補正済みでネタではスルーですけど(ネタ・夜這いとか・笑)
とにかく、ハイテンションコメントありがとうございました!



さてさて、先に謝っときます。

甘いです、ちょっぴりアダルトはいってます…それはいいんですが(いいのか)
なんか八雲が変です!?
甘いからなのか…なんか変です違和感あり。
でも修正の仕方が分らない(苦笑)
原作で…甘いのがないからこういうことになる(笑)

前書きはいいとして…

教師バレンタイン終わりです。
…長かった…が楽しかった(笑)





「………………。」
はっきりした感覚はないが分る、もう朝である…と。いや、正確にはすでに昼なのかもしれない…。
時間の感覚がないが、明るいのだけは目を閉じていてもなんとなく分る。
晴香は目を開けた。が、見えるのは肌色の壁だけ。
それが八雲の胸板だということは、ぼんやりした頭でも分る。
薄暗い部屋の中でも…昨日、一昨日のキスマークが見えた。
「………。やくもくん」
口の中で小さく呟いてそのキスマークを撫でた。赤い痕を慈しむようにゆっくり数回。
「どうした?」
っと…いつも聞こえてくる声が聞こえてこないのを不思議に思って八雲を見上げた。
「…………」
その赤い瞳は閉じられていて長い睫毛に縁取られている。
…珍しい。
晴香はそう呟いた。いつもは八雲の方が早く起きて、晴香が起きるのを待ってるのに。
実際活動するのは晴香の方が早くても大概、八雲は起きている。
そんなわけで…。八雲の寝顔を観察するのは貴重な時間である。
八雲の顔の位置まで、晴香は上がった。大抵、一緒に寝ている時は八雲の腕枕で眠っていることが多いため。
いつもより、寝癖が強い髪。眉間に皺などないし、少し口元に笑みを浮かべてる。
「……かわいい寝顔。」
くすっと笑ってその頬に触れた。そうして、そっと頬にキスをした。
それでも…八雲は起きる気配がない。
こつんっと…額に額をぶつけて晴香は微笑んだ。
「……おはよう、八雲君」
晴香はゆっくりキスをして身体を起こした。
「…どこに行くんだ?」
そう、声が聞こえてきたかと思うとぐいっと腕を引かれた。そうしてつかまった。
「…起きてたの?」
後ろから抱きしめられている晴香は…身体をひねって首だけそちらに向けた。
「…あぁ…。」
晴香の肩に顔を埋めて八雲はそう答えた。
「……まだ、甘い匂いがする。」
八雲が小さく笑いながら肩ぺろりと舐めた。
「…何?」
「ん?」
返事のような、よく分らない声を出して…そのまま首の付け根を甘噛みした。
「……んっ…?」
「…味も甘い…。」
くすくす笑いながら八雲は晴香の胴に両腕を回して抱きしめた。
「…八雲君?」
「もう少し、堪能したいな。」
そう言うと八雲は晴香の頬にキスをした。
「……こっち向いて?」
胴の束縛を少し緩めて八雲は囁いた。
「…ん…。」
いわれたとおり晴香はもそりっと八雲の方を向いた。
「…おはよう。」
「……おはよう。」
くすっと微笑みあってキスを交わす二人。
「…もう起きるのか?」
八雲は再び晴香の胴に腕を回しながらそう問うた。
「…うん…。…そろそろ。」
晴香がそう言うと、八雲はそれを否定するようにさらに強く抱きしめた。
「…まだいい。」
「…でも…今…。」
八雲の腕の中で身をよじって時計を見ようとする晴香。
「……そろそろ12時だな。」
それを阻止して八雲は自ら時計を見た。
「……もう起きなきゃいけない時間だよ…。」
「…起きてるだろ。」
そう言うとなぜか楽しげに笑う八雲。
「…もう睡眠は充分か?」
「……。まだ少し…眠いけど…もう起きなきゃ、夜寝れないじゃない。」
明日はいつもどおり学校だし…。
晴香はそう呟いた。
「そう、だな…。洗濯も風呂の掃除もしなきゃならないしな…。」
八雲はそう言うと腕を離して起き上がった。
上半身を起こした八雲はあくびをして…あわてて胸を隠している晴香の頭を撫でた。
「……おはよう。」
八雲はそう言ってベッドから降りようとした。
「…………?」
が、ズボンを掴まれていた。当然掴んでいるのは晴香…である。
「もう少し…一緒にいよ?」
起きなきゃいけない…と言い出したのは自分だが…。本心を言えばもう少し八雲に包まれていたい。
その葛藤の結果…勝ったのは後者。
「仰せのままに…。僕のお姫様?」
晴香の言葉を聞いて一瞬、驚いた表情を浮かべた八雲だったが、すぐに笑顔になってそう囁いた。
八雲の思い切りの抱擁に、あぅっという…晴香は少し変な声を出した。
結局は…2人ともくっ付いていたいのである……。



洗濯やら、掃除やら…朝食兼昼食を終えて2人は…リビングでテレビを見ていた。
「…今からどうする?」
コーヒー片手にソファーに座った八雲はそう問うた。
「え?…どうするって…。」
「…どこか出かけたいのなら付き合うけど。」
「……こんな服じゃ、どこにもいけません…。」
晴香はそういって少しふてくされたようにむき出しの膝を抱え、ソファーの上に乗っていた
「似合ってるけど?」
隣の晴香を見てにやりと笑う八雲。
チュニックのブラウスにショートパンツこれでロングコートとブーツで出かけるのだから何も変なことはない…のだが……。
「キスマーク付けすぎなの!」
笑っている八雲に向かって晴香は叫ぶようにそう言った。
「想定してこなかった君が悪い。」
八雲はまた楽しそうに笑って額に唇を押し当てた。
そう…キスマークだらけなのである、二晩で。
とりあえず、ブラウスから覗く鎖骨と首にはばっちりついているし…ショートパンツから覗く太腿にもキスマークは点在している。
「…太腿にまで…付けなくても…」
ぶつぶつそう文句を言いながらソファーの脇にあったクッションを掴んで抱えた。
「君だって付けたくせに…。」
喉で笑いながら八雲は窓際の仕事机のほうへ歩いていった。シャツから覗く喉と、鎖骨のあたりにキスマークが残っている。
「……八雲君ばっかりだとずるい、でしょ。」
ほんのり頬を赤く染めながら晴香がそう言った。
「それに、バレンタインだし…。」
「…サービスしてくれたとか?」
八雲は少しおどけてそう言った。
そうして、机の上から教科書とノートを持って戻ってきた。
「何するの?」
クッションを抱えたまま、身を乗り出して晴香は聞いた。
「テスト作らないといけないんだ…。」
ソファーではなく、床に直接座った八雲はそういって机の上にあった筆箱から、シャーペンを取り出した。
「え?もうそんな時期!?」
「…松崎先生との調整があるからな…早めに作りたいんだ。」
「……………。」
「君はテレビ見て、ゆっくりしててくれ。」
八雲はそう言うとノートと教科書を開いて…本当にテスト作りを始めてしまった…。


2分後に…後ろからなんともいえない音が聞こえてきた。

4分後に…後ろから唸りが聞こえてきた………。

「う~~~っ………。」

っと声がはっきり聞こえて…八雲の背中に体重がかかったのが…丁度初めて5分後だった。

「仕事にやきもち焼く、僕の気持ち少しは分ったか?」

予想通りの反応に八雲は含み笑いをしながらそう言った。おぶさってきてるのは当然晴香である。
「…分った……から、仕事やめてよ。」
少し涙声になっているのが…あまりにも可愛らしすぎて…八雲は振り向きざまに熱烈にキスをした。
そうしてそのまま晴香をソファーからおろして胡坐をかいている足の上に座らせた。
「……八雲君。」
「分ってくれたなら、いい。」
くすっと笑って再び抱擁する八雲。
「…僕だって、君との貴重な時間を仕事なんかに費やしたくない。」
「……確信犯よね…八雲君って。」
恨めしそうに八雲を見上げる晴香。
「確信してるからな…君が僕を大好きだって事。」
にやりと笑う八雲に、晴香はまた頬を染めた。
「まぁ、それ以上に僕は君が好きだけどね…。」
「私の方が八雲君の事好きよ?」
「…そうか?」
くすっと楽しそうに笑いながら…八雲は机の上の教科書を閉じた。
「そうよ。」
それにつられて嬉しそうに微笑む晴香。
「……。じゃぁ、そういうことにしておこうか。」
八雲はそういって晴香の髪に顔を埋めた。
「…まぁ…。」
「?」
「…世界中の、誰より…君を愛してるのは…僕だけどね。」


今時、ドラマでも言わなさそうな…背中がむずがゆくなるような言葉をさらりと言う八雲。



「………うん。」


それに…嬉しそうな表情で「うん」っと答える…

この2人は

間違いなく…バカップルである………。




「…はっきり、見えるもんだな…」
八雲はそういって晴香の太腿に触れた。
「な、なに?」
「…キスマークだよ。…」
太腿の前の部分につけたそれを…八雲は指でなぞった。
「吸引性皮下出血…って言うのが正式名称らしいけどね」
何でそんな話をするのか晴香は分らず…不思議そうな顔で八雲を見上げた
「……痛かったか?」
その顔を見て…苦笑に似た笑みを浮かべて八雲はそう問うた。
そうして、晴香を横向きに足の上に座らせた。
「え?」
「…沢山付けて…って文句を言っただろ?…」
「文句じゃないけど…。恥ずかしいじゃない…見えるの。」
「…僕は嬉しいけどね…。君がちゃんと、僕を愛してくれた証拠だから。」
八雲がそう言うと晴香は赤面した。八雲の肌にもキスマークがありそれが目の前にあるから。
「…で、痛かったか?」
同じ質問を再び問いかける八雲。
「……ここの…は。あんまり覚えてない。…けど」
そう言うと、八雲が触れている太腿のキスマークに触れた。
「けど?」
「痛かった事はないよ?…八雲君、いつも優しいもん…。」
頬に差した朱がますます濃くなって晴香はそう言った。
「…なら、よかった…。」
安心したように…八雲は笑って、その赤い頬にキスをした。
そうして…ゆっくり晴香を抱き上げた。
「!?」
驚いて身をよじろうとした晴香だったが、それより先にソファーに下ろされた。
「八雲…君?」
八雲の行動が理解できない晴香はおそるおそる…名前を読んだ。八雲はそれに答えなかった。
その代わり行動をしていた。
昨晩つけたキスマークに…重ねるように口付けた。座っている晴香の太腿にあるそれに。
「八雲君っ!?」
思わず大きな声を出してしまった晴香に対し…八雲は黙々とそこにキスをしていた。軽く何度も。
「……。好きだ。」
そうして接吻の後で顔を上げて八雲は宣言するようにそう言った。
その目は優しい色をしていた。左右違う色だが…慈しむような、尊ぶような…そんな目。
「私…も。好き、だよ。」
晴香のその言葉を聞いて…八雲は優しく笑った。
「急に、悪かったな。」
そうして急に照れ隠しのように苦笑しながら…八雲は晴香の横に座った。少し頬が赤い。
「………八雲君は?」
「ん?」
「…痛くなかった?」
恥ずかしさがあるのだろう、少しもじもじしながら…それでも心配そうに八雲を見上げて晴香は問うた。
八雲が不思議そうな顔で見てきたので晴香はあわてて次の言葉を発した。
「……わ、私…その……やり方とか、あんまりわかんなかったし…。その…」
発したのはいいが…彼女自身もどうまとめたらいいのか分らない…らしかった。
「…記憶の中では…噛み付いちゃった…かなって……思ったん、だけど…」
その場面を思い出したのかますます赤くなる晴香。
何度肌を重ねても、彼女のこういう反応は変らない。それを八雲は嬉しく思う。
「…大丈夫だ。言っただろ、君が僕を愛してくれた証拠だから。」
「う……ん。」
嬉し恥ずかし…っといったところだろう。八雲の顔を見れないままこくりとうなずいた晴香。
「――――。」
そんな晴香の耳に囁いた一言は…。
晴香を茹蛸みたいにするのに充分な言葉だった。
紛れもない、八雲の本心だと…分っていたから。






「電気消すぞ。」
「うん。」
八雲は返事を聞いてから部屋の電気を消した。暗くとも、ベッドまではたどり着ける。
「八雲君早く。」
ベッドに先にいる晴香がそう声をかけた。
「あぁ…」
微かに笑いながら八雲は晴香の隣に滑り込んだ。布団が暖かい。
そうして、少し笑っている晴香をふわりと抱きしめた。
「ふふっ…」
幸せそうに笑う晴香。その声を聞いて八雲は晴香の額にキスをした。
「そういえば…。」
「うん?」
「…ホワイトデーのお返し…何がいい?」
右手で腕枕をして…左手で晴香の髪を愛おしげに梳きながら八雲は問うた。
「うん…?」
その髪を梳く八雲の指に自らの指を絡めた。
「………希望があるなら…聞くぞ。」
「…考えとく。」
そういって晴香は絡めた八雲の指に唇を寄せ、そうしてその手を両手で包んだ。
「…………。」
「でも…一ヶ月後だったら…私も充電必要かも…。」
くすくす笑う晴香の耳に八雲は唇を寄せた。
「…君がしてほしいなら…いつだって。」
そういって頬にキスをする八雲。
「…うん。…結局、私も…八雲君と一緒に居たい。」
「…あぁ。」
その声に八雲は嬉しそうに笑った。
「八雲君」
「うん?」
「……。大好きだよ。」
「……知ってる。」
その返答に…またくすくす笑う晴香。その仕草が…声が…すべてが愛おしくて…。
八雲は晴香に口付けた。激しいキスではない、優しい触れるだけのキス。

そんな会話をしながら子猫同士がじゃれあっているように指に髪に頬に触れて…

2人はいつの間にか眠りに落ちていた……。


END




おまけ。翌日。



「………どうしよう。」
「どうした?」
「今日…学校で他人の振りできないかも……。」
「?」
「『八雲君』が『斉藤先生』に見れない……」
「……幸せな悩みだな。」(苦笑)
「だってすっごい幸せだったもん…昨日。」(赤)
「…ずる休みする?」
「それはダメっ!」
「はいはい」(苦笑)
「…休まないから…」
「うん?」
「キスして?」
「………。おねだり上手だな、君は」(笑いながらキス)


「…八雲君?どうしたの?そんなに見て」
「………その格好で…学校に行くのか?」
「え?いつものスーツだよ?」
「………まぁ、いいけど」
「え?え?何なに!?」
「なんでもない」
「嘘、言って。何なの?」
「………脹脛にキスマークがある。」
「え…嘘でしょ!?」
「ほんとだ、つけた本人が言うんだからな」
「あ……」
「誰も気づかない、心配するな。」
「気づかなくてもダメっ!」


「あれ?小沢先生…今日はズボンですか。珍しいですね。」
「寒い…ので。(苦笑)」






以下、没になったシーン。


お風呂掃除
「…すごい、匂い。」
「だな…。昨日のうちに抜いておけばよかった…。」
お湯を抜いていくと溶け残りのチョコが最後に残る。
「……………。」
「昨日の事思い出すか?」(にやり)
「っ!忘れる方がどうかしてるわよ。」
「……顔が赤いぞ?」
「や、八雲君のせいでしょ!」
「君も、乗り気だったくせに。」(にやり)
「もう!ご飯作ってくる!お風呂掃除お願いね!」
晴香、逃
「本当に…反応が可愛いな、あいつは」(にやり)


黒様だったら…逐一昨日のこと思い出させては笑ってそうです。



…チョコ風呂後…から翌朝までの…裏で書く予定です。
需要…ある……よね?パロだけどいいよね?

忘れられる前に書き上げる予定ですが…。
移り気なものですからたまに喝入れてやってください(汗)


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無題
ホワイトデーのお返しはモチロン八雲で
2008/03/09(Sun)21:51:55 編集
Re:無題
昶さん。

こんばんは!コメントありがとうございます!
ホワイトデーのお返しはおっしゃるとおり八雲で行きました。
書く予定はなかったのですが…寝たが溜まったので書いてみました。
晴香は少し控えめに言ってますが、つまりはそう言うことです(笑)
どれだけお互いが大好きなんだ!っと突っ込みたくなるほどです。

お返事、遅くなってしまってすみませんでした(汗)
【2008/03/16 19:58】
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