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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2007年11月09日 (Fri)
舞台八雲の配役も、漫画の発売も決まりましたね…。

7巻じゃ…大学卒業してるんだろうか………>八雲


拍手お返事

6日1時
遅くなりましたがお届けです!
しかもきゅんきゅんしましたか!そう言っていただけてニヤニヤしっぱなしです(怪)
学園物(このシリーズ)は、ネタは溜まってます。が、小説に仕上げるまでに時間がなかなかありません(苦笑)
気長に、待っていてくだされば嬉しいです♪
先生(八雲)×晴香(生徒)はいつかチョロっと書いた気がしますが、流石に生徒に手を出すといろいろ問題が起こりそうなので(←何する気だ…)
学園物は「勝手に~」シリーズが多めになると思います。
そして祭りとオリジ(!)へのコメントありがとうございます!!
オリジを褒められる事はあまりないので素直に嬉しいです。(親ばか)
今からどんどん濃いキャラが出てきますが、お付き合いくださいませ~(笑)


悦子さん
今晩は~。
新婚はひたすら甘く!友人関係は嫉妬&戸惑いで!を目標に書きました!(笑)
書きたいものを書きたいように書いてるので、気に入っていただけたようならこれ幸いです。
晴香はちょっと抜けてる(失礼)なのでああいうこともやらかすと思います(笑)
そうして、八雲にからかわれては、やって来た後藤さんに「痴話げんかか?」っとか言われてると良い
っと…勝手に想像しております(笑)
丁寧なコメントありがとうございました!


とらじまさん
にゃぁ~~っ!!(驚)ま、まさかこんな僻地でコメントをいただけるとはっ!
コメントを読んで小躍りしております、古谷です。(笑)
教師編お好きですか!しかもあっちも…っ!(←嬉しくて言葉が出ない)
ありがとうございます!
教師編、まだまだネタはありますので(時間はないですが・汗)忘れた頃に更新できると思います(苦笑)
そしてそして、また嬉しい事を仰るっ…!
実は、イメージはとらじまさんちの新婚さんだったりします(笑)
むしろ、気に入っていただけたのであれば喜んでお嫁に出しますよ!!(押しかけ女房)



さて、長文メールネタ。

ちょっとシリアス、ちょっと甘く、やっぱりちょっとサド。(爆)



6巻後、恋人設定。



バイト先で知り合った友達がいなくなった…
晴香からそんな、相談を受けたのは3日前。

それがいま、大事件に発展している。
つまり、警察まで動いている殺人事件。
その友人は幸いまだ、死体としては見つかってない。
しかし、相当ショックなのか…。最近晴香は落ち込みがちであった。
しかも嫌な事に八雲の脳裏には父親の影がちらついている。
「君は家で大人しくしてろ、そうすれば絶対に安全だ。いいな?」
八雲はそう、念を押していた。
あれは実体がない、壁をすり抜けられるとしても実際に手を出す事はない…そう、考えていたからだ。
一心を失ったあとの初めて父親からの接触。八雲は、煩すぎるぐらいに過保護になっていた。
それが…この大学から家までの送り迎えの現れである。
「特別な用事以外は居留守を使え、間違ってもすぐにドアを開けたりするなよ。」
「うん……。」
返事をする晴香の声は元気がない。
「…じゃぁ、また明日。」
八雲はそう言って…晴香の部屋のドアを閉めた……。



そのあと、八雲は刑事コンビと共に事件現場を数箇所回っていた。

「八雲。俺達は警察に戻るがどうする?」
「……行方不明者のリストは警察にあるんでしたよね?」
「おう」
「…まぁ、いいでしょう帰ります。」
八雲はそういうと、後部座席に乗り込んで置いていった深緑のコートに手を延ばした。
携帯を忘れていたのはすぐに気付いたのだが…取りに帰れる状態ではなかった。
携帯電話をひっぱり出しすと、八雲は少しくやしそうに顔を歪めた。
後藤が不思議に思っていると八雲はすぐに携帯の文字盤を叩きはじめた。

「すまない。何か用か?」

メールを送信しました…の文字を見て…八雲は携帯を握ったまま顔を上げた。
「何してるんですか、行くんでしょう?」
運転席と助手席から顔を出していた刑事二人にそう言う八雲。
「誰からだ?」
「…プライバシーです。」
八雲はそう言うとそれ以上何も言わなかった。

静かな車内は八雲の不安を煽るのに充分だった。
早く着信音が鳴ってくれ…なってこの静寂を終わらせてくれ…っと八雲は思った。

黙り込む携帯に耐え切れず、八雲が電話をしようとした時、やっと携帯がなった。

「ん。ごめん、少し寝てた」

とりあえず、返事があったっことに一安心した八雲。

「無事ならいいんだ…何かあったのか?…着信が入ってたが…。」

「ううん…もう、大丈夫」

「もうって……何かあったのか?」

「ちょっと怖くなって…八雲君の声が聞きたくなっただけ…。」

そのメールの文面をみて…八雲は内心大いに照れた。
前に2人がいるため…表面上は微かに動揺しただけ、だったが。

「言っただろ、君は僕が守る。誰であろうと…君には手出しさせない。」

「わかってる。でも、怖いのはそれだけじゃない…もっと、怖い要素はあるの。」

「どういうことだ?…君のみが危険以外の心配ごとか?…また誰か、居なくなったのか?」




「…八雲君が…怪我しないかって…どっかいっちゃうんじゃ、ないかって…考えたら…怖い」

受信まで大分時間がかかった分、その言葉の意味が重たくなった気がした
八雲がその文面に目を奪われている間に…再びメールの受信

「おかしいよね一人が、こんなに怖いなんて。一人暮らしなのに…。…八雲君の傍にいれないことが…今ここに八雲君がいてくれないことが…凄く怖い。電話2でないだけなのに…もう、二度と八雲君と合えないかもって思った」

胸がぎゅっと締め付けられるように、軋んだ。
ただでさえ、不安な状態なのにいらない心配をかけてしまった、携帯を忘れたばっかりに。


心配される嬉しさより申し訳なさが八雲の心に湧き出た。
誤変換があるのも…晴香の状態が普通じゃないと知るのには充分すぎる材料だった。


「…悪かった。…泣いてるなら泣き止め……コートの中に忘れてたんだ…携帯。」


「泣いてない!」


「嘘、いうな。僕が居ないときぐらい…意地張るなよ」



「泣いたって…八雲君には迷惑かけてないわよ。」


「認識が甘いな…君に泣かれると…僕が困る」

八雲はそう打って…すぐに次の文を打った。

「……。どうしたらいいか…分からなくなるんだ……どうしたらいい?…」

八雲はそう打った後、いきなり立ち上がった。

そうして…こんな宣言をした。

「下ります。」

そう言うや否や後部座席のドアを開ける。石井が慌ててブレーキをかけた。

ごんっと…音がしたが自分の体からでたものではないから無視だ。
「石井っ!」
「す、すみませんっ!!」
っと…そんな会話を聞きながら車から外へでた。
「おい!?八雲」
「今日はこれまでです。」
後藤が何か叫んで居たが八雲は無視して歩き出した。



「……八雲君は大丈夫だよ…ね?」

そう、メールが来た。

「あぁ。」

短くそう返し、歩き続ける八雲。

「君のところにいけるぐらいには元気だ。」


晴香がそう、メールを読み終えた…のとほぼ同時に…呼び鈴が鳴った。

その音に驚いたビクリと震えてしまったのはしかたないだろう。

期待と不安で高鳴る心臓を押さえながら晴香は玄関へ向かった。

ドアスコープから見えたのは見慣れた深緑のコートと、それから覗く白いシャツ

「八雲君…」

自分の口から漏れた言葉なのに…なぜだか切なくなるぐらいに甘い響を持っていた。

もうそうなったら考えなど追いつかない。

「八雲君!」

ドアを開けて、顔を見た後…遠慮なくその胸の中に飛び込んだ。

だが、それはすぐに引き離され、逆に玄関の壁に背中を押し付けられた。

「や…雲…君?」

がちゃんっと…玄関のドアが閉まった。

「お仕置き。」

八雲はそう言うとそのまま、唇を重ねた。普段してこないような激しい口付け。

吐息さえ吸い尽くされてしまうような深い長いディープキスだった。


八雲が唇を離したときには、晴香は壁と、八雲に支えられているような状態だった。

「無用心だぞ。簡単にチェーンロックを外すなよ…。」

八雲はそういいながら晴香を抱き上げて家の中に入った。

「僕じゃなかったら、こんなものじゃすまないぞ。」

そう言うと…少し心配そうに晴香の顔を覗きこんだ。

「大丈夫か?」

「…酸欠。かも…頭がくらくらする…。」

「………。」

晴香のその言葉を受けて八雲は静かにソファーに晴香を下ろした。

「…ありがと。」

そう言って八雲に笑いかける晴香に対して八雲は表情が硬い。

「やっぱり泣いたんじゃないか、目が赤いぞ。」

「…だって…。…でない八雲君が悪いのよ。」

「…それは悪かったと思ってる…だから、こうして来たんだよ。」

「僕は、ちゃんとここにいる。…どうしたらいい?」

「…ずっといてよ…。」

「………。」

「何も、問題はない…でしょ?」

恋人同士だし…もう成人なんだし…。

晴香のそんな言葉に…八雲は赤面しつつも頷いた。

「君が…そうしたいのなら…いてやる。ずっと。」

八雲がそういと嬉しそうに晴香は笑った。

「なら、大丈夫…。」

一緒なら、どこだって平気だよ…

そう言う晴香にまた八雲は赤面した。

「さっきのお仕置きって…なんだったの?」

思いだした様に晴香がそう問うた。

「………。あれだけ、無用心にドアを開けるなっていう僕の言いつけを破った罰。で、酸欠になってもらった。」

「…あ…そうなんだ…。」

「何だと思ってたんだ…一体。」

「お仕置きって…普通嫌がる事…」

そこまで言ってはっと晴香は口を塞いだ。

「……して欲しいわけか?」

「ちっ違う!…一般論よ。」
「…まぁいいけどね。とりあえず、ああする事は嫌じゃなかったってことだ。」

にやりと笑った八雲の笑顔を見たあと…晴香が弁解を口にするより早く。

また、酸欠に襲われた……。


END
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にゃるさんへ
ご挨拶させていただくのは初めてですね。
はじめまして♪
清き一票をありがとうございます!(笑)。
こんなスウィートなお仕置きならいくらでも歓迎ですよね(笑)。
悦子 2007/11/11(Sun)18:20:31 編集
無題
はじめまして!!
コメントは初めてですが、小説はずっと見させてもらっていました!!もう最高です~♪泣;萌え死にしますよお。。。
あかね♪ 2007/11/11(Sun)11:14:32 編集
Re:無題
あかね♪さん。
はじめまして、コメントありがとうございます!
しかも、ずっと見てくださっていたとの事で…。
いろいろ個性的な話が多い中、ありがとうございます!
その涙がうれし泣きなら本望です!が、死んじゃだめですよ~~っ!
これからも、末永くお付き合いくださいませ。
【2007/11/12 22:38】
らぶなお仕置き!
今回のお仕置きはラブシーンだと仰る悦子さんに一票!(←人様のコメントにコメントすんな)

こんばんにゃわん!(←もはや意味不明)
ちょっと綾さん、S度足りないんじゃないっ?!(笑)あ、ちゃんとちょっとって書いてあった!(爆)
事件なんか気にしないで二人でいちゃいちゃしてればいいさ♪(←いや、ダメだから)

大学出たら、どうするんでしょうねえ、八雲は。原作でも語られてないですけど…会社員は絶対向いてないと思う!
にゃる 2007/11/10(Sat)21:29:52 編集
Re:らぶなお仕置き!
にゃるさんこんばんにょ~!
そうですよ~ちゃんと「ちょっと」って書いてますよ~(笑)
おもわずくすっと笑ってしましました。
流石にゃるさん、目の付け所が違う!(笑)
会社員は無理に激しく同意です!
ふむ…八雲の卒業後の進路…。
・お寺を継ぐ
・探偵事務所を開く。
・戸隠そばおざわに永久就職する。
・専業主夫

八雲が大学で何を専攻してるかで変わって来ると思います…。(笑)
【2007/11/12 22:38】
八雲のパターン
八雲はメールしそうにないからこのお話はとっても新鮮でした♪
八雲って晴香ちゃんには甘さ(優しいではなく、ツンデレの甘さ)のあるSですよね。
そして後藤さんにはひたすら鬼のようにSですよね。
そのお仕置きはラヴシーンっていうんだよ!八雲!!
悦子 2007/11/10(Sat)20:33:12 編集
Re:八雲のパターン

新鮮なサド八雲論(?)の展開ありがとうございます。
晴香に対してはアメとムチですかね。基本意地悪ですが、万が一にでも嫌われると困るのでたまには甘やかす。(笑)
後藤さんには容赦ない…に笑ってしまいました(笑)
確かに容赦ないですね、まぁ今に始まった事じゃない気がしますが(爆)

嫌がってないから結局お仕置きにはなってないんですが(爆)
そこを突っ込んだらそれこそ八雲に容赦なく……(笑)

【2007/11/10 21:29】
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