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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年07月02日 (Sun)
前々から思ってたんですが…
私、本気で本(八雲)を読んでませんでした……。

いや…。
八晴シーンばっかり読んで他は読んでませんでした
と言うべきか……(苦笑)

いえね…。
晴香の父親の名前を今日始めて知ったもんですから(爆)

一回全部…くまなく読み直そう(苦笑)



拍手お返事

連城さん

あっちもありですよね!書いてて違和感なしでした。(笑)
というか、八雲を動揺させるのが楽しかったので、またやりたいです(爆)
かと思えば、それ以降の晴香は乙女♪ですが(笑)
楽しんでいただけたようでよかったです。

さてお題…物色中です(苦笑)

探すのって…苦手です。





久々の酒ネタ

少し大人向け(苦笑)
ちょと暗め?




「……………。」
「ねぇ。八雲君?」
「………。」
「そろそろ止めないと、明日に響くよ?」
テーブルにうつ伏せになっている八雲の肩を揺する晴香
「―――い」
「ねぇ。聞いてる?」
「煩い」
八雲らしくない言葉にまた晴香は黙ってしまう。
そして八雲は、またグラスを煽る。
再び沈黙が続く

「……酔えないんだ」
それを破ったのは八雲のそんな台詞。
「え?」
「…どんなに飲んでも…自我を失わない…失えないんだ。」
「八雲…君?」
「……嫌でも…考えてしまう。」
「何を?」
「……………。」
晴香の問いに答えず…再びお酒を煽る。
「…君が羨ましい…」
独り言のように呟く八雲
「君みたいに酔えたらどれだけ楽か…」
「……じゃぁ、酔わせてあげる。」
「?」
顔を上げた八雲は肩を押され背中に床に押し付けられる。
そして彼女の口から流れ込むアルコール。
「……私で酔わせてあげる。」
見下ろす晴香の頬はほんのりピンクに染まっている。
「……………。」
対する八雲は押し倒されたにもかかわらず無表情に晴香を見上げている。
「…八雲君…。」
再び口付けをしようと思うと、肩を突っぱねられそのままぐるんと視界が回った
「いたっ……」
目を開けると先ほどとまったく変わらない無表情の八雲が晴香を見下ろしている。
「…八雲君…。」


「君は何故…僕が好きなんだ?」
「え?」
「僕が君を好きでいいのか?」
「八雲…君?」
「君は何故…僕の傍に居てくれる?」―――「僕は君の傍に居ていいのか?」
「君は何故…僕を嫌わない?」―――「僕は君に好かれていていいのか?」
「君は何故…僕を否定しない?」―――「僕は君に認められていいのか?」
壊れたラジオのように次々に紡ぎ出される言葉に耳を覆いたくなる。
「君は何故…」
「八雲君っ!!」
首に腕を巻き付け、ぐいっと引き寄せる。
「…………。」
近くにある八雲の顔。本人は酔わないと言っていたが…頬が朱に帯びている。
「それが…嫌でも考えてた事?」
「……そうだ。」
晴香は次の言葉を捜すように視線を泳がせる。
「こんなことばかり考えてしまう…。君と一緒に居るときに限ってだ」
首に巻きついた腕はそのまま、身体を離して八雲が呟いた。
「君のことだけ…考えて居たいのに」
「…?」
「…いや…君のことしか考えたくないのに…。」
「え?」
「酔えば…君の事だけ、思っていられるのに………。」
「……八雲君」
「それができない。こうしてる今だって…余計なことばかり考えてしまう……」
悲しそうな…瞳をしている八雲。
「…私だって、そうだよ?」
「深刻さが違う。」
「うん…それはそうだと思うけど…八雲君は…我慢しすぎなんだと思うの」
「……?」
「いろんな意味で…もう少し我がままでもいいんだよ?」
「…我がまま…か」
「そう。」
というと、先ほどと同じ様に八雲の首を抱き寄せる。
「…子供に戻って…いいんだよ?もっと甘えて?」
穏やかにそう言う晴香
「…そうか。」
「うん。私は…あなたの事を嫌いになったりしないから。」
「……我慢しすぎ…か」
ポツッと呟く八雲。苦笑のように笑った。
身体を離そうとするができない、ニコニコとした晴香の腕が首に巻きついている。
「そろそろ離せ、僕の理性が飛ぶ」
「いいよ。飛んだって。」
「……君は酔ってるな?」
「ううん。よってないよ?」というが、その反応は明らかに酔った時によこすもの。
「…もう寝るぞ。」
すぐに酔える君と、酔えない僕。
何で中間が居ないんだろうと…苦笑する八雲。
「ほら~…言ったでしょ?我慢しない。」
「…僕は酔っ払いを抱く趣味はない。」
「酔ってないってばぁ…」
「…どこが…だ。」
「酔ってないもん。」
「…はいはい。」
「むぅっ…」
不機嫌そうな晴香の顔。
「寝るぞ。」
と…強引に晴香を抱き上げる。首の腕は付いたまま。
「あはっ…お姫様抱っこ~」
口移しのアルコールだけでこれだけ酔うのだから…やはり彼女は酒に弱い。

「…我慢しなくていいんだったな?」

僕は酒ではなく…

「うん。いいよ?」

君に弱い方がいいのかもしれない。

「どうなっても知らないぞ」

何も考えられないほどに…

深く長いキス。

君に酔いたい…




END


妙な物になってしまった(苦笑)


最初のシーンの前に何があったかは追求はなしの方向で(苦笑)

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